フリードリヒ・ハイエクの哲学を学ぶためにおすすめの本
ハイエクの思想を学ぶといってもいろいろな段階があるので、入門編の人気おすすめ著作を紹介することにした。
ハイエクの思想を楽しみながら知りたいという人は入門編、ハイエクの思想を深く知りたいという人は著作から読むべしだ。自分のレベルに合わせて読んでみることをお勧めする。
また、ダーウィンの入門書は「ダーウィンのおすすめ入門書・解説書」、J・S・ミルの入門書は「J・S・ミルのおすすめ入門書・解説書」、アダム・スミスの入門書は「アダム・スミスのおすすめ入門書・解説書」、マックス・ウェーバーの入門書は「ウェーバーのおすすめ入門書・解説書」、ケインズの入門書は「ケインズのおすすめ入門書・解説書」、世界のおすすめ哲学書は「本格的な人向けおすすめ世界の哲学書」で紹介している。ぜひこちらもご覧ください。
入門編
太子堂 正称『ハイエク入門』(New!)
ハイエクの思想体系に関する入門書。ハイエクの難しさは彼の領域横断的な教養にあるのだが、その観点から、ハイエクの経済学だけでなく、法哲学、政治学、科学哲学、社会思想、心理学などにも章を割いて解説しているところが本書の特徴である。
極めて横断的なハイエクの思想を横断的に読み直す画期的入門書であり、読むならまずはこれといった感じである。
渡部 昇一『自由をいかに守るか ハイエクを読み直す』
ハイエクの主著『隷従への道』全一五章を丹念に読み説いた解説書。ハイエクの自由に対する考え方がわかる。
ハイエクの自由論について知り、現代日本の経済的状況をハイエク的な視点から考えてみるのはいかがだろうか。
池田信夫『ハイエク 知識社会の自由主義』
ハイエクの思想を生涯を辿りりながらわかりやすく解説し、同時にハイエクの思想の今日的意義も明らかにした本。概説書としてざっくりハイエクの思想やその時代的背景などが掴める。
著者は『日本人のためのピケティ入門―60分でわかる『21世紀の資本』のポイント』などの入門も執筆している池田信夫氏。
他に文学や映画作品にも挑戦してみよう
本記事ではハイエクの入門書・解説書を紹介しましたが、他に文学作品や映画作品などを嗜むと、より一層哲学を楽しめると思います。
文学や映画作品に関しては、芥川龍之介は「芥川龍之介のおすすめ作品」、ル=グウィンは「ル=グウィンのおすすめ作品」、ノーランは「クリストファー・ノーランのおすすめ傑作映画」、新海誠は「新海誠のおすすめ人気映画作品」などで紹介しています。ぜひご覧ください。



