君、ためしに頑張ろう! たくましく生きてみよう!
『んば!』
知っているかと思われるが、2ヶ月前に仕事を辞めた。現在無職である。いきなり、なぜ辞めたのか。
2年間教師をしていたわけであるが、ある時ふと気づいた。お金が溜まっていくなあ〜〜と。世間ではお金がないないというのをよく聞くが、何故か溜まってしまった。もちろんあまり使わなかったからなのであるが、なぜ使わなかったのか。
なんでもストレスは溜まるものである。そのストレスを人は発散するために旅行に行ったり、がっつり飲み食いをしたりする。それによって内に溜まったストレスを解消するわけである。
しかし普通に考えておかしい。溜まったストレスというのは、バケツに入れた水と同じで、それをすくい出さないと減らないわけであるが、旅行や飲食はその水をすくい出すための道具になりうるだろうか。そりゃ楽しいだろうが、バケツに入った水とは別に幸福度が増すだけである。プラマイゼロにして相殺!というのが、そういう人たちの感覚なのだろう。しかし、私はそのような感覚を持ち合わせてなかった。
寝る・・・。それしかなかった。休日は寝る。ぶらぶら散歩する。ちょっと喫茶店に行く。それだけである。つまり体力回復なわけだ。要するに問題はストレスではなかったわけである。私の場合、体力である。
日に日にHPが減っていくのを感じていた。2年目には50%ぐらいしかない気がしていた。うーむ、このままでは・・・。ということで、ええ、辞めてしまいました。
しかし、何にも考えていなかったわけではない。お金が残っている。今現在お金を使ってお金を増やす方法がある。いわゆる投資(ほとんど投機だが・・・)というやつである。ということで株をやることになったわけである。
2ヶ月経って、うーむ、増えてないどころか減っている・・・。こういった取引をやっている人の9割は負けているらしい。また、世間では専業、というか職を捨てて、株なんぞやるやつはアホなんじゃないかという雰囲気もある。自分もそう思う。いや、これ、結構勝てないのである。
勝てる勝てないは置いといて、色々ネットを調べていく中で、あることに気づいた。あれ、自分欲がなさすぎではないか? 結構株をやる人はお金持ちになりたくてやっているらしい。自分は仮に資金が1000万ぐらいになったら即座に辞めたい!という気分である。なんか勝ち方わかったし、もういいでしょ、みたいな。
そういえば働いていた時、修行僧にもなるつもりか!と言われたことがある。しかし、決して禁欲しているわけではなくて、欲がないのである。そんなに人は何かやりたいことがあるのか。
何よりも勝る欲がぐっすり寝たいなあということなのである。株をやっていると明日の相場が気になってぐっすり寝れない。なんという盲点。やる前に教えてくれればよかったのに。
うーむ、人はお金がないと生きていけないんだろうか?
前回>世界は謎に満ちている ③ 次回>世界は謎に満ちている 5