プーチンのウクライナ侵攻の背景を知るためにおすすめの本
ウラジミール・プーチンは2024年時点でロシアの大統領です。もともと注目度の高い大統領でしたが、ロシア・ウクライナ戦争により、その思想的背景にまで目が向くようになりました。
今回はプーチンの思想を解説した本や、プーチンに焦点を当てて、ロシア・ウクライナ戦争の背景は何だったのか、裏では何が起こっていたのかを解説した本を紹介します。
また、カントの入門書は「カントのおすすめ入門書・解説書」、マックス・ウェーバーの入門書は「ウェーバーのおすすめ入門書・解説書」、アーレントの入門書は「アーレントのおすすめ入門書・解説書」、ロールズの入門書は「ロールズとその批判者たちのおすすめ入門書・解説書」、世界のおすすめ哲学書は「本格的な人向けおすすめ世界の哲学書」で紹介している。ぜひこちらもご覧ください。
入門編
独裁者プーチン (文春新書)(2012年)
プーチンの人物像に焦点を当てて迫った著作。それゆえ彼の肉声やエピソードが豊富に紹介されている。2012年の著作だが、プーチンがどのような人物なのかを知りたい方はおすすめである。逆にウクライナ侵攻が始まる前の著作なので、意外な一面も見ることができるかもしれない。
プーチン戦争の論理 (インターナショナル新書)
なぜプーチンはウクライナ侵攻をおこなったのか。そこに至るまでの論理とは一体何だっのか。「文明の衝突」によるこの戦争の背景を、旧ソ連・ロシア研究の専門家が整理して解説してくれる。ロシアの歴史、ロシアとウクライナの関係、プーチンの人物像、戦争における欧米の責任など様々な切り口で「戦争の論理」に迫っていく。
池上彰『独裁者プーチンはなぜ暴挙に走ったか 徹底解説:ウクライナ戦争の深層』
本書は著名なジャーナリスト池上彰が「週刊文春」に連載してきたコラムを再編・加筆修正して本にしたもの。ウクライナ侵攻が起こる前から書かれたものなので、ウクライナ侵攻が始まる前にプーチンやロシアがどのような状況だったのかがわかる。ただし、第三章では独裁者としての習近平が、ウクライナ戦争とは関係なしに取り上げられているので、そこは注意が必要である。