新興ショットガン買いとは何か|手法を解説|びびりおん

新興ショットガン買いとは何か|手法を解説|びびりおん

概要

 新興の指数が上がっているときに新興銘柄を幅広く買っていく方法。日経ジャスダック(JSQ)平均株価は現在は廃止されたため、今となっては使用できない手法である。

 びびりおんが得意としていた手法で彼がその手法でよく勝っていたため、彼に「新興の魔術師」というあだ名がついた。

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手法

 日経ジャスダック(JSQ)平均株価(2022年4月1日JASDAQ市場廃止に伴い日経ジャスダック平均株価も廃止されている)やジャスダック指数が上がっていく時にinするかどうかを考え、5日移動平均線をブレイクするなどチャート的に良い形が出始めたら新興銘柄を買い始める。その時の買い方がショットガン買いである。一つの銘柄に絞るのではなく、幅広く複数銘柄に分散させて買いを入れていく手法である。どの銘柄に買いを入れるかは値上がり率ランキング上位や出来高上位の銘柄から選んでいく。

 買う銘柄数は10〜が多い。本人は「5銘柄ぐらいまでが正解かも」と言っているが、新興ショットガン買いをするときは10銘柄以上を基本にやっていたと思われる。

利点

 この手法は、ジャスダック平均が上げたしたら何日も連続で陽線を引くという特徴を利用したものである。理由としては、この頃の新興市場はまだそこまで流動性があるわけではなく、大口が買いに来るとしたら何日かに分けて買いにくるという特徴(cis)があり、これが「何日も連続で陽線を引く」ことにつながっていた。それゆえ買いから入る場合は端的に負けにくい。

 またショットガン買いにより、全体としては負けにくいというのも本手法の特徴である。新興市場自体に資金が投入されるので、仮に1銘柄外したとしても、数打ちゃ当たるということでいくつかの銘柄は上がっていくことになる。ダメな銘柄を素早く損切りし、強い銘柄を持っておけば自ずと利益につながるということになる。

難点

 10名柄以上見張らなくてはいけないので、それなりの器用さが必要ということ。これは一つの難点ではあるが、最大の難点は今は使えない手法だということだろう。今は新興市場であるグロース市場もそれなりに賑わっており、グロース指数が上げ始めたら何日も連続で陽線を引くという特徴があるわけではない。過去のものとなってしまった手法だが、応用できるところは取り入れていくしかない。

参考文献

びびりん伝〜新興の魔術師と呼ばれた男〜

独占インタビュー、日経平均を動かす男、cisの作り方~青年編

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