概要
ストップ高をつけた銘柄に、翌日買いの成り行き注文を入れておく投資法。ストップ高をつけた翌日に買いにいくので、「あと追い」投資法と呼ばれる。おそらく順張りの中でも最強の順張り投資法である。
他の手法|長方形買い 新興ショットガン買い 新高値ブレイク投資 シクリカルバリュー株投資
手法
ストップ高をつけた銘柄に、翌日買いの成り行き注文を入れておくだけの至って単純な投資法である。強い銘柄ほど株価は上がりやすく、その日一番強かった銘柄というのはストップ高をつけた銘柄なのだから、そこに投資するというのは非常に理にかなっている投資法ではある。
長所
とにかく簡単ということである。ストップ高をつけた銘柄を翌日成り買いして置くだけなので、考えることも極端に少ない。
欠点
この方法を本で学び、実践したのがニートレDである。ニートレD曰く、3ヶ月間続けて負け続けたとのこと。
実際、かなりハイリスクな投資方法である。ストップ高銘柄を眺めていると分かるように、そういった銘柄は翌日寄り天もかなり多い。また下がるときには一気に下がるので、リスクも高い。もちろん銘柄によっては、始まってさらにストップ高となる銘柄もあるが、それを見極めるのはおそらく相当な熟練の技が必要となる。仮に長期で保有していたい場合などは、ストップ高の翌日に買っても良いが、短期で回していく場合は、相当な腕前の損切りの技術が必要となるだろう。
似ている投資法(成功事例)
ストップ高あと追い投資法ではないが、同じような手法で成功している人がいる。今亀庵さんである。今木庵さんの「ストップ高・飛び乗り投資法」は、ストップ高にまで勢いよく上昇している銘柄を躊躇なく買っていく。もちろん銘柄選びにはコツがあり、きちんとストップ高の後も上昇していきそうな銘柄を選んで買っていくことになる。事前準備や相場への理解が必要となるだろう。しかしリターンも大きく、わずか数ヶ月で何倍にも化ける銘柄もある。それぐらいのリターンが得られれば、失敗した銘柄の損切りは痛くも痒くもない。
要するにやりようによってはストップ高銘柄に狙いをつけて買うのは大きな利益につながるということである。その場合銘柄選びが非常に重要になってくるので、今亀庵さんを参考に狙ってみてはどうだろうか。
その他
実は新興の魔術師びびりおんもストップ高投資法を得意としていた。幻のトレーダーuoa はストップ高銘柄を買いに行くのを「ゴミ」としており、評価は分かれる。ストップ高のあとまた上がるかは地合いの良し悪しによっても分かれるので、使える場面と使えない場面を分けて考える必要がありそうである。
参考文献
株で億を4回つかんで4回破産した男 第6話 ストップ高後追い投資法
【特集】すご腕投資家さんに聞く「銘柄選び」の技 今亀庵さんの場合-最終回


