相対性理論を学ぶのにおすすめの本
相対性理論ときくと難しいだけで日常生活に全く関係ない、と思っていませんか?
実は誰もがお世話になっているGPS(Global Positioning System)は、相対性理論が使われているのです。もし相対性理論がなかったとしたら、GPSで示される現在地は数十メートルもずれてしまっていたことでしょう。
時間が止まる!?距離が短くなる!?そのようなSFチックな話の源には相対性理論があります。アインシュタインが発展させた相対性理論を学べば夢みたいな現象が直感的に理解できるのです。
そこで一般人から大学生・大学院生まで、初心から専門まで満足できるようにおすすめ本を網羅的に紹介します。ぜひ一度読んでみましょう!
また地震学は「地震学を学習するためのおすすめ本を紹介!」、火山学は「火山学を学習するためのおすすめ本を紹介!」、地質学は「日本の地質を学習するためのおすすめ本を紹介!」、地球史は「地球史を学習するためのおすすめ本を紹介!」で紹介しています。
初心者・一般人向け入門書・初級編
福江純『「超」入門 相対性理論 アインシュタインは何を考えたのか』 (2019年)
入門といえば青いレーベル、ブルーバックス。本来なら難解な相対性理論を数式を使わず平易な言葉で解説してくれます。
数学や物理学がチンプンカンプンな人でも大丈夫。クスッと笑わせてくる文章で、相対性理論の本質を的確に説明してくれます。
山田克哉『E=mc2のからくり エネルギーと質量はなぜ「等しい」のか』 (2018年)
この世で最も重要な数式の一つ「E=mc^2」。エネルギーと質量を結びつけるこの数式は、いかに革新的かつ画期的であったか。
相対性理論の最初の一歩であると同時に最重要であるこの数式を理解することは、相対性理論の入門に最適であること間違いなしです。
特殊相対性理論から一般相対性理論へ--専門書・中級編
中野董夫『相対性理論 (物理入門コース 新装版)』 (2017年)
昔からある超定番の一冊。最終的に分かろうが分かるまいが、まずはここから始めてみよう。
相対性理論の中でも特殊相対性理論を重点的に説明してくれているので、ゆっくり読み進めていけばおそらく理解できるはず。
物理学科の学生でなくても理解できるので、とりあえず挑戦してみよう。時間や空間の遅れや縮みを数式で表現できるようになります。
杉山 他『相対性理論 (講談社基礎物理学シリーズ 9)』 (2010年)
特殊相対性理論から一般相対性理論への橋渡しに最適。前半は特殊相対性理論を、後半は一般相対性理論を解説しています。
特殊と違い一般は空間の歪みを扱います。数学的にはテンソルという概念が登場しますが、ここの説明が丁寧なので、テンソルで躓いたら本書を手に取ってみても良いかもしれません。
佐藤勝彦『相対性理論 (岩波基礎物理シリーズ 新装版)』 (2021年)
日本を代表する宇宙物理学者による相対性理論です。
相対性理論は特殊から一般で終わりというわけではありません。一般相対性理論を学んだ先にある、ブラックホールの理論や宇宙の起源を平易に解説してくれます。
相対性理論と宇宙論を橋渡しする最適な一冊です。
内山龍雄『相対性理論 (物理テキストシリーズ 8)』 (1987年)
最も有名な相対性理論の教科書の一つです。
「もし本書を読んでも、これが理解出来ないようなら、もはや相対性理論を学ぶことはあきらめるべきであろう。」と著者が記すほど網羅的なものとなっています。
専門として学ぶなら通るべき一冊ではありますが、この一冊で相対性理論がわからなかったとしても自信を無くす必要はありません。本書が難しかったらこれまでに紹介した本で挑戦してみましょう。






