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思い出せないこと、大切なこと―坂本龍一「Opus」について―
坂本龍一「Opus」(監督・空音央/2023年/日本)を観た。不思議な体験だった。記憶を辿ってもうまく言葉にできない。でも今の気持ちを記録にしておきたかった。だから書いてみる。 自分は音楽をよく知らな ...
/ / 音楽
日向夏『薬屋のひとりごと』考察|考えられるのは毒殺か!
概要  『薬屋のひとりごと』、2011年から連載されている日向夏のライトノベル。 小説投稿サイト「小説家になろう」で連載されていた。2017年から漫画化、2023年にアニメ化。  後宮に勤める官女の猫 ...
/ / アニメ, 文学, 漫画
「君」や「あいつ」はともかく、「僕」はどこに?~RADWIMPS 「魔法鏡」解釈・考察~
魔法鏡(マジックミラー)とは RADWIMPSが2009年に発表したアルバム「アルトコロニーの定理」に収録された「魔法鏡」は「マジックミラー」と読みます。マジックミラーとは、片側からはただの鏡にしかみ ...
/ / 音楽
『インターステラー』考察|時空間を越える愛と重力|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|クリストファー・ノーラン
概要  『インターステラー』は、2014年に公開されたアメリカのSFファンタジーヒューマン映画。監督はクリストファー・ノーラン。  アカデミー賞は5部門でノミネート、視覚効果賞を受賞した。2017年に ...
/ / 映画
「クリームなしコーヒー」と「ミルクなしコーヒー」からみるジジェクの否定性の思想をわかりやすく解説
「クリームなしコーヒー」と「ミルクなしコーヒー」の違い ジョージのチャンネル  まずは簡単な質問からはいろう。「クリームなしコーヒー」と「ミルクなしコーヒー」は同じものか、否か。深読みをせずに頭に浮か ...
/ / 哲学
魯迅『故郷』解説|希望とは本来道のようなものだ|あらすじ感想批評・国語伝えたいこと考察|登場人物
概要  『故郷』は、1921年5月に『新青年』に発表された魯迅の短編小説。のちに魯迅の最初の短編小説集である『吶喊((トッカン))』(1923年)に収録された。日本では国語の教科書に採用されて有名にな ...
/ / 文学
二つの真理
アンチノミー(二律背反)とは何か|意味をわかりやすく解説|カント『純粋理性批判』
意味  アンチノミー(Antinomie)は、ドイツの哲学者イマヌエル・カントが有名にした哲学的概念。  日本語に訳すと「二律背反」である。アンチノミーとは「矛盾した命題」のことだと勘違いされやすいが ...
/ / 哲学
カール・シュミットのおすすめ入門書・解説書を4冊紹介|シュミットを読もう!
カール・シュミットの思想を学ぶのにおすすめの本  カール・シュミットの思想を学ぶといってもいろいろな段階があるので、厳選して人気おすすめ入門著作を紹介することにした。  また、カントの入門書は「カント ...
/ / 哲学
武内英樹『翔んで埼玉』考察|東京と残りのもの|あらすじ解説・伝えたいこと感想
概要  『翔んで埼玉』は、2019年に公開された日本のエンタメ映画。監督は武内英樹。原作は1982年から『花とゆめ』に連載された魔夜峰央による同名漫画。  イタリアの第21回ウディネ・ファーイースト映 ...
/ / 映画, 漫画
宮沢賢治『やまなし』解説|クラムボンとは何か|あらすじ考察・伝えたいこと感想
概要  「やまなし」は、1923年に発表された宮沢賢治の短編童話。生前に発表した数少ない童話の一つ。国語の教科書に採用されている。  谷川の底の蟹の兄弟が見る生き物たちの世界を描いたもので、晩春の5月 ...
/ / 文学
あなたは光だと思いたいー米津玄師「Lemon」歌詞についてー
はじめに 深夜3時のバーで、米津玄師の「Lemon」が流れていた。染みた。それまではただただ流行歌という認識だったのに、切実な震えとして聴いた。 米津の声も相まって、美しい曲として世間では認知されてい ...
/ / 音楽
『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』考察|リーダーなき組織|あらすじ解説・伝えたいこと感想
概要  『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』は、2003年に公開された日本の警察映画。前作は『踊る大捜査線 THE MOVIE』。  キャッチコピーは青島の「DANC ...
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殺し屋系Youtuberのモーニングルーティーン(をからかう映画) 🔫‪🤣〜『ザ・キラー』の違和感〜
・プロローグ〜なにを見てもフィンチャーを思い出す〜 ハリウッドの鬼才デヴィッド・フィンチャー監督の最新作『ザ・キラー』がおもしろいのかどうか僕にはよくわからない。まさかつまらないと言う人はいないだろう ...
/ / 映画
私、宇宙、詩―映画「宇宙探索編集部」感想―
0.はじめに 私とは何者なのか?この広大な宇宙の中で。そう思うこと、誰しもいつかはあるだろう。 その一つの答えを、この映画は示すのかもしれない。 「宇宙探索編集部」(コン・ダーシャン監督・中国・202 ...
/ / 映画
『四畳半神話大系』解説|ほかの何者にもなれない自分を認めなくてはいけない|あらすじネタバレ考察・伝えたいこと感想|森見登美彦
概要  『四畳半神話大系』は、2005年に刊行された森見登美彦の青春小説。2010年に湯浅政明監督によってアニメ化された。  京都に暮らす3回生の男子学生が入学当初に選んだサークルごとに、それぞれどの ...
/ / アニメ, 文学
『踊る大捜査線 THE MOVIE』考察|俺は、あんたの命令を聞く|あらすじネタバレ解説・伝えたいこと感想
概要  『踊る大捜査線 THE MOVIE』は、1998年に公開された日本の警察映画。副題は「湾岸署史上最悪の3日間!」。次作は『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』。 ...
/ / ドラマ, 映画
マルクスのおすすめ入門書・解説書を6冊紹介|マルクスを読もう!
マルクス哲学を学ぶのにおすすめの本  カール・マルクスの思想を学ぶといってもいろいろな段階があるので、入門編から上級編まで難易度別に人気おすすめ著作を紹介することにした。  マルクス思想を楽しみながら ...
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プラトン哲学のおすすめ入門書・解説書を8冊紹介|プラトンを読もう!
プラトン哲学を学ぶためにおすすめの本  プラトン哲学を学ぶといってもいろいろな段階があるので、入門編から探究編(大学生・大学院生)まで難易度別に厳選して人気おすすめ著作を紹介することにした。  プラト ...
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ソシュールのおすすめ入門書・解説書を4冊紹介|ソシュールを読もう!
フェルディナン・ド・ソシュールを学ぶためにおすすめの本  ソシュールを学ぶといってもいろいろな段階があるので、入門編から発展編まで難易度別に人気おすすめ著作を厳選して紹介することにした。  ソシュール ...
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西田幾多郎のおすすめ入門書・解説書を7冊紹介|西田幾多郎を読もう!
西田幾多郎を学ぶためにおすすめの本  西田幾多郎の哲学を学ぶといってもいろいろな段階があるので、入門編から発展編まで難易度別に人気おすすめ著作を紹介することにした。  西田哲学を楽しみながら知りたいと ...
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フロイト精神分析のおすすめ入門書・解説書を5冊紹介|フロイトを読もう!
フロイトを学ぶためにおすすめの本  ジークムント・フロイトの思想を学ぶといってもいろいろな段階があるので、入門編から上級編まで難易度別に厳選して人気おすすめ著作を紹介することにした。  フロイト哲学を ...
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道元・曹洞宗のおすすめ入門書・解説書を6冊紹介。
道元・曹洞宗を学ぶのにおすすめの本  道元の思想を学ぶといってもいろいろな段階があるので、入門編から発展編まで難易度別に厳選して人気おすすめ著作を紹介することにした。  道元の思想を楽しみながら知りた ...
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空海・真言宗のおすすめ入門書・解説書を7冊紹介。
空海・真言宗を学ぶのにおすすめの本  空海の思想を学ぶといってもいろいろな段階があるので、入門編から発展編まで難易度別に厳選して人気おすすめ著作を紹介することにした。  空海の思想を楽しみながら知りた ...
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J・S・ミルのおすすめ入門書・解説書を3冊紹介。
ジョン・スチュアート・ミルを学ぶのにおすすめの本  J・S・ミルの思想を学ぶといってもいろいろな段階があるので、超入門編から入門編まで難易度別に人気おすすめ著作を紹介することにした。  J・S・ミルの ...
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ウィトゲンシュタインのおすすめ入門書・解説書を8冊紹介|ヴィトゲンシュタインを読もう!
ウィトゲンシュタインの哲学を学ぶためにおすすめの本  ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタインを学ぶといってもいろいろな段階があるので、入門編から探究編まで難易度別に厳選して人気おすすめ著作を紹介することに ...
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親鸞・浄土真宗のおすすめ入門書・解説書を8冊紹介。
親鸞・浄土真宗を学ぶのにおすすめの本  親鸞の思想を学ぶといってもいろいろな段階があるので、入門編から発展編まで難易度別に厳選して人気おすすめ著作を紹介することにした。  親鸞の思想を楽しみながら知り ...
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キルケゴールのおすすめ入門書・解説書を6冊紹介|キルケゴールを読もう!
キルケゴールの哲学を学ぶためにおすすめの本  セーレン・キルケゴールを学ぶといってもいろいろな段階があるので、入門編から発展編まで難易度別に人気おすすめ著作を厳選して紹介することにした。  キルケゴー ...
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デリダ哲学のおすすめ入門書・解説書を5冊紹介|デリダを読もう
ジャック・デリダを学ぶのにおすすめの本  デリダ哲学を学ぶといってもいろいろな段階があるので、入門編から上級編まで難易度別に人気おすすめ著作を紹介することにした。  デリダ哲学を楽しみながら知りたいと ...
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マックス・ウェーバー哲学のおすすめ入門書・解説書を5冊紹介。難易度別に解説。
マックス・ウェーバーを学ぶのにおすすめの本  マックス・ウェーバーの思想を学ぶといってもいろいろな段階があるので、入門編から上級編まで難易度別に人気おすすめ著作を紹介することにした。  ウェーバーを楽 ...
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アウグスティヌスのおすすめ入門書・解説書を4冊紹介|アウグスティヌスを読もう!
アウグスティヌスの思想を学ぶのにおすすめの本  アウグスティヌスの思想を学ぶといってもいろいろな段階があるので、入門編から発展編まで難易度別に厳選して人気おすすめ著作を紹介することにした。  アウグス ...
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アーレントのおすすめ入門書・解説書を7冊紹介|ハンナ・アーレントを読もう
ハンナ・アーレントを学ぶためにおすすめの本  アーレント哲学を学ぶといってもいろいろな段階があるので、入門編から上級編まで難易度別に人気おすすめ著作を紹介することにした。  アーレント哲学を楽しみなが ...
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レヴィナス哲学のおすすめ入門書・解説書を5冊紹介。難易度別に解説。
レヴィナスを学ぶのにおすすめの本  レヴィナス哲学を学ぶといってもいろいろな段階があるので、入門編から上級編まで難易度別に人気おすすめ著作を紹介することにした。  レヴィナス哲学を楽しみながら知りたい ...
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ショーペンハウアー哲学のおすすめ入門書・解説書を5冊紹介。難易度別に解説。
ショーペンハウアーを学ぶのにおすすめの本  ショーペンハウアー思想を学ぶといってもいろいろな段階があるので、入門編から上級編まで難易度別に人気おすすめ著作を紹介することにした。  ショーペンハウアーを ...
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ドゥルーズ哲学のおすすめ入門書・解説書を4冊紹介。難易度別に解説。
ドゥルーズを学ぶのにおすすめの本  ドゥルーズ哲学を学ぶといってもいろいろな段階があるので、入門編から上級編まで難易度別に人気おすすめ著作を紹介することにした。  ドゥルーズを楽しみながら知りたいとい ...
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レヴィ=ストロースのおすすめ入門書・解説書を5冊紹介|レヴィ=ストロースを読もう
クロード・レヴィ=ストロースを学ぶためにおすすめの本  レヴィ=ストロースの思想(構造主義)を学ぶといってもいろいろな段階があるので、入門編から発展編まで難易度別に厳選して人気おすすめ著作を紹介するこ ...
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ヘーゲル哲学のおすすめ入門書・解説書を7冊紹介|ヘーゲルを読もう!
ヘーゲル哲学を学ぶためにおすすめの本  ヘーゲル哲学を学ぶといってもいろいろな段階があるので、入門編から探究編まで難易度別に人気おすすめ著作を紹介することにした。  ヘーゲル哲学を楽しみながら知りたい ...
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ユング心理学のおすすめ入門書・解説書を7冊紹介。難易度別に解説。
ユングを学ぶためのおすすめの本  ユング心理学を学ぶといってもいろいろな段階があるので、入門編から上級編まで難易度別に厳選した人気おすすめ著作を紹介することにした。  カール・グスタフ・ユングを楽しみ ...
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ベルクソン哲学のおすすめ入門書・解説書を5冊紹介|ベルクソンを読もう!
アンリ・ベルクソンを学ぶのにおすすめの本  ベルクソン哲学を学ぶといってもいろいろな段階があるので、入門編から上級編まで難易度別に厳選して人気おすすめ著作を紹介することにした。  ベルクソン哲学を楽し ...
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フーコーのおすすめ入門書・解説書を7冊紹介|フーコーを読もう!
ミシェル・フーコーを学ぶのにおすすめの本  フーコーの哲学を学ぶといってもいろいろな段階があるので、入門編から上級編まで難易度別に厳選して人気おすすめ著作を紹介することにした。  フーコーを楽しみなが ...
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ラカン精神分析のおすすめ入門書・解説書を5冊紹介。難易度別に解説
ラカン精神分析を学ぶのにおすすめの本  ジャック・ラカンの精神分析の思想を学ぶといってもいろいろな段階があるので、入門編から上級編まで難易度別に人気おすすめ著作を紹介することにした。  ラカンを楽しみ ...
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スピノザ哲学のおすすめの入門書・解説書を5冊紹介。難易度別に解説。
スピノザ哲学を学ぶのにおすすめの本  スピノザの哲学を学ぶといってもいろいろな段階があるので、入門編から上級編まで難易度別に人気おすすめ著作を紹介することにした。  スピノザを楽しみながら知りたいとい ...
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サルトル哲学のおすすめ入門書・解説書を4冊紹介|サルトルを読もう
サルトル哲学を学ぶためにおすすめの本  ジャン=ポール・サルトルの哲学を学ぶといってもいろいろな段階があるので、入門編から上級編まで難易度別に人気おすすめ著作を紹介することにした。  サルトル哲学を楽 ...
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ベンヤミン哲学のおすすめ入門書・哲学書を4冊紹介。難易度別に解説。
ベンヤミンを学ぶのにおすすめの本  ヴァルター・ベンヤミンの哲学を学ぶといってもいろいろな段階があるので、入門編から上級編まで難易度別に人気おすすめ著作を紹介することにした。  ベンヤミンを楽しみなが ...
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『マグノリア』の断片性と統一性
 現代は断片の時代だ。芸術家は誰でも、断片に憧れる。鮮烈な強度を持つ断片。断片だけで作品ができるならどれだけいいだろう!そんな思いのみから生まれた芸術作品も存在する。  しかし、ただ断片を連ねることは ...
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『パンチドランク・ラブ』 〜電話、移動、連結が生むマジカルなラブストーリー👊🏻💞〜
ポール・トーマス・アンダーソン監督の『パンチドランク・ラブ』(02)見た。なんで?なんでこんなおもろい映画が作れんの? ・プロローグ 内気で冴えない青年がデジタルラブ、シミュレーションラブの世界から脱 ...
/ / 映画
北野武監督『首』 祝祭の渦中へ
*核心に触れるネタバレをしないように配慮して書きましたが、未見の方はご注意ください。 1. 「いちばん静かな海」から遠く離れて  『首』が面白かった。北野武の映画と言えば、死の予兆を湛えた海であり、紙 ...
/ / 映画
『こころ』の感想を女子高生2人が語り合う|書評? 
『こころ』を最近読んだネット繋がりの女子高生2人がだらだらと語り合う記事です。 自己紹介 ちろの(高2) 白桃(高3) 読んでみてどうだった 白桃 とりあえずどうだった。 ちろの いやあ、全体的に「し ...
/ / 文学
小説『モモ』解説|時間の節約の先にあるもの|あらすじネタバレ解説・伝えたいこと感想|ミヒャエル・エンデ
概要  『モモ』は、1973年に刊行されたドイツの作家ミヒャエル・エンデの児童文学。1986年に西ドイツ・イタリア制作により映画化された。  1974年にドイツ児童文学賞を受賞した。日本の発行部数は本 ...
/ / 文学
「ハリウッド映画史」とは何か③ 1930年代から40年代へ
【この節に出てくる重要語】 ・二本立て ・「B級映画」 ・フィルム・ノワール ・ディープ・フォーカス ・ロー・キー この件に関係があるかもしれないと思ったようで、『カリガリ博士』とサルヴァドール・ダリ ...
/ / 映画, 歴史, 論考
世界内存在とは何か|意味をわかりやすく解説|公共・倫理|ハイデガー
意味  世界=内=存在〔In-der-Welt-sein〕とは、ハイデガーが提唱した現存在の根本様態の在り方の一つ。要するに、現存在が世界の外に位置するのではなく、常に世界の中で世界に住まう形で存在し ...
/ / 哲学
小説『ツナグ』考察|生者の倫理を問う|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|辻村深月映画
概要  『ツナグ』は、2010年に刊行された辻村深月の連作短編小説。2014年に監督平川雄一朗、主演松坂桃李で映画化された。  2011年に吉川英治文学新人賞を受賞。2019年に続編となる『ツナグ 想 ...
/ / 文学, 映画
完璧なトリックには犠牲も必要だ|『プレステージ』考察
概要  『プレステージ』(原題: The Prestige)は、2006年に公開されたアメリカのサスペンス映画。監督はクリストファー・ノーラン。前作は『メメント』、次作は『バットマン ビギンズ』。   ...
/ / 映画
アタラクシアと何か|意味をわかりやすく解説|エピクロス|公共・倫理
意味  アタラクシアとは「煩いのないこと」「動揺のない心情」のこと。エピクロスが唱えた概念。  ギリシア語では Ἀταραξία(アタラクシア)となり、 Ἀ(ア)とταραξία(タラクシア)に分解さ ...
/ / 哲学
『夜は短し歩けよ乙女』考察|喧騒の中を歩く|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|小説映画|森見登美彦
概要  『夜は短し歩けよ乙女』は、2006年に出版された森見登美彦の青春小説。2017年には湯浅政明によってアニメ映画化された。森見は他に『四畳半神話大系』などの小説がある。  タイトルの「夜は短し歩 ...
/ / アニメ, 文学, 映画
『グラン・トリノ』考察|除け者たちの友情|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|クリント・イーストウッド
概要  『グラン・トリノ』は、2008年に公開されたアメリカの老人ヒューマン映画。監督はクリント・イーストウッド。  批評家の評価も興行収入も高かったが、アカデミー賞を受賞するには至らなかった。  妻 ...
/ / 映画
『かもめのジョナサン』解説|自己啓発と宗教のかおり|あらすじ内容感想・伝えたいこと考察|リチャード・バック
概要  『かもめのジョナサン』は、1970年に出版されたリチャード・バックの寓話小説。挿入されるカモメの写真はラッセル・マンソンによる。  当初は全3部構成で出版されたが、2014年に元々書かれていた ...
/ / 文学
『スクール・オブ・ロック』考察|自由を勝ち取れ|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|リチャード・リンクレイター
概要  『スクール・オブ・ロック』は、2003年に公開されたアメリカのミュージカルコメディ映画。監督はリチャード・リンクレイター。  2016年にアメリカでテレビドラマ化された。  夢を追う売れないロ ...
/ / 映画
「ボッコちゃん」解説|AIは人間を必要としない|あらすじ感想・伝えたいこと考察|星新一
概要  「ボッコちゃん」は、1958年に発表された星新一のショートショート。星の代表作の一つであり、最初の短編集の表題でもある。  1963年に英訳され、1977年にはインドやユーゴスラビアにも紹介さ ...
/ / 文学
『西の魔女が死んだ』解説|自然の在処|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと考察|梨木香歩
概要  『西の魔女が死んだ』は、1994年に発表された梨木香歩の青春家族小説。2008年には実写映画化された。  日本児童文学者協会新人賞、新美南吉児童文学賞、小学館文学賞を受賞した。  亡くなったお ...
/ / 文学
『アンタッチャブル』考察|権力者が恐れるもの|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|ブライアン・デ・パルマ
概要  『アンタッチャブル』は、1987年に公開されたアメリカのヤクザ犯罪映画。監督はブライアン・デ・パルマ。実在の捜査官エリオット・ネスの自伝を基にしている。  アカデミー賞助演男優賞、ゴールデング ...
/ / 映画
小説『カラフル』解説|幾つもの善意に囲まれて|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと考察|森絵都
概要  『カラフル』は、1998年に出版された森絵都の青春小説。YA小説を代表する一作。産経児童出版文化賞を受賞した。  前世で大きな過ちを犯し記憶を失った魂が、自殺を図った真の身体に乗り移り、家族や ...
/ / 文学
『ロビンソン・クルーソー』解説|300年前の自由人|あらすじ感想・伝えたいこと考察|デフォー
概要  『ロビンソン・クルーソー』は、1719年に刊行されたダニエル・デフォーの小説。続編は『ロビンソン・クルーソーのさらなる冒険』、第三部は1720年に刊行された『ロビンソン・クルーソーの真面目な省 ...
/ / 文学
この道が続くのは続けと願ったから|米津玄師「地球儀」歌詞考察|意味解説
概要  「地球儀」は宮﨑駿監督の映画『君たちはどう生きるか』の主題歌。作詞・作曲は米津玄師。  音楽はほかにきゃりーぱみゅぱみゅ『きゃりーANAN』、スガシカオの『奇跡』、くるり『奇跡』、ラサール石井 ...
/ / 音楽
『ONE PIECE』解説|これが僕らの生きる道|伝えたいこと考察・漫画ワンピース感想
概要  『ONE PIECE』は、1997年から連載されている日本の少年漫画作品。作者は尾田栄一郎。  少年のモンキー・D・ルフィが海賊王になるため「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を目指し冒険する ...
/ / アニメ, 漫画
映画音楽の歴史ーー『すばらしき映画音楽たち』からーー
 『すばらしき映画音楽たち』(2017年)を見た。私の大好きなハンス・ジマーがいた。その他諸々の映画音楽の作曲家の偉人達も紹介されていた。忘れてしまうのは勿体無いと思ったので、ここにその内容を書き留め ...
/ / 映画
映画『つぐない』考察|小説家における贖罪の不可能性|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|マキューアン『贖罪』
概要  『つぐない』は、2007年に公開されたイギリス・アメリカの恋愛ヒューマン映画。原作はイアン・マキューアンの『贖罪』。  ゴールデングローブ賞作品賞、英国アカデミー賞作品賞を受賞した。アカデミー ...
/ / 文学, 映画
重心と疾走 『君たちはどう生きるか』随想
「元来、重力の法則というのは、地球上の物体についての法則だろう。ところが、落ちる物体をぐんぐん地面から離していって、月のあたりまでもっていったとすると、その物体と地球との関係は、もう地上のものじゃあな ...
/ / アニメ, 映画, 論考
『華麗なるギャツビー』考察|過去はやり直せる|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|バズ・ラーマン
概要  『華麗なるギャツビー』は、2013年に公開されたアメリカの恋愛ヒューマン映画。監督はバズ・ラーマン。主演はレオナルド・ディカプリオ。原作はF・スコット・フィッツジェラルドの小説『グレート・ギャ ...
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アルケーとは何か|意味をわかりやすく解説|公共・倫理
アルケーの意味  ギリシャ語で書くと ἀρχή(アルケー)となる。アルカイックという言葉の語源でもある。  LSJ(古希英辞書)だと基本義として「biginning」「origin」と出てくる。日本語 ...
/ / 哲学
世人(ダスマン)とは何か|意味をわかりやすく解説|公共・倫理|ハイデガー
世人(ダス・マン)の意味  世人((せじん))は『存在と時間』に登場するハイデガーの哲学用語。das Man というドイツ語の訳である。世人と訳すのはどちらかというと珍しく、「ひと」と訳す方が多い。そ ...
/ / 哲学
Chara『ミルク』歌詞解説|壊れやすいものを抱く|意味考察
概要  「ミルク」は1997年に発表された日本のミュージシャンであるCharaの16枚目のシングル。  音楽はほかにきゃりーぱみゅぱみゅ『きゃりーANAN』、くるり『奇跡』、スガシカオの『奇跡』、ラサ ...
/ / 音楽
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』考察|マルチバースにおける救いとは何か?|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|ジョン・ワッツ
概要  『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は、2021年に公開されたアメリカのアクションヒーロー映画。監督はジョン・ワッツ。  本作は2017年の『スパイダーマン:ホームカミング』、2019年の ...
/ / 映画
いつまでも忘れないこと  『ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌』を観る
1. 30年越しの「新作」  近隣のTSUTAYAで閉店ラッシュが続き、レンタルビデオ文化で生まれ育った私は寂しい思いをしている。そんな私の身に最近、明るい出来事が起きた。近所のレンタルビデオ店を覗く ...
/ / アニメ, 映画
アヘン戦争とは何か|意味をわかりやすく解説|世界史探究
意味  1840年に起こった、イギリスと中国との戦争。イギリスはこの戦争に勝利し1842年に南京条約を締結し、香港の割譲などの権益を得た。またこの戦争によってヨーロッパ勢力によるアジア植民地支配が本格 ...
/ / 歴史
『君たちはどう生きるか』伝えたいこと考察|継承、悪意、友達、そして私(たち)はどう生きるか|宮﨑駿
抽象的な話  全体を通して抽象的な話であった。巷では「難しかった」という感想が多いように感じられたが、私もそう思う。『もののけ姫』ならなんか環境破壊に対する批判的なメッセージがあるんかなとパッと思いつ ...
/ / アニメ, 映画, 論考
人にやさしく―映画「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」感想―
はじめに  その映画は、開眼せよと私に言った。キョロキョロお目目を開きなさい、と。その映画のタイトルは「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」(2022年・アメリカ・監督ダニエルズ)、以 ...
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なんとなく、映画を観るのが億劫である——徒然日記その1
書くことは読むことを含むが、読むことは書くことを伴うのだろうか ここ数ヶ月、ほとんど映画を観ていない。感想の投稿が激減したのはそのためだ。観ていないことにはこれといって何か理由があるわけではないのだが ...
/ / 雑記
東京オリンピック2020/開会式で私たちは何を見たのか③
 いつの間にか七月が始まっている。当初、7月23日、東京オリンピック2020開会式の行われた日を目標に書き終える予定であったが、なかなか物事は計画どおりに進まないものだ。  前回と同じく、評価基準は以 ...
/ / 論考
『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』考察|SFアニメの傑作|あらすじ感想・伝えたいこと解説|押井守
概要  『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』は、1995年に公開されたSFアニメ映画。監督は押井守。原作は士郎正宗の漫画『攻殻機動隊』。  邦画は他に『記憶にございません!』、『怒 ...
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エターナル・サンシャイン
『エターナル・サンシャイン』考察|すべての肯定|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|ミシェル・ゴンドリー
幸せとは無垢な心に宿る。忘却に沈みゆく世界。曇りなき心に輝く永遠の太陽。祈りは届き、願いは受け入れられる(アレキサンダー・ポープ、『エターナル・サンシャイン』で引用される) 代わり映えのない日常が無意 ...
/ / 映画
ハンムラビ法典
ハンムラビ法典とは何か|意味をわかりやすく解説|世界史探究
意味  メソポタミア文明の一つであるバビロン第一王朝の第6代王ハンムラビが発布した法典。「目には目を、歯に歯を」の復讐法の原則や身分法の原則が採用された法典として有名。 ハンムラビ法典Q & ...
/ / 歴史
メソポタミア文明とは何か|意味をわかりやすく解説|世界史探究
意味  古代文明のうちの一つ。古代文明には他にもエジプト文明、インダス文明、中国文明、エーゲ文明、マヤ文明などがあるが、ティグリス川・ユーフラテス川という二つの川の付近の地域に発生したのがメソポタミア ...
/ / 歴史
フランス革命とは何か|意味ををわかりやすく解説|世界史探究
意味  18世紀後半にフランスで起こったそれまでの君主制(旧体制)を改革しようとする運動のこと。当初はイギリス型の立憲君主政を目指していたが、急進化して共和政(第一共和政)となり恐怖政治へと移行し、ナ ...
/ / 歴史
東京オリンピック2020/開会式で私たちは何を見たのか②
 前回と同じく、評価基準は以下のとおりとする。 ①技術点…パフォーマンスに優れた技術が使われているか。 ②演出点…パフォーマーやコンテンツの魅力が十分引き出されているか。 ③構成点…開会式全体の流れや ...
/ / 論考
産業革命とは何か(イギリス)|意味をわかりやすく解説|世界史探究
産業革命とは  18世紀末にイギリスで起こった産業構造の革命のことです。それによってインド産綿織物の流行や科学革命、鉄鉱石・石炭によるエネルギー革命などの条件が重なって技術革新が起こり綿織物の生産に機 ...
/ / 歴史
トランスフォーマー
『トランスフォーマー』考察|敵は近くに潜んでいる|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|マイケル・ベイ
概要  『トランスフォーマー』は、2007年に公開されたアメリカのSFアクション映画。監督はマイケル・ベイ。製作総指揮はスティーヴン・スピルバーグ。原作は同名の玩具シリーズ。映画「トランスフォーマー」 ...
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そしてどこへも行けなくて―「きゃりーANAN」感想―
1. はじめに   「今日も明日もバイト がんばろうね」、そんな歌詞に出会った。いやはやこれは、自分ではないか、そう思わずにいられなかった。そしてそんな歌を歌っていたのはきゃりーぱみゅぱみゅであった。 ...
/ / 論考, 音楽
「小僧の神様」解説|神話の誕生|あらすじ内容感想・伝えたいこと考察|志賀直哉
概要  「小僧の神様」は、1920年に発表された志賀直哉の短編小説。雑誌「白樺」1月号に掲載された。志賀が「小説の神様」と呼ばれるきっかけとなった小説である。  秤屋に奉公している仙吉と若い貴族院議員 ...
/ / 文学
東京オリンピック2020/開会式で私たちは何を見たのか①
「ここから始めましょう イチから―― いいえ、ゼロから!」 ー『Re:ゼロから始める異世界生活』  2020…いや、2021年の7月23日。新型コロナウィルス感染症の流行や数々の醜聞など、逆風吹き荒れ ...
/ / 論考
ノーカントリー
『ノーカントリー』考察|狂気の殺人鬼|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|コーエン兄弟
概要  『ノーカントリー』は、2007年に公開されたアメリカのスリラー映画。監督はコーエン兄弟。原題はNo Country for Old Men。原作は2005年に発表されたコーマック・マッカーシー ...
/ / 映画
「甘え」についての考察ーー『「甘え」の構造』から
日本と「甘え」について  つらつらと読んで思ったことを書き連ねたい。 「甘え」の構造とは何か 甘えという語が日本語に特有のものでありながら、本来人間一般に共通な心理的現象を現わしているという事実は、日 ...
/ / 哲学, 書評, 論考
『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』考察|一方的に響く声|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|スティーブン・ダルドリー
概要  『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』は、2011年に公開されたアメリカのヒューマンドラマ映画。監督はスティーブン・ダルドリー。原題はExtremely Loud & Incre ...
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葱とスカートとグローバル・ワンダーランド 『街とその不確かな壁』を読む
この話に主題を探す者は起訴される。  ― マーク・トウェイン『ハックルベリー・フィンの冒険』エピグラフ コラボUT着てる奴もうグッナイ Mの人生語る奴もうグッナイ 直子だけ言う奴もうグッナイ ハードで ...
/ / 文学, 書評
『記憶にございません!』考察|しがらみのない国会運営|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|三谷幸喜
概要  『記憶にございません!』は、2019年に公開された日本のコメディー映画。監督三谷幸喜。出演は中井貴一。  フジテレビ開局60周年記念作品。第43回日本アカデミー賞で優秀主演男優賞を受賞した。 ...
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『誰も守ってくれない』考察|加害者の家族の罪|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|君塚良一
概要  『誰も守ってくれない』は、2009年に公開された日本のサスペンス刑事映画。監督は『踊る大捜査線』シリーズの脚本を務めた君塚良一。出演は佐藤浩市、志田未来。  第32回モントリオール世界映画祭に ...
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『脂肪の塊』解説|闇の中のすすり泣きを聞け|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと考察|モーパッサン
概要  『脂肪の塊』は、1880年に発表したギ・ド・モーパッサンの短編小説。モーパッサンの出世作であり、『女の一生』に並ぶ代表作の一つである。  プロイセン軍から逃げようとして馬車の中で、「脂肪の塊」 ...
/ / 文学
『春琴抄』解説|マゾヒズムと佐助が見たもの|あらすじ内容感想・伝えたいこと考察|谷崎潤一郎
概要  『春琴抄』は、1933年に発表された谷崎潤一郎の恋愛中編小説。『痴人の愛』や『卍(まんじ)』に並ぶ谷崎の代表作の一つ。出版当初から幾度も映画化されている。  句読点を排した独特の文体で、マゾヒ ...
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「非モテ」とは何か~西井開『「非モテ」からはじめる男性学』〜
 モテたい。とツイーョしたことがある。覚えていないがたぶん数えきれないくらいある。そのうちの何回が本心によるものなのかはわからない。今となってはわからない、のではなく、ひとつひとつ呟いている瞬間におい ...
/ / 哲学, 書評
『ザ・ウォーク』考察|全ては夢のように儚い|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|ロバート・ゼメキス
概要  『ザ・ウォーク』は、2015年に公開されたアメリカの伝記ヒューマン映画。ケイパー映画。原作はフィリップ・プティのノンフィクション『マン・オン・ワイヤー』。監督はロバート・ゼメキス。  主人公の ...
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『人間失格』解説|恥の多い生涯を送ってきました|あらすじ感想・伝えたいこと考察|太宰治
概要  『人間失格』は、1948年に発表された太宰治の中編小説。『走れメロス』『斜陽』に並ぶ太宰の代表作の一つ。  新潮文庫版の累計発行部数は、2021年の時点で720万部を突破しており、一位の夏目漱 ...
/ / 文学
ヴェノム
『ヴェノム』考察|オレ様系パラサイトの系譜|あらすじ解説・感想|ルーベン・フライシャー
概要  『ヴェノム』は、2018年に公開されたアメリカのヒーローアクション映画。監督はルーベン・フライシャー。「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース」(SSU)の第1作目である。  地球外生命体のシン ...
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『ラ・ラ・ランド』考察|ありえた過去と並行世界|あらすじネタバレ・伝えたいこと解説|デイミアン・チャゼル
概要  『ラ・ラ・ランド』は、2016年に公開されたアメリカのロマンティック・ミュージカル映画。監督はデイミアン・チャゼル。出演はライアン・ゴズリングとエマ・ストーン。  第74回ゴールデングローブ賞 ...
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『ジャスティス・リーグ』考察|禁忌を犯した作品|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|ザック・スナイダー
概要  『ジャスティス・リーグ』は、2017年に公開されたアメリカのスーパーヒーロー映画。監督はザック・スナイダー。  「DCエクステンデッド・ユニバース」の5作目。このシリーズは9作目に『ワンダーウ ...
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映画『怒り』考察|怒りとは何か|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|吉田修一|李相日
概要  『怒り』は、2016年に公開されたサスペンスヒューマン映画。監督は李相日。原作は吉田修一の同名小説。出演は渡辺謙、宮崎あおい、妻夫木聡。  執筆のきっかけは、実際のあったリンゼイ・アン・ホーカ ...
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映画『告白』解説|子どもはどこに向かうのか?|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと考察|湊かなえ小説
概要  『告白』は、2010年に公開された日本のヒューマンサスペンス映画。監督は中島哲也。原作は湊かなえによる同名小説。出演は松たか子、岡田将生、木村佳乃。  日本アカデミー賞で4冠を受賞した。原作は ...
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『レオン』考察|中年男性と少女の奇妙な関係|あらすじ解説・感想|リュック・ベッソン
概要  『レオン』は、1994年に公開されたのフランス・アメリカのアクションヒューマン映画。監督はリュック・ベッソン。出演はジャン・レノ、ナタリー・ポートマン、ゲイリー・オールドマン。  孤独な殺し屋 ...
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映画『ミスト』考察|真の恐怖は霧である|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|フランク・ダラボン
概要  『ミスト』は、2007年に公開されたアメリカのSFホラー映画。監督はフランク・ダラボン。原作はスティーヴン・キングの中編小説『霧』(1980年)。  街が霧に覆われ、その中から現れた怪物に襲わ ...
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カラタニその可能性の消尽 『力と交換様式』書評
「ABC、簡単さ/3まで数えるみたいなものさ」 — ジャクソン5 「おつぎの、ささやかなる事件は、九月十一日、ドンカスター(Doncaster)で起こるのさ。/では、さようなら。A・B・C」  — ア ...
/ / 哲学, 書評
レ・ミゼラブル
『レ・ミゼラブル』考察|3度ほど涙を流した|あらすじネタバレ・伝えたいこと解説|トム・フーパー
概要  『レ・ミゼラブル』は、2012年に公開されたイギリス・アメリカのミュージカルヒューマン映画。監督はトム・フーパー。原作はヴィクトル・ユゴーの同名小説。  「レ・ミゼラブル」は「哀れな人々」の意 ...
/ / 文学, 映画
『ゼロからの『資本論』』書評|マルクスのユートピアで暮らしたいとは思わないなあ|わかりやすく解説
最新のマルクス研究  本書は「NHK100分de名著ーーカール・マルクス『資本論』」のテキストを大幅に改稿して、新書で出版したものである。すでに10万部を突破しており売れ行きは凄まじい。  その理由を ...
/ / 哲学, 書評
『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』考察|原恵一三部作の最後の作品|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説
概要  『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ! 戦国大合戦』は、2002年に公開されたヒューマンドラマアニメ映画。監督は原恵一。「クレヨンしんちゃん」の劇場映画シリーズの10作目。キャッチコピーは ...
/ / アニメ, 映画
『イエスマン “YES”は人生のパスワード』考察|肯定の姿勢がすべてを変える|あらすじ解説・感想|ペイトン・リード
概要  『イエスマン “YES”は人生のパスワード』は、2008年に公開されたアメリカのコメディヒューマン映画。監督はペイトン・リード。原題はYes Man。原作は2005年に発表されたイギリス人のダ ...
/ / 映画
『運び屋』考察|老人の魂の演技が圧巻|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|クリント・イーストウッド
概要  『運び屋』は、2018年に公開されたアメリカの犯罪ヒューマン映画。監督・主演はクリント・イーストウッド。 原題はThe Mule。  第二次世界大戦の退役軍人であるレオ・シャープが80歳代で犯 ...
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『ペリフェラル』解説|これはまだゲームに過ぎない|あらすじネタバレ感想・意味考察
概要  『ペリフェラル ~接続された未来~』(The Peripheral)はアメリカ合衆国のSFスリラードラマシリーズ。ウィリアム・ギブソンの小説"The Peripheral"が原作で、Amazo ...
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『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル』考察|猿と人間を超えるものたち|あらすじネタバレ感想・面白さ解説|原恵一
概要  『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル』は、2000年に公開されたヒューマンドラマアニメ映画。監督は原恵一。『クレヨンしんちゃん』の劇場映画シリーズの8作目。キャッチコピーは「野生のおバカが ...
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万延一〇三年の「叫び声」 大江健三郎を悼む
2023年3月3日、大江健三郎が88歳でなくなった。10日ほど経って知らせを聞いた私は茫然とし、「ha-ha」と力なく呟いた。私の大好きな『ピンチランナー調書』の語り手を真似たのだか、「88」の語呂合 ...
/ / 文学, 論考
『怪盗グルーのミニオン大脱走』考察|天職よりも家族を優先|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|カイル・バルダ
概要  『怪盗グルーのミニオン大脱走』は、2017年に公開されたアメリカのコメディアニメ映画。原題は「Despicable Me 3」。監督はカイル・バルダ、ピエール・コフィン。声優はスティーヴ・カレ ...
/ / アニメ, 映画
『トップガン マーヴェリック』考察|オレたちはまだやれる|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|ジョセフ・コシンスキー
概要  『トップガン マーヴェリック』は、2022年に公開されたアメリカのアクションドラマ映画。監督はジョセフ・コシンスキー。前作『トップガン』(1986年)から36年振りの続編となる。  第95回ア ...
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『ジョン・ウィック:パラベラム』考察|犬との新たなアクション|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|チャド・スタエルスキ
概要  『ジョン・ウィック:パラベラム』は、2019年に公開されたアメリカのアクション映画。監督はチャド・スタエルスキ。前作は『ジョン・ウィック:チャプター2』。出演はキアヌ・リーブス、ハル・ベリー、 ...
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『ムーンフォール』考察|非モテ、世界を救う|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|ローランド・エメリッヒ
概要  『ムーンフォール』は、2022年に公開されたアメリカのSFアクション映画。監督・共同脚本はローランド・エメリッヒ。インディペンデント映画史上最も高額な作品の一つ。  月が落下してくるという危機 ...
/ / 映画
『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』考察|SNS時代の弊害と恩恵|あらすじ感想・意味解説|ジョン・ファヴロー
概要  『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』は、2014年に公開されたアメリカのコメディドラマ映画。原題はChef。監督・脚本・製作・主演はジョン・ファヴロー。出演はジョン・レグイザモ、スカーレ ...
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『城の崎にて』解説|死に対する親しみと偶然生きていること|あらすじ感想・伝えたいこと考察|志賀直哉
概要  『城の崎にて』は、志賀直哉の短編小説。1917年(大正6年)5月に白樺派の同人誌『白樺』に発表。日本の私小説の代表的な作品の一つとされており、心境小説としての趣が強い作品となっている。  志賀 ...
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『ジョン・ウィック:チャプター2』考察|ガンフーで新たな臨場感へ|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|チャド・スタエルスキ
概要  『ジョン・ウィック:チャプター2』は、2017年に公開されたアメリカのアクション映画。監督はチャド・スタエルスキ。脚本・原作はデレク・コルスタッド。次作は『ジョン・ウィック:パラベラム』。   ...
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ビットワールドまとめ
ビットワールドとは 『ビットワールド』(BITWORLD)はNHK教育テレビ→NHK Eテレにて2007年4月6日から放送されている子供向け視聴者参加バラエティ番組である。キャッチコピーは『Welco ...
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『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』考察|静止から上昇へ|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|ブラッド・バード
概要  『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』は、2011年に公開されたアメリカのスパイアクション映画。監督はブラッド・バード。出演はトム・クルーズ、ジェレミー・レナー。「ミッション:イ ...
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『フォレスト・ガンプ/一期一会』考察|偶然に身を任せよう|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|ロバート・ゼメキス
概要 『フォレスト・ガンプ/一期一会』は、1994年に公開されたアメリカのヒューマン恋愛映画。監督はロバート・ゼメキス。原作は1985年にウィンストン・グルームが発表した同名小説。出演はトム・ハンクス ...
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『ビフォア・サンセット』考察|関係とは波のようなもの|あらすじネタバレ解説・伝えたいこと解説|リチャード・リンクレイター
概要  『ビフォア・サンセット』は、2004年に公開されたアメリカの恋愛ヒューマン映画。監督はリチャード・リンクレイター。前作は『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』、次作は『ビフォア・ミッドナイト ...
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『ファイト・クラブ』考察|消費社会へのカウンター|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|デヴィッド・フィンチャー
概要  『ファイト・クラブ』は、1999年に公開されたアメリカのサスペンス暴力映画。監督はデヴィッド・フィンチャー。原作はチャック・パラニュークの同名小説。  不眠症に悩まされる主人公が破天荒な性格の ...
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芥川龍之介『河童』解説|強烈な風刺で人間を批判する|あらすじ感想・伝えたいこと考察
概要 『河童』は、1927年(昭和2年)に総合雑誌『改造』誌に発表された芥川龍之介の空想小説である。  この小説で当時の日本社会や人間社会を痛烈に風刺する。また同年に芥川は自殺しており、芥川の命日7月 ...
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『マッドマックス 怒りのデス・ロード』考察|女たちのトウソウ|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|ジョージ・ミラー
概要  『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、2015年に公開されたオーストラリアとアメリカのアクション映画。監督はジョージ・ミラー。前作から27年ぶりに製作された『マッドマックス』シリーズの第4 ...
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『ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪』(シーズン1)考察|光を知るためには闇に触れなければならない時もある|あらすじ解説|登場人物
概要  原題は The Lord of the Rings: The Rings of Power。J・R・R・トールキンの小説『指輪物語』とその追補編を基に製作され、Amazon Prime VId ...
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『イミテーション・ゲーム』考察|秘密は持たないのが一番だ|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|モルテン・ティルドゥム
概要 『イミテーション・ゲーム』は、2014年に公開されたアメリカの歴史ヒューマン映画。監督はモルテン・ティルドゥム。  第87回アカデミー賞作品賞、監督賞、主演男優賞、助演女優賞、脚色賞など八部門で ...
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『ブレードランナー』考察|レプリカントと崇高さ|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|リドリー・スコット
概要  『ブレードランナー』は、1982年に公開されたアメリカのSFアクション映画。監督はリドリー・スコット。原作は1968年に発表されたフィリップ・K・ディックのSF小説『アンドロイドは電気羊の夢を ...
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『ハリー・ポッターと死の秘宝PART2』考察|愛よ、永遠に|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|デヴィッド・イェーツ
概要  『ハリー・ポッターと死の秘宝PART2』は、2011年に公開されたイギリスのファンタジー映画。監督はデヴィッド・イェーツ。原作は2007年に発表されたイギリスの作家J・K・ローリングの同名小説 ...
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『ハリー・ポッターと死の秘宝PART1』考察|手がかりなしの旅|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|デヴィッド・イェーツ
概要  『ハリー・ポッターと死の秘宝PART1』は、2010年に公開されたイギリスのファンタジー映画。監督はデヴィッド・イェーツ。原作は2007年に発表されたイギリスの作家J・K・ローリングの同名小説 ...
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『ハリー・ポッターと謎のプリンス』解説|何もせず帰った死喰い人|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと考察|デイビッド・イェーツ
概要  『ハリー・ポッターと謎のプリンス』は、2009年に公開されたイギリスのファンタジー映画。監督はデヴィッド・イェーツ。原作は2005年に発表されたイギリスの作家J・K・ローリングの同名小説。   ...
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『コーダ あいのうた』考察|想いを伝えるものは何か|あらすじネタバレ解説・伝えたいこと感想|シアン・ヘダー
概要  『コーダ あいのうた』は、2021年に公開されたアメリカ・フランス・カナダのヒューマンドラマ映画。監督はシアン・ヘダー。  2014年のフランス映画『エール!』のリメイク。アカデミー賞は作品賞 ...
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『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』考察|最強同士の戦い|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|デヴィッド・イェーツ
概要  『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』は、2007年に公開されたイギリスのファンタジー映画。監督はデヴィッド・イェーツ。原作は2003年に発表されたイギリスの作家J・K・ローリングの同名小説。 ...
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『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』考察|恋愛と嫉妬にまみれたロン|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|マイク・ニューウェル
概要  『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』は、2005年に公開されたイギリスのファンタジー映画。監督はマイク・ニューウェル。原作は2000年に発表されたイギリスの作家J・K・ローリングの同名小説。原 ...
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『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』解説|両親の死の真相|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと考察|アルフォンソ・キュアロン
概要  『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』は、2004年に公開されたイギリスのファンタジー映画。監督はアルフォンソ・キュアロン。原作は1999年に発表されたイギリスの作家J・K・ローリングの同名小 ...
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『ハリー・ポッターと秘密の部屋』考察|より深く、より遠く|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|クリス・コロンバス
概要  『ハリー・ポッターと秘密の部屋』は、2002年に公開されたイギリスのファンタジー映画。監督はクリス・コロンバス。原作は1998年に発表されたイギリスの作家J・K・ローリングの同名小説。  前作 ...
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『ハリー・ポッターと賢者の石』考察|規則を破る勇気|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|クリス・コロンバス
概要  『ハリー・ポッターと賢者の石』は、2001年に公開されたイギリスのファンタジー映画。監督はクリス・コロンバス。原作は1997年に発表されたイギリスの作家J・K・ローリングの同名小説。  主演は ...
/ / 映画
「ハリウッド映画史」とは何か ②1930年代
【この章に出てくる重要語】 ・スクリューボール・コメディー ・テクニカラー ・「プロデューサーの時代」 ・サウンドトラック ・(ショットの)「経済性」 ・ニューディール政策 【これを観れば1930年代 ...
/ / 映画, 歴史, 論考
『メメント』考察|嘘から始まる殺人事件|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|クリストファー・ノーラン
概要  『メメント』は、2000年に公開されたアメリカの推理スリラー映画。監督はクリストファー・ノーラン。原作は監督の弟ジョナサン・ノーランの短編『Memento Mori』。出演はガイ・ピアース、キ ...
/ / 映画
「ハリウッド映画史」とは何か ①映画誕生から1920年代まで
 以下に綴られるのは、映画史一般ではなく「ハリウッド映画」の歴史、しかも一映画ファンが極私的に考えたものにすぎない。読者の方におかれましては、ここに挙げられている作品・挙げられていない作品を興味のおも ...
/ / 映画, 歴史, 論考
『クラウド アトラス』考察|愛で繋がる壮大な物語|あらすじネタバレ感想・意味解説|トム・ティクヴァ
概要  『クラウド アトラス』は、2012年に公開されたドイツ・アメリカ合作のSFドラマ映画。監督はトム・ティクヴァとウォシャウスキー姉妹。原作は2004年に発表されたデイヴィッド・ミッチェルの同名小 ...
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オフコース『YES-YES-YES』歌詞解説|手を離さないで|意味考察
概要  「YES-YES-YES」は1982年に発表された日本のバンドオフコースの24枚目のシングル。  オフコースはほかに『言葉にできない』、『秋の気配』などがある。  音楽はほかに米津玄師『地球儀 ...
/ / 音楽
オフコース「言葉にできない」 歌詞解説|言葉はなくなっていき|意味考察
概要  1982年2月1日に発売された、オフコース23枚目のシングルの一曲。初出アルバムは1981年に12月1日に発売された『over』。  オフコースは他に『YES-YES-YES』、『秋の気配』な ...
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最終回から観る大河ドラマ①『鎌倉殿の13人』
大河ドラマの最終回を見ている時、つかの間、彼は自由になる。 1年の時をかけてつぶさに辿ってきた支流の一つ一つが、合流して大きな流れとなり轟音を伴って海に注いで行く。 誰にも邪魔されず、気を遣わず、その ...
/ / ドラマ, 論考
『一握の砂』解説|大胆に率直に|あらすじ内容感想・意味伝えたいこと考察|石川啄木
概要  石川啄木の最初の歌集。1920(明治43)年12月1日刊行。「食ふべき詩」(明治42年11月)のころに、旧来の新詩社風の詩風を脱して、率直な現在の生活に即した歌を歌うようになり、それを反映させ ...
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映画『メッセージ』考察|あなたの物語の始まりの場所|あらすじ解説・感想|ドゥニ・ヴィルヌーヴ
概要  『メッセージ』は、2016年に公開されたアメリカのSFドラマ映画。原題はArrival。監督はドゥニ・ヴィルヌーヴ。出演はエイミー・アダムス、ジェレミー・レナー。原作はテッド・チャンの短編小説 ...
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「芋粥」解説|飽くことのない欲望と幸福|あらすじ感想・伝えたいこと考察|芥川龍之介
概要  「芋粥」は、1916年9月に『新小説』で発表された芥川龍之介の短編小説。芥川の「鼻」と同じく『宇治拾遺物語』の一話から題材を得ている。国語の教科書に掲載されている。  芋粥が欲しくて欲しくて堪 ...
/ / 文学
映画『セッション』考察|怒りが生む調和|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|デイミアン・チャゼル
概要  『セッション』は、2014年に公開されたアメリカのヒューマンドラマ映画。原題は"Whiplash"。監督・脚本はデイミアン・チャゼル。出演はマイルズ・テラー、J・K・シモンズ。  アカデミー賞 ...
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『マイノリティ・リポート』考察|殺人予知の正当性と倫理的問題|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|スティーヴン・スピルバーグ
概要 『マイノリティ・リポート』は、2002年に公開されたアメリカのSFサスペンス映画。監督はスティーヴン・スピルバーグ。主演はトム・クルーズ。原作はフィリップ・K・ディックの同名短編小説。  殺人予 ...
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「幸福な王子」解説|救済と同性愛|あらすじ内容感想・伝えたいこと考察|「幸福の王子」オスカー・ワイルド
概要 「幸福な王子」は、1888年に刊行されたアイルランドの作家オスカー・ワイルドの子供向け短編小説。「幸福の王子」と訳されることもある。  教科書に掲載されている。平易でありながら詩的な格調の高い文 ...
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サルトル『嘔吐』解説|なぜ吐き気を催すのか|わかりやすく意味考察・小説あらすじ
概要  『嘔吐』は、1938年に出版されたサルトルの哲学小説。この作品でサルトルは一躍有名になった。1964年、『嘔吐』などの小説によってノーベル文学賞に選出されたが受賞を拒否・辞退している。  アル ...
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『アイアンマン』考察|MCUの記念すべき第1作|あらすじ感想・意味解説|ジョン・ファヴロー
概要  『アイアンマン』は、2008年に公開されたアメリカのスーパーヒーロー映画。監督はジョン・ファヴロー。出演はロバート・ダウニー・Jr、グウィネス・パルトロー。  アカデミー賞は音響編集賞と視覚効 ...
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『オール・ユー・ニード・イズ・キル』考察|ゲーム的感性と時間のズレ|あらすじ解説|感想|ダグ・リーマン
概要  『オール・ユー・ニード・イズ・キル』は、2014年に公開されたアメリカのSFアクション映画。監督はダグ・リーマン。主演はトム・クルーズ、エミリー・ブラント。原題は「Edge of Tomorr ...
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映画『タクシードライバー』解説|偶然の正義が隠蔽するもの|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと考察|マーティン・スコセッシ
概要  『タクシードライバー』は、1976年に公開されたアメリカのサイコパス社会派映画。監督はマーティン・スコセッシ。主演はロバート・デ・ニーロ。  カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した。  ベ ...
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『ダンケルク』解説|セリフ、表情で語れないものを語る|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|クリストファー・ノーラン
概要  『ダンケルク』は、2017年に公開されたイギリスの戦争映画(IMAX)。監督はクリストファー・ノーラン。出演はフィン・ホワイトヘッド、ケネス・ブラナー、アナリイン・バーナードなど。キャッチコピ ...
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無意識とは何か-フロイト|意味をわかりやすく解説
無意識とは何か  一般的には無意識とは、その名の通り意識されてない、あるいは意識されえない意識のことだ。だから例えば、爪が伸びる、ということも無意識の一つに数え入れることができるだろう。  もちろんフ ...
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安部公房『砂の女』解説|<希望>はどこにあるのか?|あらすじ内容感想・伝えたいこと考察
概要  『砂の女』は、1962年に刊行された安部公房の長編小説。1963年に読売文学賞を受賞。1964年に勅使河原宏監督により映画化。日本を代表する不条理文学の一つ。不条理文学はカミュ『異邦人』、カフ ...
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『TENET テネット』解説|10の謎と運命論の問題|伝えたいこと考察|あらすじネタバレ感想|クリストファー・ノーラン
概要  『TENET テネット』は、2020年に公開されたSFアクション映画(IMAX)。監督・脚本・製作はクリストファー・ノーラン。主演はジョン・デイビッド・ワシントン、出演にロバート・パティンソン ...
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『ダークナイト ライジング』考察|ヒーローには誰にでもなれる|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|クリストファー・ノーラン
概要  『ダークナイト ライジング』は、2012年に公開された英米合作のSFアクション映画。監督はクリストファー・ノーラン。『ダークナイト トリロジー』の第3作目。前々作は『バットマン ビギンズ』、前 ...
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『ダークナイト』考察|善悪を超えた狂気の悪|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|クリストファー・ノーラン
概要  『ダークナイト』は、2008年に公開された英米合作のSFアクション映画。監督はクリストファー・ノーラン。音楽はハンス・ジマー。『ダークナイト トリロジー』の第2作目。前作は『バットマン ビギン ...
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くるり『奇跡』歌詞解説|どこへでもいけるよ|意味考察
概要  「奇跡」は2011年に発表された日本のロックバンドくるりの24枚目のシングル。  2011年に公開された是枝裕和監督の『奇跡』の主題歌。大鵬薬品工業「チオビタドリンク」のCMソングにもなってい ...
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『バットマン ビギンズ』考察|ダークでクールなスーパーヒーロー|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|クリストファー・ノーラン
概要  『バットマン ビギンズ』は、2005年に公開された英米合作のSFアクション映画。監督はクリストファー・ノーラン。『ダークナイト トリロジー』の第1作目。次作は『ダークナイト』、次々作は『ダーク ...
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『少年の日の思い出』解説|母が優しくしてくれたのはなぜか|あらすじ感想・伝えたいこと考察|ヘルマン・ヘッセ
概要  『少年の日の思い出』は、1931年に発表されたドイツ作家ヘルマン・ヘッセの短編小説。  初稿の段階の題名は『クジャクヤママユ』(1911年)であり、それが1931年にドイツの地方新聞に掲載され ...
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『アルゴ』考察|奇想天外な脱出作戦|あらすじ感想・伝えたいこと解説|ベン・アフレック
概要 『アルゴ』は、2012年に公開されたアメリカの歴史ドラマ映画。監督・主演はベン・アフレック。製作はベン・アフレック、ジョージ・クルーニー、グラント・ヘスロヴ。アカデミー賞の作品賞を受賞。  19 ...
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『走れメロス』解説|メロスと王の共通性|あらすじ感想・伝えたいこと魅力考察|太宰治
概要  『走れメロス』は、「新潮」の1940年5月号に発表された太宰治の短編小説。ギリシアの古伝説とシラーの『担保(人質)』という詩を基にしている。日本の国語の教科書の題材にも採用されている。  シラ ...
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『天気の子』と現代
「生きていかなくちゃ。大丈夫。僕たちはきっと大丈夫だ。」  —家福悠介 in 濱口竜介監督『ドライブ・マイ・カー』(2021) 「こういう時に大丈夫ですか?って聞いちゃダメなんですって。相手はたいてい ...
/ / アニメ, 映画, 論考
『山月記』臆病な自尊心と尊大な羞恥心とは何か|あらすじ解説感想・伝えたいこと意味考察|中島敦
概要  『山月記』は、1942年『文學界』に発表された中島敦の短編小説。唐代の伝奇小説「人虎伝」を題材としているため、古文調の文体で書かれている。  文章の美しさや教訓の深さから、長らく中学の国語の教 ...
/ / 文学
『ジョーカー』考察|表面にある真実|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|映画トッド・フィリップス
概要  『ジョーカー』は、2019年に公開されたアメリカのサイコスリラー映画。監督はトッド・フィリップス。主演はホアキン・フェニックス。キャッチコピーは「本当の悪は笑顔の中にある」。  ヴェネツィア国 ...
/ / 映画
『言の葉の庭』考察|一人で歩くための練習|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|新海誠
概要 『言の葉の庭』(ことのはのにわ)は、2013年5月31日に公開された新海誠の中編アニメーション映画。前作は『星を追う子ども』、次作は『君の名は。』。キャッチコピーは”愛よりも昔 孤悲((こい)) ...
/ / アニメ, 映画
カフカ『変身』解説|不条理の先にあるもの|あらすじ感想・伝えたいこと何が言いたいか考察
概要 『変身』は、1915年に発表されたフランツ・カフカの中編小説。実存主義文学であり、サルトルの『嘔吐』、アルベール・カミュの『ペスト』『異邦人』とともに、不条理文学の傑作の一つに数え上げられる。 ...
/ / 文学
『雲のむこう、約束の場所』考察|喪失した決断の肯定|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|新海誠バッドエンド
概要  『雲のむこう、約束の場所』は、2004年に公開されたファンタジー恋愛アニメーション。監督・脚本は新海誠。前作は『ほしのこえ』、次作は『秒速5センチメートル』。  毎日映画コンクールアニメーショ ...
/ / アニメ, 映画
「注文の多い料理店」解説|なぜ山猫は間抜けなのか|あらすじ内容要約・伝えたいこと考察|宮沢賢治
概要 「注文の多い料理店」は、1924年に出版された宮沢賢治の童話小説。小学校の国語の教科書に掲載されている。  短編集『イーハトブ童話 注文の多い料理店』の3番目の作品として収録された。元々は12巻 ...
/ / 文学
永劫回帰とは何か|意味をわかりやすく解説|公共・倫理
永劫回帰の意味  永劫回帰(ewige Wiederkehren)はニーチェの根本思想である。"ewige" が「永遠の」という意味の形容詞、"Wiederkehren"が「再帰」「繰り返し」という意 ...
/ / 哲学
カミュ『異邦人』解説|不条理文学の傑作、それは太陽のせいだ|あらすじ感想・伝えたいこと考察
概要  『異邦人』は、1942年に刊行されたアルベール・カミュの中編小説。原題は L'Étranger。  カミュの『ペスト』、カフカの『変身』、サルトルの『嘔吐』とともに不条理文学の傑作の一つに数え ...
/ / 文学
実存主義とは何か|意味をわかりやすく解説|サルトル『実存主義はヒューマニズムである』|公共・倫理
意味  実存主義(existentialism)とは、人間主体を基礎とする考え方を主張した概念。  教科書的にはキルケゴールとかニーチェも実存主義の思想と言われているが、彼らはその言葉を一度も使用して ...
/ / 哲学
ルサンチマンとは何か|意味をわかりやすく解説|ニーチェ
意味  ルサンチマンとは、「無力ゆえの「憎悪」「嫉妬」に基づく、弱者からの「復讐」の感情」のことである。復讐心、反逆心と訳せる場合も多い。  アルファベットで書くと Ressetiment となる。最 ...
/ / 哲学
劇場と小説における空想について|マルク・リシール論文読解
概要 2003年のテキスト。« Du rôle de la phantasia au théâtre et dans le roman », Littérature n° 132 – Larousse ...
/ / 哲学, 論考
『君の名は。』考察|忘却の代償、バッドエンドのゆくえ|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|新海誠
概要  『君の名は。』は、2016年に公開された恋愛ファンタジーアニメーション映画。監督・脚本は新海誠。声優は神木隆之介と上白石萌音。第40回日本アカデミー賞の優秀アニメーション作品賞を初め、数々の賞 ...
/ / アニメ, 映画
ニヒリズムとは何か|意味をわかりやすく徹底解説|公共・倫理
意味  哲学史的にはニーチェで有名になった概念である。ドイツ語だと Nihilismus だと書かれるが、「Nihil」の部分がラテン語だと「無」という意味になる。英語の no や not という言葉 ...
/ / 哲学
新海誠『彼女と彼女の猫』考察|日常にある世界の肯定|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説
概要  『彼女と彼女の猫』は、1999年に公開された自主制作短編アニメーション。監督は新海誠。全5分弱。次作は『ほしのこえ』。  完全に個人で制作されたアニメーションで、実質的に新海の二作目にあたる。 ...
/ / アニメ, 映画
『秒速5センチメートル』考察|喪失を受けとめて|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|新海誠
概要  『秒速5センチメートル』は、2007年に公開された恋愛青春アニメ映画。監督は新海誠。前作は『雲のむこう、約束の場所』、次作は『星を追う子ども』。キャッチコピーは「どれほどの速さで生きれば、きみ ...
/ / アニメ, 映画
『インセプション』考察|二つの愛の物語|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|クリストファー・ノーラン
概要  『インセプション』は、2010年に公開されたアメリカのSFアクション恋愛映画。監督はクリストファー・ノーラン。音楽はハンス・ジマー。前作は『ダークナイト』、次作は『ダークナイト ライジング』。 ...
/ / 映画
コペルニクス的転回とは何か|意味を分かりやすく解説|カント『純粋理性批判』
意味  コペルニクス的転回とは、哲学的にはカントが自らの哲学の哲学史における大転換を示すために使った概念。一般には、物事の見方が180度変わることを意味する。元ネタは天文学における天動説から地動説への ...
/ / 哲学
『風の歌を聴け』解説|トランスジェンダー文学と深い淵|あらすじ感想・意味考察|村上春樹
概要  『風の歌を聴け』 は、1979年に刊行された村上春樹の中編小説。村上春樹の小説第一作である。「鼠三部作」の一作目。  群像新人文学賞を受賞、芥川賞と野間文芸新人賞の候補になった。  21歳の「 ...
/ / 文学
『旅する練習』解説|コロナ以後の記憶と旅小説|あらすじ内容感想・伝えたいこと考察|乗代雄介
概要  『旅する練習』は、2020年に発表された乗代雄介の中編小説。  2020年に第164回芥川龍之介賞で候補、2021年に第34回三島由紀夫賞を受賞、2022年に第37回坪田譲治文学賞を受賞してい ...
/ / 文学
星を追う子ども
『星を追う子ども』考察|孤独・愛・おだやかさについて|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと考察|新海誠
概要  『星を追う子ども』は、2011年5月7日に公開された日本のファンタジーアニメ映画。監督は新海誠。前作は『秒速5センチメートル』、次作は『言の葉の庭』。  キャッチコピーは「新海誠が贈る本格ジョ ...
/ / アニメ, 映画, 論考
フェミニズムとは何か|歴史と意味をわかりやすく解説
概略 基本的な戦略と簡単な歴史  フェミニズムとは、女性解放の思想であり社会運動の総称である。  古くは女性参政権の獲得に始まり、雇用の平等、家制度の批判・検討、ジェンダー規範への抵抗など、批判対象を ...
/ / 哲学, 文学
無知の知とは何か|意味をわかりやすく解説|ソクラテス|公共・倫理
意味  ソクラテスの哲学的態度のことである。一般的には「自分が何も知らないということを知っている」状態のこととされ、それゆえ、何でも知っていると考える人よりも「無知の知」の人は「知らないということを知 ...
/ / 哲学
映画『ゾディアック』考察|未解決事件は人を狂わせる|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|デヴィッド・フィンチャー
概要  『ゾディアック』は2007年に公開されたアメリカのスリラー探偵映画。監督はデヴィッド・フィンチャー。主演はジェイク・ジレンホール。  実際に1968年から1974年にアメリカで起きた連続殺人事 ...
/ / 映画
『天使のくれた時間』考察|ぬくもりを与える家族|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|ブレット・ラトナー
概要  『天使のくれた時間』は、2000年に公開されたアメリカのファンタジーヒューマン映画。監督はブレット・ラトナー。主演はニコラス・ケイジとティア・レオーニ。原題は「The Family Man」。 ...
/ / 映画
『1Q84』考察|リトル・ピープルとビッグ・ブラザー|あらすじ感想・意味解説|村上春樹
概要  『1Q84』は村上春樹の長編小説。BOOK1とBOOK2が2009年に、BOOK3が2010年に新潮社から出版された。全巻ミリオンセラーを記録した。  1Q84年と呼ばれる新しい世界で、ヤナー ...
/ / 文学
現象学とは何か|意味をわかりやすく解説|フッサール
意味  現象学(phänomenologie)とは、エトムント・フッサールが創始した哲学の潮流のことを指す。20世紀前半から大きな影響力を持ち、現在でも現象学者と呼ばれる人(ex. ダン・ザハヴィ)は ...
/ / 哲学
『コンスタンティン』考察|これは禁煙映画だ!|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|フランシス・ローレンス
概要  『コンスタンティン』は、2005年に公開されたアメリカのファンタジーアクション映画。監督はフランシス・ローレンス。主演はキアヌ・リーブス。ヴィジランテ映画。  悪魔祓い師で主人公のコンスタンテ ...
/ / 映画
遠藤周作『沈黙』解説|今まで誰もしなかった一番辛い愛の行為|あらすじ内容感想・伝えたいこと考察
概要  『沈黙』は、1966年に出版された遠藤周作の歴史小説。谷崎潤一郎賞を受賞した。  20世紀小説における傑作の一つであり、海外でもキリスト教文学として高く評価されている。2016年にマーティン・ ...
/ / 文学
映画『セブン』考察|七つの大罪と些細な罪|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|デヴィッド・フィンチャー
概要  『セブン』は、1995年に公開されたアメリカのサイコ・サスペンス映画。監督はデヴィッド・フィンチャー。主人公はブラッド・ピットとモーガン・フリーマン。  「七つの大罪」を題材にした猟奇殺人事件 ...
/ / 映画
『ジョゼと虎と魚たち』解説|完全無欠の幸福は死そのものだ|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと考察|田辺聖子
概要 「ジョゼと虎と魚たち」は、1984年に発表された田辺聖子の恋愛小説。  2003年に池脇千鶴と妻夫木聡が主演で実写映画化、2020年に韓国でリメイクされた。  他人に高圧的な態度で接するちょっと ...
/ / 文学
『存在の耐えられない軽さ』解説|一度は数のうちに入らない|あらすじ内容感想・伝えたいこと考察|ミラン・クンデラ
概要  『存在の耐えられない軽さ』は、1984年に発表されたミラン・クンデラ(1929 -)の小説。クンデラはチェコ出身でフランスに亡命した作家である。  フィリップ・カウフマン監督によって1987年 ...
/ / 文学
拡張現実の時代とは何か|宇野常寛|意味をわかりやすく解説
概要  「拡張現実の時代」とは、批評家の宇野常寛が『リトル・プープルの時代』(2011年)以来提唱している概念である。  社会学者の見田宗介は戦後日本の精神史を三つに区分する。敗戦後の復興や新たな政治 ...
/ / アニメ, 哲学
『マイレージ、マイライフ』考察|軽やかで重い人生哲学|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|ジェイソン・ライトマン
概要  『マイレージ、マイライフ』は、2009年に公開されたアメリカのヒューマンドラマ映画。監督はジェイソン・ライトマン。原題は"Up in the Air"。原作は2001年に出版されたウォルター・ ...
/ / 映画
メディアと現代をどう考えるか【隔月現象学論考(9月)】
メディアと現代をどう考えるか  『哲学と人類』を読んだ。それによると、コロナは新たなる人類の形を提示したという。  それが「分散と管理」という社会のあり方だ。フーコーが近代社会を描き出すときにそこには ...
/ / 哲学, 論考
『存在と時間』解説・入門|意味をわかりやすく要約|ハイデガー
概要  1927年に出版されたマルティン・ハイデガーの著作。1925年マールブルク大学哲学教授ニコライ・ハルトマンがケルン大学へ転出し、その後任としてハイデガーが検討されたが業績不足という理由で文部省 ...
/ / 哲学
想像界、象徴界、現実界とは何か|意味をわかりやすく解説
ラカンの概念と概要  想像界、象徴界、現実界はフランスの精神分析家ラカンの概念である。ラカンはこの概念で、人間の生きる世界の在り方を論じようとした。  精神分析理論の基礎重要概念であるこの概念は、しか ...
/ / 哲学
『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』考察|ワトソンを問い詰めるホームズ|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|ガイ・リッチー
概要  『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』は、2011年に公開されたイギリス・アメリカのアクション探偵映画。監督はガイ・リッチー。『シャーロック・ホームズ』の続編。  相棒のワトソンやアドラ ...
/ / 映画
『マトリックス レザレクションズ』考察|トリニティの選択に注視せよ|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説
概要  『マトリックス レザレクションズ』は、2021年に公開されたアメリカのSF映画。監督はラナ・ウォシャウスキー。大人気SF映画『マトリックス』シリーズの第4作目に当たる。  前作まではリリー・ウ ...
/ / 映画
『省察』入門|初学者にわかりやすく要約・解説|デカルトの目的、主題など
概要  ルネ・デカルトの『省察』は、『第一哲学についての省察』(Meditationes de philosophia)として第一版が1641年にパリで、第二版が1942年にアムステルダムで出版された ...
/ / 哲学
『日の名残り』解説|信用できない語り手はそれでも語る|あらすじ感想・伝えたいこと考察|カズオ・イシグロ
概要  『日の名残り』は、1989年に刊行されたカズオ・イシグロの長編小説。原題はThe Remains of the Day。ブッカー賞を受賞。2017年にイシグロはノーベル文学賞を受賞した。199 ...
/ / 文学
千葉雅也『現代思想入門』書評|わかりやすく要約・解説
概要  千葉雅也『現代思想入門』講談社現代新書、2022年。キャッチフレーズは「人生が変わる哲学」。  千葉雅也は現代の著名な哲学者兼小説家であり、著書にドゥルーズ研究の『動きすぎてはいけない』、それ ...
/ / 哲学, 書評
『哲学と人類』書評|わかりやすく要約・解説、次読むべき著作は?
概要  『フランス現代思想史』など、専門に拘らず、簡明な文体で幅広い読者層から支持を得ている哲学者、岡本裕一朗の2021年の著作。本書はメディアや技術に焦点を当てて、哲学の光のもとで人類史を読み解こう ...
/ / 哲学, 書評
『シャーロック・ホームズ』考察|二次創作の真骨頂|あらすじ感想・意味解説|ガイ・リッチー
概要  『シャーロック・ホームズ』は、2009年に公開された英米合作のアクション探偵映画。監督はガイ・リッチー。コナン・ドイルの同名小説を基にしている。主演はロバート・ダウニー・Jrとジュード・ロウ。 ...
/ / 映画
漫画『現象学の理念』書評|わかりやすく要約・解説、読むべきおすすめ著作は!
概要  須賀原洋行『現象学の理念』はフッサール『現象学の理念』を原作とした漫画である。2020年、講談社まんが学術文庫から出版。まんが学術文庫では、このような企画をシリーズ化しており、他に漫画『純粋理 ...
/ / 哲学, 書評
飲茶『史上最強の哲学入門』書評|わかりやすく要約・解説、おすすめ次読むべき著作は?
概要  飲茶『史上最強の哲学入門』(マガジン・マガジン)は2010年に出版された哲学の入門書。古代ギリシアから現代哲学までの哲学の歴史を射程に納めている。後に文庫化される(河出文庫、2015年)。 関 ...
/ / 哲学, 書評
『ゲーテの恋 〜君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」〜』凡庸な恋|あらすじ解説|内容考察|感想
概要  『ゲーテの恋 〜君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」〜』は、2010年公開のドイツ映画。監督はフィリップ・シュテルツェル。原題は『Goethe!』。  18世紀のドイツの詩人・小説家のヨハン・ヴォ ...
/ / 映画
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』考察|過去を見ながら前に進む|あらすじ感想・伝えたいこと解説|スティーヴン・スピルバーグ
概要  『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』は、2002年に公開されたアメリカのヒューマンドラマ映画。監督はスティーヴン・スピルバーグ。原作はフランク・W・アバグネイル・Jrの自伝小説『世界をだまし ...
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『容疑者Xの献身』考察|堤真一の演技が光る|あらすじ解説|感想|東野圭吾
概要  『容疑者Xの献身』は、2008年に公開された恋愛サスペンス映画。 監督は西谷弘。主演は福山雅治と堤真一。原作は東野圭吾の同名小説。  ドラマ「ガリレオ」シリーズの続編で第3弾にあたる。2005 ...
/ / 映画
本谷有希子『本当の旅』解説|新たなる小説の誕生に向けて|あらすじ考察|感想
概要  「本当の旅」は本谷有希子の短編小説。2018年に講談社から出版された『静かに、ねぇ、静かに』に収録されている。  SNS時代の旅を主題に、ハネケンとづっちんとヤマコのマレーシア旅行が描かれる。 ...
/ / 文学
映画『ターミナル』考察|ターミナルとユートピア|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|スティーヴン・スピルバーグ
概要  『ターミナル』は、2004年に公開されたアメリカのヒューマン映画。監督はスティーヴン・スピルバーグ。主演はトム・ハンクス。  アメリカに訪れたタイミングで自国がクーデターにあい空港ターミナルに ...
/ / 映画
『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲』考察|おまたはヒュンとしたか?|あらすじ感想・伝えたいこと解説|原恵一
概要  『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲』は、2001年に公開されたアニメ映画。監督は原恵一。前作は『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル』、次作は『クレヨンしんちゃん ...
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「アグニの神」解説|運命のおごそかさについて|あらすじ、内容考察・感想|芥川龍之介
概要  『アグニの神』は芥川龍之介の短編小説である。1921年に児童雑誌『赤い鳥』に発表された。  『赤い鳥』には他に「蜘蛛の糸」や「杜子春」などが掲載されている。芥川はほかに『河童』『鼻』『羅生門』 ...
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『トゥルーマン・ショー』考察|リアルな生活|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|ピーター・ウィアー
概要  『トゥルーマン・ショー』は、1998年に公開されたアメリカのヒューマン映画。監督はピーター・ウィアー。出演はジム・キャリー、エド・ハリス。  ゴールデングローブ賞で三部門を受賞、ヒューゴー賞で ...
/ / 映画
映画『スプリット』 考察|多重人格を演じ分ける|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|ナイト・シャマラン
概要  『スプリット』は、2016年に公開されたアメリカのサスペンス映画。監督はM・ナイト・シャマラン。主演はジェームズ・マカヴォイ。  映画『アンブレイカブル』と共通の世界であることが明かされる。続 ...
/ / 映画
『博士の愛した数式』解説|美しいつながり|あらすじ内容感想・伝えたいこと考察|小川洋子
概要  『博士の愛した数式』は、2003年に新潮社から出版された小川洋子の長編小説。初出は『新潮』2003年7月号。第55回読売文学賞、第1回本屋大賞を受賞した。  2006年1月に小泉堯史監督が実写 ...
/ / 文学
「現象とは何か」マルク・リシール論文読解
概要 « Qu’est-ce qu’un phénomène ? », Les Etudes Philosophiques – n°4 : Le Phénoménal et sa tradition ...
/ / 哲学
村上春樹「かえるくん、東京を救う」考察|地下=虚構の闘い|あらすじ感想・伝えたいこと解説
概要  「かえるくん、東京を救う」は、村上春樹の短編小説。2000年に刊行された短編集『神の子どもたちはみな踊る』(新潮社)に収録されている。  1995年1月17日におきた阪神・淡路大震災を題材とし ...
/ / 文学
『ゴーン・ガール』考察|演じるというゲーム|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|デヴィッド・フィンチャー
概要  『ゴーン・ガール』は、2014年に公開されたアメリカのサスペンス犯罪映画。監督はデヴィッド・フィンチャー。原題は"GONE GIRL"。原作は2012年に発表されたギリアン・フリンの同名小説。 ...
/ / 映画
人間という宗教 『コンビニ人間』を読む
1. 伝染について 「底辺の仕事ランキング」をご存知だろうか?ある就職情報サイトが2021年5月18日にインターネットに公開した記事で、1年のタイムラグを経て多くの批判が集中し「炎上」した(現在は削除 ...
/ / 文学
オフコース『秋の気配』歌詞解説|秋の気配の感性|意味考察
「秋の気配」の概要  1977年に発売されたオフコースの通算11枚目のシングル「秋の気配」に収録されている。  オフコースはほかに『言葉にできない』、『YES-YES-YES』などがある。  音楽はほ ...
/ / 音楽
母性のディストピアとは何か|意味をわかりやすく徹底解説
母性のディストピアとは何か(解説)  母性のディストピアとは宇野常寛『母性のディストピア』という本の題名であり、この本の骨格をなす概念でもある。はじめに宇野の定義をご紹介しよう。 妻を「母」と錯誤する ...
/ / アニメ, 哲学, 漫画
スガシカオ『奇跡』歌詞解説|「奇跡」の「予感」|意味考察
概要  スガシカオの18枚目のシングル。2005年に発表された。『奇跡』のほかに『夏陰』『サナギ』が収録されている。  『奇跡』は2005年の全国高校野球選手権大会のテーマソング。2000年代における ...
/ / 論考, 音楽
「神の子どもたちはみな踊る」考察|ヨシヤは踊る|あらすじ感想・伝えたいこと解説|村上春樹
概要 「神の子どもたちはみな踊る」は村上春樹の短編小説。2000年に刊行された『神の子どもたちはみな踊る』(新潮社)に収録されている。収録されている6編のうち3作品は、1999年に「地震のあとで」と題 ...
/ / 文学
『ユナイテッド93』考察|死者たちの英雄的行為|あらすじ解説・感想|ポール・グリーングラス
概要  『ユナイテッド93』は、2006年に公開されたアメリカのテロ戦争映画。監督はポール・グリーングラス。  アメリカ同時多発テロでハイジャックされたユナイテッド航空93便の内部の様子を描く。無名の ...
/ / 映画
『プレミアム・ラッシュ』考察|ルールを破ろう|あらすじ解説・感想|デヴィッド・コープ
概要  『プレミアム・ラッシュ』は、2012年に公開されたアメリカのアクション映画。監督はデヴィッド・コープ。主演はジョセフ・ゴードン=レヴィット。公開は2012年だが、撮影は2010年にニューヨーク ...
/ / 映画
志向性とは何か|意味をわかりやすく解説|フッサール
志向性の意味  現象学ではフッサールの概念。フッサールは、意識の本質は「意識とは何かについての意識である」であることと定義し、それを志向性〈Intentionalität〉という言葉で表した。  例え ...
/ / 哲学
全てを抱えて歩いていくー映画「インフル病みのペトロフ家」感想ー
1.はじめに  幾度となく、その映画のことを思い返してしまっている。雪と凍てつきと終わりのない曇天がもたらす、底深いエネルギー。それに圧倒されたせいかもしれない。あまりに思い起こされるから、その映画に ...
/ / 映画, 論考
映画『ワールド・トレード・センター』解説|死の無意味さに抗って|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと考察|オリバー・ストーン
概要  『ワールド・トレード・センター』は、2006年に公開されたアメリカのテロ戦争映画。監督はオリバー・ストーン。アメリカ同時多発テロ事件を元にしたノンフィクション。実在のジョン・マクローリンとウィ ...
/ / 映画
ゴジラの命題とは何か|意味をわかりやすく徹底解説
概略  ゴジラの命題とはアトムの命題と対になる概念。ゴジラに関する分析やアトムとゴジラを連関させて分析する考察はいくつも挙げられるが、ゴジラの命題と言い切って世に知らしめたのは、おそらく宇野常寛『母性 ...
/ / アニメ, 漫画
ヒュレー/モルフェーとは何か –– フッサール|意味をわかりやすく徹底解説
概要  フッサールの現象学概念。  フッサールは独自の哲学的概念をギリシア語から持ってくることが多い。エポケーやエイドスなんかがそうだ。ご多分に漏れず、ヒュレー/モルフェーもギリシア語由来である。ヒュ ...
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『ほしのこえ』考察|届かないメールとセカイ系|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|新海誠
概要  『ほしのこえ』は、2002年に公開された新海誠監督の恋愛アニメ映画。公開時間は25分。前作は『彼女と彼女の猫』、次作は『雲のむこう、約束の場所』。キャッチコピーは「私たちは、たぶん、宇宙と地上 ...
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動物論入門
シジュウカラは「言葉」を操る?――導入 近年、シジュウカラ(鳥類の一種)の発する「言葉」に迫った鈴木俊貴氏の研究が、専門分野内外でにわかに注目を集めている。鈴木氏の研究によれば、シジュウカラは複数の鳴 ...
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『星の子』考察|壊れる前夜の流れ星|あらすじ解説・感想|今村夏子
概要  『星の子』は、2017年に刊行された今村夏子の長編小説。野間文芸新人賞を受賞。2020年に監督大森立嗣、主演芦田愛菜で実写映画化した。  娘が小さい頃に病気を患ったことをきっかけに新興宗教にの ...
/ / 文学
『ジョー・ブラックをよろしく』考察|去りがたい、それが人生だ|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|マーティン・ブレスト
概要 『ジョー・ブラックをよろしく』は、1998年に公開されたアメリカの恋愛ヒューマン映画。監督はマーティン・ブレスト。原題はMeet Joe Black。主演はブラッド・ピット。上映時間は3時間にお ...
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『モルグ街の殺人』解説|推理小説の誕生|あらすじ考察|感想|ポー
概要  『モルグ街の殺人』はエドガー・アラン・ポーの短編小説。1841年に発表。エドガー・アラン・ポーは1809年に生まれ、1849年に亡くなったアメリカの小説家。  『モルグ街の殺人』は不可解な事件 ...
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『幻のポケモン ルギア爆誕』考察|旅はまだま続く|あらすじ感想・伝えたいこと解説|湯山邦彦
概要  『劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕』は、1999年に公開されたアニメ映画。監督は湯山邦彦。映画「ポケットモンスター」シリーズの第2作目。前作は『劇場版ポケットモンスター ミュ ...
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『ミュウツーの逆襲』考察|涙のゆくえ|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説
概要  『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』は、1998年に公開された日本のアニメ映画。監督は湯山邦彦。映画「ポケットモンスター」シリーズの第1作目。  2019年にはリメイク版の『ミュウツ ...
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映画のハイブリッド・ザウルス 『ジュラシック・ワールド/炎の王国』論
「ジョン、君がやっている制御方法では不可能だよ。進化の歴史がわれわれに教えてくれたことが一つあるとしたら、生命は抑えつけられなどしない。生命はバリアーを破り、新しい領域に広がり、拡散する。[…]私は単 ...
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間主観性とは何か——フッサール
まえおき  「間主観性(intersubjectivity)」という言葉を日常生活で使う機会はほとんどないだろう。ごはんを食べているときに、いきなり「このトマトは間主観的なのかなあ」などと言い出す人が ...
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『オーシャンズ8』考察|女たちの共闘|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|ゲイリー・ロス
概要 『オーシャンズ8』は、2018年に公開されたアメリカのサスペンス映画。ケイパー映画。監督はゲイリー・ロス。出演はアンハサウェイ、ヘレナ・ボナム=カーター、サンドラ・ブロック。  スーザン・ソダバ ...
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『不思議の国のアリス』解説|ノンセンスと成長の物語|あらすじ感想・伝えたいこと考察|ルイス・キャロル
概要 『不思議の国のアリス』は、1865年刊行のイギリスの児童文学。作者はルイス・キャロル。本名はチャールズ・ラトウィッジ・ドドソン。数学者であり小説家。オックスフォート大学で教鞭をとる。原題はAli ...
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良心とは何かーハイデガー『存在と時間』|意味をわかりやすく解説
ハイデガーの良心論  マルティン・ハイデガーが現存在分析の中で、存在論的に意義深い現象として着目した人間的現象の一つである。ハイデガーは良心という現象を実存論的存在論的契機として位置づけ、現存在を本来 ...
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『怪盗グルーのミニオン危機一発』考察|グルーの恋愛|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|ピエール・コフィン
概要 『怪盗グルーのミニオン危機一発』は、2013年公開のアメリカ3Dアニメーション映画。原題はDespicable Me 2。監督はピエール・コフィンとクリス・ルノー。「怪盗グルー」シリーズの2作目 ...
/ / アニメ, 映画
『怪盗グルーの月泥棒』考察|父から母へ、母から父へ|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説
概要  『怪盗グルーの月泥棒』は、2010年に公開されたアメリカのヒューマン3Dアニメーション映画。監督はピエール・コフィンとクリス・ルノー。「怪盗グルー」シリーズの一作目。  次作は『怪盗グルーのミ ...
/ / アニメ, 映画
『ミニオンズ』考察|可愛さと面白さの秘密|あらすじ感想・伝えたいこと解説
概要 『ミニオンズ』は、2015年のアメリカ映画。3Dアニメーション映画。監督はピエール・コフィンとカイル・バルダ。「怪盗グルー」シリーズのスピンオフ。子分であるミニオンが主人公。声優はピエール・コフ ...
/ / アニメ, 映画
『星の王子さま』解説|大切なものは目に見えない|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと考察|サン=テグジュペリ
概要  『星の王子さま』は、1943年に刊行されたアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの冒険少年小説。原題はフランス語で Le Petit Prince。  直訳だと「小さな王子さま」になる。「星の王 ...
/ / 文学
『オーシャンズ13』解説|アナログの逆襲|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと考察|スティーブン・ソダーバーグ
概要  『オーシャンズ13』は、2007年に公開されたアメリカのサスペンス推理映画。ケイパー映画。監督はスティーブン・ソダーバーグ。出演はジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイマン、ドン ...
/ / 映画
『オーシャンズ12』解説|愛すべき盗人たち|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと考察|スティーブン・ソダーバーグ
概要  『オーシャンズ12』は2004年に公開されたアメリカのサスペンス推理映画。ケイパー映画。監督はスティーブン・ソダーバーグ。  前作は『オーシャンズ11』、次作は『オーシャンズ13』。スピンオフ ...
/ / 映画
映画『A.I.』考察|涙なしでは観られない|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|スティーヴン・スピルバーグ
概要  『A.I.』は2001年に公開されたアメリカのSFヒューマン映画。監督はスティーヴン・スピルバーグ。原案はスタンリー・キューブリック。「AI」は Artificial Intelligence ...
/ / 映画
『オーシャンズ11』解説|人間臭い強奪作戦|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと考察|スティーブン・ソダーバーグ
概要  『オーシャンズ11』は、2001年に公開されたアメリカのサスペンス推理映画。ケイパー映画。監督はスティーブン・ソダーバーグ。主演はジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット。  続編は『オーシャン ...
/ / 映画
『ミニミニ大作戦』考察|ミニの戦い方|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|ゲイリー・グレイ
概要  『ミニミニ大作戦』は、2003年に公開されたアメリカのアクション映画。原題は「The Italian Job」。監督はF・ゲイリー・グレイ。 1969年に公開されたピーター・コリンソン監督の『 ...
/ / 映画
生活世界とは何か-フッサール|意味をわかりやすく解説
概要  生活世界〔Lebenswelt〕はフッサールの後期哲学の概念であり、フッサールの有名な著作では『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』(以下『危機書』)や『経験と判断』の中で詳しく言及される概 ...
/ / 哲学
映画『アポロ13』考察|失敗を乗り越えろ|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|ロン・ハワード
概要  『アポロ13』は、1995年に公開されたアメリカのSFヒューマン映画。監督はロン・ハワード。主演はトム・ハンクス。出演はビル・パクストン、エド・ハリス。原作はアポロ13号の船長であるジム・ラヴ ...
/ / 映画
『崖っぷちの男』考察|不動という珍しい設定|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|アスガー・レス
概要  『崖っぷちの男』は、2012年に公開されたアメリカのアクション犯罪映画。監督はアスガー・レス。サム・ワーシントン、エド・ハリスが出演。  ダイヤモンドを盗んだ容疑で刑務所にいれられてた元警察官 ...
/ / 映画
友敵理論とは何か|意味をわかりやすく徹底解説
政治的なものという概念と友敵理論  国家という概念は、政治的なものという概念を前提としている。だが、この政治的なものとは、一体何を意味しているのだろうか。  まずは、人間の思考や行動を規定する他の概念 ...
/ / 哲学
『ザ・コア』考察|地球内部が描かれるのは珍しい|あらすじ解説|感想|ジョン・アミエル
概要  『ザ・コア』は2003年に公開されたアメリカのSFヒューマン映画。監督はジョン・アミエル。  外核の運動が停止したために地球滅亡の危機が訪れる。地球を救うため科学者と操縦員が地球内部を目指して ...
/ / 映画
シャカイ系とは何か|河野真太郎『戦う姫、働く少女』|意味をわかりやすく徹底解説
「社会」から「シャカイ」へ  『戦う姫、働く少女』において河野真太郎が提唱した概念。「セカイ系」をもじって「社会」がカタカナで表記される。  「セカイ系」とは、「きみとぼく」の個人的な人間関係が、国家 ...
/ / アニメ, 哲学
フェミニスト現象学とは何か –– 『フェミニスト現象学入門』
フェミニスト現象学とは何か:「フェミニスト現象学とは何か?基本的な視点と意義」から  『フェミニスト現象学入門』に収められている最初の論考「フェミニスト現象学とは何か?基本的な視点と意義」(中澤瞳)か ...
/ / 哲学
映画『タイムマシン』考察|新たな家を見つける旅|あらすじ解説・感想|サイモン・ウェルズ
概要  『タイムマシン』は、サイモン・ウェルズ監督によるアメリカ映画。2002年に公開。原作は1895年に発表されたH.G.ウェルズの小説『タイム・マシン』。監督はH.G.ウェルズの曽孫にあたる。『パ ...
/ / 映画
息子と母の復讐劇—アイスキュロス『供養する女たち/コエーポロイ』
概要  アトレウス王家の復讐を描く「オレステイア三部作」の第二作。成立は紀元前458年で、アイスキュロスの最高傑作とされる。詳しい情報は三部作中第一作の『アガメムノン』を参照。  本作『供養する女たち ...
/ / 文学
映画「犬王」における「自分がここにあること」
1.はじめに  湯浅政明監督「犬王」について書く。「犬王」は、琵琶法師である友有(友魚・友一)と猿楽師である犬王を主人公とするアニメ映画だ。舞台は室町時代。友魚と犬王は荒れた京で出会い、歌と踊りのパフ ...
/ / アニメ, 映画, 論考
超越論的テレパシーとは何か – 村上靖彦|意味をわかりやすく徹底解説
超越論的テレパシー:空想におけるテレパシーとその超越論性  村上靖彦が提唱した独自の現象学的概念。人と人との間にはテレパシーが存在する?知覚的空想って?コミュニケーションの始まりはどこにあるの? 知覚 ...
/ / 哲学
『宇宙戦争』考察|9.11以後と黙示録的想像力|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|スティーブン・スピルバーグ
概要  『宇宙戦争』は、2005年に公開されたアメリカのSFアクション映画。監督はスティーブン・スピルバーグ。原作はH・G・ウェルズのSF小説『宇宙戦争』。この小説が映画化されるのは1953年のバイロ ...
/ / 映画
『キーパー ある兵士の奇跡』考察|実話を基にした赦しの話|あらすじ解説|感想|ローゼンミュラー
概要  『キーパー ある兵士の奇跡』は、2018年のイギリス・ドイツの戦争ヒューマン映画。監督はドイツ人のマルクス・H・ローゼンミュラー。主演は『戦火の馬』や『愛を読むひと』でも演じているダフィット・ ...
/ / 映画
ドイツ観念論とは何かーフィヒテ ・シェリング・ヘーゲル|意味をわかりやすく解説
概要  ドイツ観念論とは、18世紀末から19世紀半ばにかけて、カント哲学に対する反動として展開された思想潮流のことである。  主だった人としては、フィヒテ(1762 - 1814)/シェリング(177 ...
/ / 哲学
言ってわかるなら苦労しない~シルヴァン・ショメ映画作品の分析~
(「ベルヴィルランデブー」のメインイメージ。引用元:「HMV&BOOKS online」https://www.hmv.co.jp/news/article/2104291010/、最終閲覧日2022 ...
/ / 映画, 論考
映画『ゲーム』考察|トラウマを治療する|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|デヴィッド・フィンチャー
概要  『ゲーム』は、1997年に公開されたアメリカの心理サスペンス映画。監督はデヴィッド・フィンチャー。主演はマイケル・ダグラス。  経営者のニコラスは48歳の誕生日に、弟からある「ゲーム」の招待状 ...
/ / 映画
「蜘蛛の糸」解説|教訓は何だ?|あらすじ感想・伝えたいこと考察|芥川龍之介
概要  「蜘蛛の糸」は、1918年に執筆された芥川龍之介が26歳の時の短編小説。芥川龍之介が手掛けた初めての児童文学作品である。映画化やアニメ化もされている。  初出は鈴木三重吉の始めた文芸雑誌『赤い ...
/ / 文学
正義=復讐の物語—アイスキュロス『アガメムノン』
概要  アトレウス王家の復讐を描く「オレステイア三部作」の第一作。悲劇はたがいに関連したテーマのでつながる三部作形式、ときにサテュロス劇をくわえた四部作形式をなしたと考えられているが、完全な三部作形式 ...
/ / 文学
『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』考察|ファンタジーににおける政治|あらすじ解説・感想|デヴィッド・イェーツ
概要 『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』は、2022年に公開にされたイギリス・アメリカのファンタジーアクション映画。監督はデヴィッド・イェーツ。ジュード・ロウ、マッツ・ミケルセンなど ...
/ / 映画
自由とは何かーメルロ=ポンティ|意味をわかりやすく徹底解説
自由とは何か 完全に自由かまったくの不自由かという二者択一的思考は自由を不可能にする  自由とは何なのだろうか。私たちは自由であるか完全に不自由であるかのどちらかである、そのような考え方から自由を考え ...
/ / 哲学
政治はコンテンツではない 『平成転向論』書評
「意味なんか ないさ暮らしがあるだけ」  ―星野源「恋」(2016) 「つまり自由と同じように民主主義も、不断の民主化によって辛うじて民主主義でありうるような、そうした性格を本質的にもっています。」 ...
/ / 哲学, 書評
受容理論とは何か|意味わかりやすく徹底解説
受容理論の概要と「内包された読者」  文芸批評理論は1960年代までに世界各地で様々に考案されてきた。ロシア(ソ連)ではロシア・フォルマリズム、アメリカでは新批評(新批評とは何か – 文芸批評理論*な ...
/ / 哲学, 文学
アリストテレスの錯覚とは何か|意味をわかりやすく解説
アリストテレスの錯覚  「アリストテレスの錯覚」を皆さんご存知だろうか。これはアリストテレスの犯した錯覚、という意味ではない。アリストテレスが示した錯覚の例のことである。それなりに有名なアリストテレス ...
/ / 哲学
映画『キューブ』考察|謎は謎のまま|あらすじ解説・感想|ヴィンチェンゾ・ナタリ
概要  『キューブ』は、1997年に製作されたカナダのSFサスペンス映画。監督はヴィンチェンゾ・ナタリで、長編映画では初監督作品となる。  続編は『キューブ2』『キューブ ゼロ』、日本リメイク版は『C ...
/ / 映画
古代ギリシャ版イエスの物語—アイスキュロス『縛られたプロメテウス』
概要  上演年代は、紀元前478年や、前460年代末などいくつかの説があるが、後者が有力とされる。その場合アイスキュロス最晩年の作ということになる。  プロメテウス劇三部作の第一作で、この後に『解放さ ...
/ / 文学
カルチュラル・スタディーズとは何か|意味をわかりやすく徹底解説
現代的なカルチュラル・スタディーズとは  カルチュラル・スタディーズ(Cultural studies : CS)は日本語に訳すと文化研究になり、この「文化」という単語がどこまでを含めるかによって研究 ...
/ / 哲学, 文学
古代ギリシア版戦況速報?—アイスキュロス『ペルシア人』
概要  『ペルシア人』(Πέρσαι)。紀元前472年、アテナイで上演。アイスキュロスの作品中二番目、完全な形で現存するギリシア悲劇としては最古のもの。  紀元前492年から紀元前449年にわたってア ...
/ / 文学
デンジャーゾーンはどこにあるのか 『トップガン』論(2)
※世間の『トップガン マーヴェリック』(2022)絶賛に対する筆者の微妙な思いについて、「デンジャーゾーンはどこにあるのか 『トップガン』論(1)」を先にお読みください。 「この社会において、男性の男 ...
/ / 映画, 論考
哲学名言「コギト・エルゴ・スム」(デカルト)|意味をわかりやすく解説|公共・倫理
我おもう、ゆえに我ありに関する誤解  「我思う、故に我あり」はデカルトの名言とされるが、この言葉に関して割と誤解されていることがある。 ・「我おもう、ゆえに我あり」は『方法序説』や『省察』に出てくる言 ...
/ / 哲学
新歴史主義とは何か|意味をわかりやすく徹底解説
新歴史主義の前史と旧歴史主義との違い  新歴史主義と聞くと何か厳つい理論なのでは?と身構えてしまうかもしれないが、知ると案外簡単どころか、我々にとっては常識と言っていいくらいに浸透した考え方である。し ...
/ / 哲学, 文学
「夢における感じうるもの」読解––マルク・リシール【論考】
風変わりな読解  マルク・リシールが好んで断片に注目する哲学者だとしても、「夢における感じうるもの」でメルロ=ポンティ『見えるものと見えないもの』[1]の「研究ノート」の中の「夢。想像的なもの」を取り ...
/ / 哲学
『ガンズ・アキンボ』考察|新たな触覚性の獲得|あらすじ解説・感想|ジェイソン・レイ・ハウデン
概要  『ガンズ・アキンボ』は、2019年に公開されたイギリス・ニュージーランドの社会系アクション映画。監督はジェイソン・レイ・ハウデン。主演はダニエル・ラドクリフ。  銃を手に装着され人殺しを強要す ...
/ / 映画
デンジャーゾーンはどこにあるのか 『トップガン』論(1)
「私はカメラの眼だ。自分だけに見えるような世界をひとにも見えるようにする機械だ。私はこれから先どこまでも人間の不動性から自己を解放する。私は永遠の運動のなかにいる。事物に近づきそして離れ、その下に腹這 ...
/ / 映画, 論考
現存在と現象学的人間学【隔月現象学論考(7月)】
はじめにーーハイデガーの難点  ハイデガーの存在論的分析にはかなり奇妙なところがある。  まず、これはよく言われることだが、身体性に関する分析がない。メルロ=ポンティをとりあげるまでもなく、すでにフッ ...
/ / 哲学, 論考
多視点的転回とは何か|意味をわかりやすく徹底解説
ポストメディウム的状況とデジタル技術の氾濫  芸術表現はそれぞれの形態に固有のメディウム(メディウム・スペシフィシティ)に純化すべきである、と主張したのはモダニズムの美術批評家C・グリーンバーグだ。映 ...
/ / 映画, 論考
形而上学とは何か|意味をわかりやすく解説|アリストテレス|公共・倫理
意味  「形而上学」はアリストテレスの著作『形而上学』で有名になった概念。古典ギリシア語では "τα μετά τα φυσικα"。英語では "metaphysics" となる。  大雑把には「究極 ...
/ / 哲学
『スノーピアサー』考察|反転し円環する社会|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|ポン・ジュノ
概要  『スノーピアサー』は2013年に公開されたアメリカ合衆国・フランス・韓国合作のアクション社会系映画。監督はポン・ジュノ。出演はクリス・エヴァンス、エド・ハリスなど。  ポン・ジュノはほかに『殺 ...
/ / 映画
方法的懐疑とは何か|意味をわかりやすく解説|公共・倫理|デカルト
意味  方法的懐疑(doute méthodique)とは、ただ疑うだけでなく疑いをさしはさみうるすべてのことに同意しないという方法的態度のことである。  形而上学的な原理を獲得するためにデカルトが提 ...
/ / 哲学
あなたは普通の顔ですか?—ポン・ジュノ『殺人の追憶』【ラストシーン徹底考察】
「その人の顔見た?」(うなずく)「どんな顔だった?」「何て言うか……よくある顔」「どんなふうに?」「ただ……普通の顔」 あらすじと背景——華城連続殺人事件  ポン・ジュノ監督の代表作『殺人の追憶』(2 ...
/ / 映画, 論考
フーコー=デリダ論争とは何か|意味をわかりやすく解説
フーコー=デリダ論争の概略  フーコー=デリダ論争とはフーコーのデカルト読解に端を発する一連の論争である。詳しく見てみると次のようなものとなっている。  まずフーコーが1961年に『狂気と非理性ーー古 ...
/ / 哲学
『バトル・ロワイアルII 鎮魂歌』考察|テロを考える9.11以後の作品|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと考察
概要  『バトル・ロワイアルII 鎮魂歌』は2003年の日本映画。監督は深作欣二と深作健太。前作は2000年に公開された『バトル・ロワイアルI』 。前作は高見広春の小説を原作としたが、本作はオリジナル ...
/ / 映画
フッサール『幾何学の起源』における普遍性の問題について
はじめに  これより『幾何学の起源』(以下、『起源』)における普遍性の問題について論じる。まず、『起源』を要約し理念的対象の成立過程を明らかにしよう。 『起源』におけるフッサールの意図  フッサールが ...
/ / 哲学
『人間本性論』の紹介
はじめに  1739-1740年に出版されたヒュームの『人間本性論(全三巻)』(A Treatise of Human Nature)は、人間に関して興味があれば、どんな人でも理解したいと望むであろう ...
/ / 哲学
『ぼくは勉強ができない』と散文のロジック
「そういう抽象的な言い方って、ちっとも役に立たねえや」 「ほんとね。じゃ、後で、私の部屋でセックスでもしましょう」 「こんな時に?」 「具体的でしょ?」(p.176) *本文の引用とページ数は、すべて ...
/ / 文学, 論考
象形文字である甲骨文がなぜ文字体系を整えられたか
甲骨文と文字体系  甲骨文は象形文字を中心とした表意文字の体系である、というのが一般常識的な認識のようである(高島敏夫『甲骨文の誕生 原論』人文書院、2015年、43頁)。しかし表意文字だけでは文字の ...
/ / 哲学
『バトル・ロワイアル』考察|生き残るために決断せよ|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|深作欣二
概要  『バトル・ロワイアル』は、2000年に公開されたアクションバイオレンス映画。監督は深作欣二。原作は高見広春の小説『バトル・ロワイアル』。出演は藤原竜也、ビートたけし、山本太郎、柴咲コウ。次作は ...
/ / 映画
『昆虫大戦争』解説|第三極としての日本|あらすじ考察・感想|
概要  『昆虫大戦争』は、1968年に公開された特撮映画。監督は二本松嘉瑞。二本松嘉瑞は1967年の『宇宙大怪獣ギララ』が有名。  孤島で生物の研究をしていた譲治は、水爆を積んだ米国機が昆虫に攻撃され ...
/ / 映画
ハロルド・ピンター『背信』解説|期待の不可能性について|あらすじ考察
概要  ハロルド・ピンター(Harold Pinter, 1930-2008)は、20世紀イギリスを代表する劇作家。ノーベル文学賞受賞。『背信』(Betrayal, 1978)はピンターの代表作のひと ...
/ / 文学
『ウィリアム・ウィルソン』解説|ドッペルゲンガーは良心か|あらすじ感想・伝えたいこと考察|アラン・ポー
概要  「ウィリアム・ウィルソン」は、1839年に発表されたエドガー・アラン・ポーの短編小説。ポーはアメリカの小説家で奇怪な死や恐怖を描くゴシック小説を好んで執筆した。ほかに『黒猫』や『モルグ街の殺人 ...
/ / 文学
プリーストリー『夜の来訪者』解説|「何千万、何百万という無数の」家族のために|内容考察
概要  『夜の来訪者』は、イギリスの劇作家J. B. プリーストリー(J. B. Priestley, 1894-1984)の代表作。スリリングな展開とラストのどんでん返しが魅力的。原題は An In ...
/ / 文学
新批評(ニュー・クリティシズム)とは何か|意味をわかりやすく徹底解説
アメリカにおける新批評  イギリスの英語英文学がどのようにして学問としての地位を確立したか。詳細は「文学史 – 文芸批評成立の前史*なるほう堂」を参照してもらうとして、今回はその中からアメリカの新批評 ...
/ / 哲学, 文学
小説の勃興と成熟期のはざまで—ゴールドスミス『ウェイクフィールドの牧師』
小説の誕生から成熟へ  イギリス小説最初期の作家ヘンリー・フィールディングやジョナサン・スターンと、19世紀初頭に活躍するジェイン・オースティンとの中間に位置する1766年に出版された作品である。現代 ...
/ / 文学
ヒュームの因果論 前編:帰納法の問題
ヒュームの因果論 前編:帰納法の問題  ヒューム哲学ほど、研究してみると通俗的な紹介とのギャップを感じる哲学はない、と思う。というのも、書店に並んでいる哲学入門的な本の多くは、ヒュームを紹介していても ...
/ / 哲学
イギリス文学史をわかりやすく解説|文芸批評成立の前史を要約
文学とは何か  「文学」に対して人は思い思いのイメージを抱いている。フィクション、ファンタジー、想像力を培ってくれるもの、創造的、社会の反映物、リアリズム、文化的なものなどなど。  「文学」は一義的に ...
/ / 文学
『ボヴァリー夫人』解説|実現しえない理想と不自由な言葉|あらすじ考察|フロベール
はじめに  アルベール・チボーデが『フロベール論』の中でフロベールの人生について述べることを、例えば彼の恋について「この時期まで恋は、フロベールの実生活というより、彼の夢想の世界をしめていた」(46) ...
/ / 文学
アイデンティーを探す旅 -『ボーン』シリーズ
ボーンシリーズ  2002年から続く『ボーンシリーズ』は『ボーン・アイデンティティー』『ボーン・スプレマシー』『ボーン・アルティメイタム』『ボーン・レガシー』『ジェイソン・ボーン』の五作品からなるアメ ...
/ / 映画
アトムの命題とは何か|意味をわかりやすく徹底解説
アトムの命題の定義  日本戦後漫画には手塚治虫の時代から現代に至るまで一貫したモチーフが存在する。それが「アトムの命題」だ。「アトムの命題」は手塚治虫の『鉄腕アトム』から大塚英志が抽出した命題である。 ...
/ / アニメ, 漫画
『知覚の現象学』入門・要約|意味をわかりやすく解説|モーリス・メルロ=ポンティ
まえおき  哲学の本を読むと初っ端から心を挫かれることがある。その難解さのゆえにだ。難解な理由はいくつか挙げられるけれども、その一つにそれまでの哲学史を踏まえているというのがあるだろう。一体誰を敵とし ...
/ / 哲学
印象批評とは何か|意味をわかりやすく徹底解説
文芸批評理論概観  印象批評とは批評する側の感動や印象を、つまり主観を重要視した批評のことである。だが印象批評についての詳しい解説は次の節に譲るとして、まずは批評理論の概略をまとめておこう。  小説の ...
/ / 文学
『チ。―地球の運動について―』解説|嘘から始まる物語|あらすじ感想・伝えたいこと考察|魚豊
概要  『チ。-地球の運動について-』は、2020年から連載していた日本の歴史青春漫画。作者は魚豊。『ビッグコミックスピリッツ』連載。単行本は全8巻。  2022年に第26回手塚治虫文化賞の大賞に選ば ...
/ / 漫画
根本中頌に原本はあるのか – 龍樹
はじめに  古典と呼ばれる作品には、原本が存在しなかったり確定しなかったりするものがほとんどだ。古典中の古典と呼ばれる聖書もそうである。歴史が古すぎるのもあって、聖書の場合は混沌としている。一番古いの ...
/ / 哲学
霊魂不死説と魂の個別性について
はじめに  これより『パイドン』における霊魂不死説について論じる。ソクラテス[1]によると、魂は死によって肉体から解放され、「教養と自分で養った性格」だけを備えて冥界ハデスへ行く(『パイドン―魂の不死 ...
/ / 哲学
『隠れた奇跡』解説|奇跡は現れるのか|あらすじ考察|ボルヘス
概要  「隠れた奇跡」は、1944年に刊行された『伝奇集』に収められたホルヘ・ルイス・ボルヘスの短編小説。『伝奇集』にはほかに『バベルの図書館』が収録されている。  文学はほかにクンデラ『存在の耐えら ...
/ / 文学
不気味なものとは何か – フロイト|意味をわかりやすく徹底解説
先行研究 - E・イェンチュの場合  暗い夜道を歩いていてふいに立っている人が視界に入るとゾッとすることないだろうか?あるいはテレビでやっていた占いが思いがけず的中すると恐ろしい気分になることはないだ ...
/ / 哲学
『木のぼり男爵』解説|いや、抵抗するのだ|書評|あらすじ考察|カルヴィーノ
概要  『木のぼり男爵』は、1957年に発表されたイタロ・カルヴィーノの長編小説。カルヴィーノはほかに『パロマー』がある。  主人公コジモが、父に反抗して木に登ったことをきっかけに、一生を木の上で暮ら ...
/ / 文学
『声と現象』における時間論について
デリダ時間論の概要  山形(1984)は『声と現象』第五章をうけてデリダの時間論を批判している。今回は山形によるデリダ批判の正当性を検証し、それを通じてデリダの時間論の明確化を図りたい。まず始めにデリ ...
/ / 哲学
『サンドラの小さな家』考察|ユートピアを探して|あらすじ解説・感想|フィリダ・ロイド
概要  『サンドラの小さな家』は、2020年に公開されたアイルランド・イギリスのヒューマン社会映画。監督はフィリダ・ロイド。  DVを受けた女性が、街の住人と力を合わせて家を建てる心温まる物語。  フ ...
/ / 映画
第三者の審級とは何か|意味をわかりやすく徹底解説
大澤真幸の概念ー第三者の審級  大澤真幸の議論でお馴染みの「第三者の審級」という概念は、大澤の議論だけに留まらず汎用性があり応用が効きやすい。ここで簡単に紹介しておこう。  端的にいえば、「第三者の審 ...
/ / 哲学
不可能性の時代とは何か|意味をわかりやすく解説
理想の時代、虚構の時代  私たちが生きているこの時代は、他の時代と比較して一体どのような特徴を持つといえるのだろうか。  社会学者の見田宗介は現実と現実ならざるもの(反現実)の関係を中心に据えて、戦後 ...
/ / 哲学
「意味がない無意味––あるいは自明性の過剰」箇条書き的読解(千葉雅也『意味がない無意味』)
二つの無意味  一方の〈意味がある無意味〉とは、無限の多義性としての無意味である。 「無限に多義的」であるものは意味が分からない、要するに無意味である。対象は無限に多義的であるため、その意味を汲み尽く ...
/ / 哲学
『ミッション:インポッシブル2』考察|無駄こそがカッコいい|あらすじ感想・意味解説|ジョン・ウー
概要  『ミッション:インポッシブル2』は、2000年に公開されたアメリカのアクションスパイ映画。監督はジョン・ウー。『M:I-2』と略される。  「ミッション:インポッシブル」シリーズの第2作目で、 ...
/ / 映画
『しあわせアフロ田中』考察|そして田中は悟っていく|伝えたいこと解説感想|アフロ田中シリーズ
概要  『アフロ田中シリーズ』は、2001年から連載している日本の青春ギャグ漫画。作者はのりつけ雅春。『高校アフロ田中』・『中退アフロ田中』・『上京アフロ田中』・『さすらいアフロ田中』・『しあわせアフ ...
/ / 漫画, 論考
小説「檸檬」解説|不吉な塊に追われて|あらすじ感想・伝えたいことわかりやすく考察|梶井基次郎
概要 「檸檬」は、梶井基次郎の短編小説。1925年に同人誌『青空』に掲載。1931年、梶井基次郎(1901年-1932年)の死の一年前に刊行された。  色彩の豊かさや詩的表現の巧みさなどが、高く評価さ ...
/ / 文学
『アメリカン・ビューティー』考察|予告された殺人|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|サム・メンデス
概要  『アメリカン・ビューティー』は、1999年に公開されたアメリカの心理恋愛映画。サム・メンデスの初監督作。出演はケヴィン・スペイシー、クリス・クーパー、ウェス・ベントリー。  第72回アカデミー ...
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『声と現象』第五章における『内的時間意識の現象学』批判の検証
はじめに  デリダは『声と現象』第五章「記号と瞬き」においてフッサール『内的時間意識の現象学』(の要解はこちら)(以下『時間意識』)を批判的に論じている。今回の主題はデリダによる批判を検証し、フッサー ...
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手近存在と手許存在とは何か|意味をわかりやすく解説|ハイデガー
ハイデガーにおける存在するもの(Seiende)の種類 『存在と時間』でハイデガーが行った分析は存在論的分析と呼ばれる。つまり、存在するもの(Seiende)の存在(Sein)がどのようなものかを問う ...
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異化とは何か – シクロフスキー、ブレヒト|意味をわかりやすく徹底解説
異化(остранение, Verfremdungseffekt, defamiliarization)  基本的な意味は「ふだん慣れ親しんでいる事物や当たり前だと思っているものの見方を刷新する(異 ...
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映画『ライムライト』解説|ケアする/される|あらすじ考察・感想|チャップリン
概要  『ライムライト』は、1952年に公開されたアメリカのヒューマン映画。監督はチャールズ・チャップリン。  売れなくなった道化師カルヴェロが、怪我をして自殺を図ろうとしていたテレーザと出会い、再生 ...
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不安とは何かーハイデガー|意味をわかりやすく徹底解説
意味  私たちは日常的に不安を覚えたりする。明日の約束事とかこれからの人生のこととか。こういった日常的な不安という概念に分析を加えたのが20世紀最大の哲学者マルティン・ハイデガーである。  今回はハイ ...
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中動態とは何か|意味をわかりやすく徹底解説
意味:昔は能動態と中動態しかなかった?  中動態とは何か。  中動態の字面だけみると能動態と受動態の中間だと勘違いしてしまうかもしれない。強制されていながらも意志をもっておこなう行為、自発的でありなが ...
/ / 哲学
『現代日本の開化』要約|内発的な開化とは何か|わかりやすく解説
構成が独創的なので要約すると面白みが薄れてしまう  講演の内容の要約はむずかしい。何故なら講演の形式は、目の前にいる聴衆に語りかけながら論を展開していくという、特殊なものだからだ。そのことに夏目漱石は ...
/ / 文学
『内的時間意識の現象学』要解(序論から第二章まで)
はじめに  今回の主題は「時間」である。現象学にとって時間はもっとも重要でありかつ難解なテーマの一つである。そしてこの時間という問題に深く切り込んだ重要著作に、E.フッサールの『内的時間意識の現象学』 ...
/ / 哲学
ビオスとゾーエーとは何か|意味をわかりやすく解説|アガンベン
フーコーの生権力  1976年にフランスの思想家ミシェル・フーコーの『性の歴史』第1巻『知への意志』(La volonté de savoir)が出版された。『性の歴史』は全6巻に及ぶ大著となるはずで ...
/ / 哲学
『アイズ ワイドシャット』考察|倦怠期を乗り越えよう|あらすじネタバレ感想・意味解説|スタンリー・キューブリック
概要  『アイズワイドシャット』は、1999年に公開されたアメリカのサスペンス恋愛映画。監督はスタンリー・キューブリック。キューブリックは公開直後に亡くなったため、本作は彼の遺作となった。主演はトム・ ...
/ / 映画
啓蒙とは何か – カント|意味をわかりやすく徹底解説
啓蒙の前提条件 : 未成年状態とは  啓蒙思想とは一般的に理性を偏重する思想であり、理性によって世界を良き方向へ導いていこうという思想である。この思想は17世紀後半からロック、ルソー、ホップズなどの大 ...
/ / 哲学
『スイス・アーミー・マン』考察|どっちかは最後までわからない|あらすじ感想・解説
概要  『スイス・アーミー・マン』は、2016年に公開されたアメリカのファンタジーヒューマン映画。監督・脚本はダニエル・シャイナートとダニエル・クワン。主演はポール・ダノとダニエル・ラドクリフ。原題は ...
/ / 映画
不安とは何か – キルケゴール|意味をわかりやすく徹底解説
ハイデガーとキルケゴールとヘーゲル  ハイデガーの『存在と時間』には「不安」という気分に関する記述がある。複雑で難解な哲学的議論の最中に「不安」の概念がいささか唐突に挿入されるため驚いた読者も多いかと ...
/ / 哲学
カルヴィーノ『パロマー』解説|パロマーの釈明|あらすじ考察|感想
概要  『パロマー』は、1983年に発表されたイタロ・カルヴィーノの短編集。カルヴィーノはほかに『木のぼり男爵』がある。  中年男性で職業不詳のパロマーは浜辺で、街で、沈黙の中で思索にふける、その様子 ...
/ / 文学
映画『GO』考察|新世代の幕開け-物体Xは「かわいい」|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|行定勲
概要  『GO』は、2001年に公開された日本の恋愛社会映画。監督は行定勲、脚本は宮藤官九郎。原作は2000年に出版された金城一紀の『GO』。  窪塚が日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を史上最年少で、 ...
/ / 映画
アメイジングスパイダーマン
『アメイジング・スパイダーマン』シリーズが不評だった本当の理由
仮説1 親探しの凡庸さ  映画版『スパイダーマン』の第2シリーズ『アメイジング・スパイダーマン』は、文字通り驚愕((アメイジング))の大失敗に終わり(映画評価サイトRotten Tomatoesで「腐 ...
/ / 映画, 論考
哲学とは何か|概念史をわかりやすく解説|ヘロドトス,ソフィスト,イソクラテス,プラトン,アリストテレス
まえおき 哲学とは何か: 知を愛すること  まず「哲学= φιλοσοφία 」という言葉から見ていきましょう。  実は、概念としては名詞の φιλοσοφία(哲学)よりも動詞の φιλοσοσοφ ...
/ / 哲学
『ボビー・フィッシャーを探して』考察|我が子に期待して|あらすじ解説|感想|スティーヴン・ザイリアン
概要  『ボビー・フィッシャーを探して』は、1993年に公開されたアメリカのヒューマン映画。監督はスティーヴン・ザイリアンでデビュー作。スティーヴンは『シンドラーのリスト』の脚本で有名。  本実在する ...
/ / 映画
ポー『黒猫』解説|黒猫の正体は何か|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと考察
概要  『黒猫』は、1843年に発表されたエドガー・アラン・ポーの短編ホラー小説。ゴシック小説。  酒飲みの主人公が精神疾患の末に可愛がっていた黒猫を殺害するも、再び目の前に現れ人生が狂わされる物語。 ...
/ / 文学
「思弁的実在論」の主張をわかりやすく徹底解説––カンタン・メイヤスー『有限性の後で』を中心に
思弁的実在論の発端 ゴールドスミスでのワークショップ  思弁的実在論という名称は、2007年にロンドン大学ゴールドスミス・カレッジで行われたワークショップの題として掲げられたものである。  このワーク ...
/ / 哲学
『海辺のカフカ』考察|メタファーとソリッドなもの|あらすじネタバレ・意味解説|村上春樹
概要 『海辺のカフカ』は、2002年に刊行された村上春樹の長編小説。  2005年、英語版が「ベストブック十冊」および世界幻想文学大賞に選出。これまでに蜷川幸雄によって、二度舞台化されている。  カフ ...
/ / 文学
『3月のライオン』解説|時間の関節が外れた先で|あらすじ感想・伝えたいこと考察|羽海野チカ
概要  『3月のライオン』は、2007年から連載している日本の将棋青春漫画。作者は羽海野チカ。監修は将棋棋士の先崎学。2016年にアニメ化、2017年に実写映画化された。2011年にマンガ大賞を受賞し ...
/ / 漫画
チャペック『白い病』誰が罹るかはじめから決まっているとしたら|解説・考察
あらすじ : 「白い病気」の年齢制限  『白い病気』は、迫り来る未知の感染症と戦争を主題にした、チェコの作家カレル・チャペックの代表的戯曲のひとつである。E. A. ポーの「赤死病の仮面」やアルベール ...
/ / 文学, 論考
他者に対する私の責任:レヴィナスの哲学について
レヴィナスの問題設定  エマニュエル・レヴィナスという哲学者をご存じでしょうか。  彼は、リトアニア出身のユダヤ人思想家で、哲学者であり、ユダヤ教の聖書解釈者でもあります。現象学という哲学分野をフラン ...
/ / 哲学
『夢十夜第一夜』解説|百年はもうきていたんだな|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと考察|登場人物・夏目漱石
概要  『夢十夜』は、夏目漱石の短編小説集。1908年7月25日から8月5日まで『東京朝日新聞』で連載された。  第一夜から第十夜までの十の夢から構成され、冒頭が「こんな夢を見た」から始まることで有名 ...
/ / 文学
具体的なものへの投錨 ––『マルク・リシール現象学入門』【書評】
 ところで、その人と作品に慣れ親しんだすべての人たちと同じように、私はこの哲学者が実践する思索の二つの境位の、調和にあふれた差異に驚嘆したものである。言うなれば、書き物と発言の調和にあふれた差異である ...
/ / 哲学, 書評
『千と千尋の神隠し』考察|名前を呼んでもらうこと|あらすじネタバレ感想・伝えたいこと解説|宮崎駿
概要  『千と千尋の神隠し』は、2001年に公開されたアニメーション映画。監督は宮崎駿。  公開当時の日本歴代興行収入第1位を達成。ベルリン国際映画祭金熊賞、アカデミー長編アニメ映画賞を受賞した。   ...
/ / アニメ, 映画
ラサール石井『おいでよ亀有』歌詞解説|あの風景をもう一度|意味考察
呼び声の正体は? 誰かが呼んでるような 雨上がりの午後振り返りながら歩いた かあちゃんに手を引かれあのとき感じた 不思議な気持ちだからアーケード街のタイルの黒いとこだけ歩いてみたよ 「おいでよ亀有」歌 ...
/ / 音楽
いざ、懐疑の底なし沼に沈みゆかん -『人間本性論』ヒューム
いざ、懐疑の底なし沼に沈みゆかん  私は3年ほど前まで大学院でヒュームについて研究していた。今回は、なぜ自分がヒュームを研究していたのかという思い出話を通じて、『人間本性論』の感想を書いてみたい。   ...
/ / 哲学
『ガリヴァー旅行記』第一篇を読む――リリパットにおける禁止の過剰について
リリパットにおける禁止の過剰について  1735年のフォークナー版『ガリヴァー旅行記』には、1726年の初版にはなかった「ガリヴァー船長から従兄シンプソンへの手紙」という書簡形式のテクストが付け加えら ...
/ / 文学
ヒューム哲学のおすすめ入門書・解説書を7冊紹介。難易度別に解説
ヒューム哲学を学ぶためにおすすめの本  ヒューム哲学を学ぶといってもいろいろな段階があるので、超入門者編から専門編(大学生・大学院生)まで難易度別に人気おすすめ著作を紹介することにした。  ヒューム哲 ...
/ / 哲学
メルロ=ポンティと『第六デカルト的省察』
『知覚の現象学』の訳者竹内芳郎の訳注について。『第六デカルト的省察』は存在しない?  「竹内の訳注」とはみすず書房の竹内・小木訳『知覚の現象学』(1967)のことである。24頁を見てみてほしい。メルロ ...
/ / 哲学
マルク・リシールを読もう【著作、論文紹介】
人物  マルク・リシール(Marc Richir, 1943-2015)。ベルギー・シャルルロワ出身の第三世代の現象学者。「古典的な哲学者の最後の生き残り」(村上靖彦)。大学卒業後、最初は物理学の研究 ...
/ / 哲学
芥川龍之介『羅生門』解説|「下人の行方は誰も知らない」の意味・効果とその後のストーリー|あらすじ感想・国語伝えたいこと考察
概要  『羅生門』は、1915年に執筆された芥川龍之介の短編小説。国語の教科書に採用されている。芥川龍之介は他に「鼻」「河童」「蜘蛛の糸」「芋粥」「アグニの神」などの短編がある。  1950年には黒澤 ...
/ / 文学
メルロ=ポンティ哲学のおすすめ入門書・解説書を6冊紹介|メルロ=ポンティを読もう!
メルロ=ポンティ哲学を学ぶためにおすすめの本  モーリス・メルロ=ポンティの哲学を学ぶといってもいろいろな段階があるので、入門編から探究編まで難易度別に人気著作をここで紹介することにした。  メルロ= ...
/ / 哲学
『NARUTO -ナルト-』17巻解説|足りないからだ憎しみが|名言考察・伝えたいこと感想
概要  『NARUTO -ナルト-』は、1999年から連載されていた日本のアクション忍者漫画。作者は岸本斉史。全72巻。  心に傷を負った少年ナルトが里の長である火影を目指して奮闘する物語。  ほかの ...
/ / 漫画
最重要論文『「こころ」を生成する心臓』を読む|要約と解説|小森陽一
序文  夏目漱石の『こころ』は日本で最も読まれている小説といっても過言ではない。小学校と中学校の教科書で取り上げられているので、第三部「下ー先生と遺書」だけでも読んだことがあると思う(夏目漱石にはほか ...
/ / 文学
『1917 命をかけた伝令』考察|長回しの時空間|あらすじ感想・伝えたいこと解説|サム・メンデス
概要  『1917 命をかけた伝令』は、2019年に公開されたイギリス・アメリカの戦争映画。監督はサム・メンデス。  アカデミー賞で撮影賞、視覚効果賞、録音賞の3冠を達成した。  第一次世界大戦に投入 ...
/ / 映画
『失恋ショコラティエ』解説|セフレってだめなの?|伝えたいこと考察・感想|水城せとな
概要  『失恋ショコラティエ』は、2008年から連載された日本の恋愛青春漫画。作者は水城せとな。  チョコレートが好きな先輩サエコと付き合うためにパティシエを目指す小動爽太の物語。  ほかの漫画・アニ ...
/ / 漫画
『ナルト』26巻.229話感想|繋がりがあるから苦しいんだ!|伝えたいこと解説・考察
概要  『NARUTO -ナルト-』は、1999年から連載されていた日本のアクション忍者漫画。作者は岸本斉史。全72巻。  心に傷を負った少年ナルトが里の長である火影を目指して奮闘する物語。  ほかの ...
/ / 漫画
『僕等がいた』解説|共感をこえて|あらすじ考察・ネタバレ感想|小畑友紀
概要  『僕等がいた』は、2002年から連載された青春恋愛漫画。作者は小畑友紀。漫画の累計発行部数は1200万部以上。  高校生の高橋七美が同級生の矢野元晴と出会い心を通わせていく物語。  ほかの漫画 ...
/ / 漫画
祈り・物語・愛 /舞城王太郎『好き好き大好き超愛してる』解説/伝えたいこと・名言
概要  『好き好き大好き超愛してる』は2004年に発表された舞城王太郎の恋愛小説。  芥川賞にノミネートされたが受賞は逃した。特に、審査員のの石原慎太郎から酷評された。  日本の小説はほかに、村上春樹 ...
/ / 文学
俗物的大乗仏教読解 -『歎異抄』『根本中頌』
序文  この論文では主に大乗仏教において重要とされる資料、『根本中頌』(通称『中論』)、『歎異抄』を用いて考察を深める。  とはいえ、私は仏教徒ではない。各宗派にて共有された通説などを知っているはずは ...
/ / 哲学
夏目漱石『こころ』解説|先生の自殺の理由|あらすじ感想・伝えたいこと考察|登場人物・疑問点
概要 『こころ』は1914年に朝日新聞で連載、岩波書店から出版された夏目漱石の長編小説。「上 先生と私」「中 両親と私」「下 先生と遺書」の三章からなる。 『彼岸過迄』『行人』に続く後期三部作の最後の ...
/ / 文学
『ワンダーウーマン 1984』考察|欲望と嘆願|あらすじ感想・伝えたいこと解説|パティ・ジェンキンス
概要  『ワンダーウーマン 1984』2020年公開のアメリカ映画。監督はパティ・ジェンキンス。前作は『ワンダーウーマン』(2017年)。出演はガル・ガドット、クリステン・ウィグ、ロビン・ライト、アム ...
/ / 映画
『坊っちゃん』解説|これは愉快な話なのか|あらすじ感想・伝えたいこと考察
概要  『坊っちゃん』は、1906年(明治39年)に『ホトトギス』第9巻第7号の付録として発表された夏目漱石の長編小説。夏目漱石の代表作の一つであり、人情ものの小説として多くの人から意されている(他の ...
/ / 文学
『3時10分、決断の時』考察|ダメ人間は西部劇の夢をみる|あらすじネタバレ感想・ラスト伝えたいこと解説|ジェームズ・マンゴールド
概要  『3時10分、決断のとき』は、2007年に公開されたアメリカの西部劇アクション映画。監督はジェームズ・マンゴールド。1957年のデルマー・デイヴィス監督による『決断の3時10分』のリメイク版。 ...
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