ハンムラビ法典とは何か|意味をわかりやすく解説|世界史探究

ハンムラビ法典とは何か|意味をわかりやすく解説|世界史探究

意味

 メソポタミア文明の一つであるバビロン第一王朝の第6代王ハンムラビが発布した法典。「目には目を、歯に歯を」の復讐法の原則や身分法の原則が採用された法典として有名。

created by Rinker
¥880 (2024/02/28 15:35:56時点 Amazon調べ-詳細)

ハンムラビ法典Q & A

有名な法典碑は、いつどこで発見されたのか?

 1901年にスサで発見されました。この法典は高さ約2mの黒色の「法典碑」で、頂上部には太陽神シュマシュから「棒と縄」を授けられるハンムラビ王の姿が浮き彫りにされています。

ハンムラビ法典碑の頂上部。右側で座っているのがシュマシュで、左側がハンムラビ王である。また、その下には碑文が書かれているが、その碑文はこの黒色法典碑の裏面にも続いている。

何というか文字で書かれたのか?

 楔形文字です。

条文の内容はどのようなものだったのか?

 全282状の条項からなりますが、裁判手続きに関するもの、刑法(窃盗・傷害)や民法(イルクム法、商法・最低賃金の設定)、家族法(婚姻法・相続法)など、生活に必要な様々な規則が規定されています。

条文の特徴はどのようなものか?

「目には目を、歯に歯を」の言葉で有名な(同害)復讐法と身分ごとで刑料が異なる身分法が特徴です。

 しかしながら、同害復讐法によって安易にそこに「血の報復」の容認を読み込んだり、身分法によって過酷で残忍な身分差別社会ばかりを読み込んだりしてはいけません。同害復讐法の目的は、都市社会の市民の生活の維持を目的としたものであり、国家が被害者に代わって司法権を行使して治安を維持しようとするものでありました。また身分法は確かに存在するものの、最低賃金の設定や低所得者層の雇用のためのイルクム法などがありました。

 もともとメソポタミアでは伝統的に、為政者の資質は社会正義(公正と秩序)と社会的弱者の保護だと考えられていたため、ハンムラビ法も治安維持を目的とした色合いの濃いものとなっています。

例えばどんな条文があるのか?

 例えば第196条には「他人の目をつぶしたなら、自分の目もつぶさなければならない」とされる同害復讐法の原則に則った条文があります。

さらに詳しく知りたい方は【世界史の窓ーー「ハンムラビ法典」】へ。

ハンムラビ法典テスト

問題

問1 第199条の「他人の奴隷の目を潰したり、他人の奴隷の骨を追ったならば、奴隷の値段の半額を支払う必要がある」という条文はどのような原則を表しているか。

答え

問1 身分法

歴史カテゴリの最新記事