イギリス文学の古典から現代までおすすめ人気ランキングを紹介!読みやすく面白い名作を揃えました

イギリス文学の古典から現代までおすすめ人気ランキングを紹介!読みやすく面白い名作を揃えました
目次

おすすめイギリス小説を選んだ基準は?

おすすめ小説の順位は、面白さと読みやすさと重厚さに注目

 文学の聖地といえばイギリス!あの夏目漱石もイギリスに留学し、文学の勉強をしていました。

 イギリス文学は古典から現代まで名作がたくさんあります。例えば、スフィフトの『ガリバー旅行記』やディケンズの『クリスマスキャロル』から、カズオ・イシグロの『私を離さないで』まで、一級品の傑作が生み出されてきました。

 イギリス文学を読まないなんてもったいない!でも何から読めばいいかわからない!という方も多いと思います。

 そこでこの記事では、読みやすい面白い読み応え、の3つの要件にあうおすすめの小説を選びました。この機に教養もゲットだぜ!ぜひ参考にしてみてください!!

 古典小説から現代小説まで、純文学から大衆小説まで、多くの作品に触れられることを願っています!

【1位〜5位】誰もが目にしたことのある傑作です!

1位 ウィリアム・シェイクピア『ハムレット』(1601年)

 本記事でおすすめする本の中で一番古いのが、ウィリアム・シェイクピア『ハムレット』です。

 シェイクピアといえば、愛と階級と死をテーマにした『ロミオとジュリエット』が有名ですが、ほかにもたくさんの傑作があります。

 その中でも四大悲劇の『ハムレット』『オセロー』『マクベス』『リア王』がとても面白く、特に『ハムレット』がおすすめです。

 『ハムレット』は、王子のハムレットが、父を毒殺して王座につき、母と結ばれた叔父に復讐する物語です。「To be, or not to be: that is the question. 」という有名なセリフも『ハムレット』のセリフです。

 シェイクスピアの戯曲の中で最長ですが、小説とは違ってセリフだけなので読みやすいです。絶対に面白いので、これを読んだら『マクベス』、『リア王』、『オセロー』と読みすすめてみましょう。

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2位 ジョナサン・スウィフト『ガリバー旅行記』(1726年)

 二つ目に紹介するのはスウィフトの『ガリバー旅行記』です。約300年前に書かれたものですね。

 小人の住む島に漂流する話を聞いたことはありませんか。それが『ガリバー旅行記』です。最近、ロブ・レターマン監督が主演ジャック・ブラックで映画化しているので、まずはこちらから観るのもいいかもしれません。

 実はこの話には続きがあって、小人の国のあとは、巨人の国、空飛ぶ島の国、馬の国に漂流します。奇抜な展開と豊かな想像力で飽きることはありません。もう一つの読みどころはこの小説徹が風刺小説だということです。学者や王様などが槍玉に上がっていて、そのことを読み解くのも面白いです。

 まずは一番有名な小人の国への漂流記を読んでみるのがおすすめです!

>>関連記事はこちら:『ガリヴァー旅行記』第一篇を読む――リリパットにおける禁止の過剰について

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3位 ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』(1865年)

 『不思議の国のアリス』は、アリスという少女が白兎を追いかけているうちに迷い込んだ不思議の国で、さまざまな生き物たちと交流しながら冒険する物語です。こちらも頻繁に映画化されていますね。

 登場人物がとにかく面白いです。チェシャ猫やドードー鳥、芋虫など個性的で奇抜なキャラクターのウィットに飛んだそれでいてトンチンカンなセリフに思わず笑ってしまいます。

 「アリス」のモデルは、キャロルの知人である少女アリス・リデルなのですが、どうやらキャロルはアリスの成長を喜んでいなかった節があります。いつまでも少女のままで、という感情が渦巻いていたのでしょう。

 もうひとつの魅力はノンセンスで、ノンセンス文学の最高峰でもあるんです。調べながら読むとより面白いかもしれません。続編は『鏡の国のアリス』です。こちらも面白いです。

>>関連記事はこちら:『不思議の国のアリス』ノンセンスと成長の物語

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4位 エミリー・ブロンテ『嵐が丘』(1847年)

 ブロンテ三姉妹に次女エミリーの『嵐が丘』は、サマセット・モームが選んだ「世界の十大小説」にはいるほどの傑作です。エミリー・ブロンテが29歳で書いたもので、生涯唯一の作品でもあります。

 嵐が丘に建つ屋敷の主人に拾われたヒースクリフは、主人の娘であるキャサリンに恋心を抱きながら、主人の虐待を耐え忍んできました。しかしキャサリンの元に結婚の話が舞い込みます。絶望したヒースクリフは、屋敷を出たのち復讐のために戻ってきて……。

 スリリングで怖いですね。ヒースクリフ復讐心がこれまたとても強くて、物語は予想がつかない展開を迎えます。

 本作が後世に与えた影響はとても強く、たびたび参照されたりします、例えば映画『ジュラシック・ワールド/炎の王国』にも『嵐が丘』に関連した人物がでてきます。

>>関連記事はこちら:『ジュラシック・ワールド/炎の王国』論 映画のハイブリッド・ザウルス 

5位 カズオ・イシグロ『日の名残り』(1989年)

 カズオ・イシグロは2017年にノーベル文学賞を受賞しました。『わたしたちが孤児だったころ』(2000年)や 『わたしを離さないで』(2005年)など名作が多数あります。

 舞台は第二次世界大戦前。語り手である執事スティーブンスと、同僚のミス・ケントンとの淡い恋の物語です。

 この作品は第二次世界大戦前の回想と現在の二つの時間が流れているのですが、読みどころはスティーブンスが嘘をついていことなんですね。記憶の補正がはいっていたり、ミス・ケントンの想いを勝手に決め込んでいたりします。そのためスティーブンスは「信用できない語り手」と言われたりします。

 19世紀はオースティンの「自由間接話法」、20世紀はウルフの「意識の流れ」、21世紀はイシグロの「信用できない語り手」といった新たな文学的技法に注目して読むと、違った面白さがあるかもしれません!

 合わなそうだったら『わたしを離さないで』がおすすめです。こちらはSF要素がはいっていて、読んでいて飽きません。

>>関連記事はこちら:カズオ・イシグロ『日の名残り』信用できない語り手はそれでも語る

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【6位〜10位】読んだことがない本があればぜひこの機会に読むべき!

6位 チャールズ・ディケンズ『荒涼館』(1853年)

 チャールズ・ディケンズは、層階級を主人公にして社会を風刺したしような小説を書きます。ディケンズの小説はユーモアがあって面白いものが多いです。

 そんなディケンズには傑作長編がたくさんあります!『オリバー・ツイスト』『デイヴィッド・コパフィールド』『二都物語』『大いなる遺産』などなど。その中でも『荒涼館』がおすすめです。

 両親の顔も知らないままに代母に厳しく育てられたエスターの語りを軸に展開する豊かな物語。ミステリーから社会的な側面まで、貴族から孤児まで,19世紀イギリスの全体を描いた小説です。

 とはいえ少し長いので、まずは『クリスマス・キャロル』を読むのをお勧めします。こちらはクリスマスに起こる奇跡の物語です。

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7位 イアン・マキューアン『贖罪』(2007年)

 紹介する本の中では一番新しい本です。マキューアンは1948年生まれで、世界的に権威のあるイギリス文学賞・ブッカー賞受賞者です。

 1935年、第二次大戦期、現代のイギリスという3つの年代が舞台にしたメタフィクション小説です。幼少期の過ちにたいする贖罪はあり得るのか?そのときフィクションには何ができるのか?ということがテーマになっています。上下巻と長いですが、そのぶん最後の展開に驚かされます。

 『贖罪』は『つぐない』という題名でジョー・ライト監督、ジェームズ・マカヴォイ、キーラ・ナイトレイ主演で映画化されています。映画もおもしろいですが、小説のほうがラストで感動するのでぜひ小説のほうを読みましょう!

 『贖罪』が長いなあ、と思われた方は『初夜』がおすすめです。1960年代、性の解放前夜に起きた若いカップルの一夜を描いています。

8位 ヴァージニア・ウルフ『ダロウェイ夫人』(1925年)

 『灯台へ』(1927年)や『波』(1931年)で有名なヴァージニア・ウルフ(1882年 – 1941年)。ウルフは20世紀モダニズム文学の代表的存在で、彼女なしでは20世紀文学は語れません。

 さらに女性が作家になるために大事なことは、お金とひとりの部屋だという主張の『自分だけの部屋』など、女性の地位向上にもつとめました。

 そんなウルフのもう一つの代表作が『ダロウェイ夫人』です。舞台は、第一次世界大戦後のロンドン。生、死、時をテーマにクラリッサ・ダロウェイの1日を描いています。

 特徴は20世紀文学の手法として特筆される「意識の流れ」の手法で描かれていることで、その手法を用いた代表作の一つになります。ほかにジョイスの『ユリシーズ』なども「意識の流れ」の手法を用いた代表作になります。

9位 ジェイン・オースティン『高慢と偏見』(1813年)

 ジェイン・オースティン(1775 – 1817年)の代表作です。ほかに『分別と多感』(1811年)や『エマ』(1815年)が有名です。オースティンは小説内で自由間接話法を用い、その発達に大きく貢献しました。

 舞台は18世紀末から19世紀初頭のイギリスの田舎。結婚、高慢、偏見など様々な要素が織り交ぜられながら恋のすれ違いを描いています。特に何があるというわけではない平凡な生活なのですが、多彩な描写で巧みに描きます。

 モームの「世界の十大小説」でも取り上げられ、夏目漱石の『文学論』でも絶賛されています。

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10位 ジョージ・エリオット『ミドルマーチ』(1872年)

 出版当初の評価はイマイチだったのですが、後年ヴァージニア・ウルフが絶賛したことで、いまではイギリス文学のなかで確固たる地位を確立しました。

 舞台は1829年から1832年までのイングランド中部の架空の町。二人の男女が異なる環境の中で理想に燃えながら人生を歩む様子を描きます。

 巧みに描かれる人間模様で、人生とは何かについて問いかけています。

【11位〜17位】どれも絶対に面白い歴史的な名作です。

11位 オスカー・ワイルド『ドリアン・グレイの肖像』(1890年)

 オスカー・ワイルド(1854年 – 1900年)は退廃的で耽美的な小説を描く作家です。どの作品も大変おもしろいです。生涯を確認するとわかりますが、まさに19世紀を生きた人物で、世紀末文学の雰囲気が色濃くあります。

 『幸福な王子』が教科書にも掲載されていて広く知られています。ほかにも『サロメ』(1893年)や『真面目が肝心』(1895年)が有名です。

 『ドリアン・グレイの肖像』はワイルドの唯一の長編。美少年で純粋なドリアン・グレイと、彼に悪徳を教えるヘンリー・ウォットン、さらにドリアン・グレイの肖像を描いたバジル・ホールウォードの話です。この肖像が大変奇妙なもので、ドリアン・グレイの年齢を吸い取ってくれるので彼はいつまでも若いままなのです。しかしそれによって様々な異変が起こり……。

 一押しです。とはいえ長いとおもった方は、「身勝手な大男」や「小夜啼き鳥と薔薇」が収録された短編集があります。どれもおもしろいです。

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12位 シャーロット・ブロンテ『ジェーン・エア』(1847年)

 シャーロット・ブロンテは『嵐が丘』を書いたエミリーの姉にあたります。ブロンテは三姉妹で三人とも名作を生み出しています。『ジェーン・エア』は男性名のペンネームで発表されました。

 ジェーン・エアは孤児で、家庭教師として住み込みで働いていた先の主人と結ばれるまでを描いています。社会に反抗する新たな女性像を提示しています。

13位 ダニエル・デフォー『ロビンソン・クルーソー』(1719年)

 紹介する作品のなかでは、シェイクスピアの『ハムレット』につづき二番目に古い作品です。

 ロビンソン・クルーソーが旅にでる話です。ロビンソン・クルーソーの誕生からはじまります。船乗りとなり無人島に漂着し自力で生活を始めますが、近くの島に捕虜を食人をする住民が上陸します。捕虜の一人を助けて帰国するまでが描かれます。

 スケールが大きく、奇想天外な展開がおもしろいです。1726年に出版されたスウィフトの『ガリバー旅行記』もですが、冒険ものは想像力が羽ばたいていて読み応えがあります。

 ロビンソンのめげない心、人間の真の強さを描いた、冒険文学の金字塔です。

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14位 ヘンリー・フィールディング『トム・ジョーンズ』(1749年)

 モームの『世界の十大小説』で取り上げられた小説です。

 大地主のオールワージ氏が帰宅すると、捨て子の赤ん坊が見つかります。孤児のトムが、無鉄砲でありながら、陽気に純粋に正直に生きていく波瀾万丈の物語です。

 イギリス小説は、孤児が社会を生き抜いて、そして大どんでん返しという形式が多いですが、その代表作です。

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15位 ジェイムズ・ジョイス『若き芸術家の肖像』(1916年)

 ジェイムズ・ジョイス(1882年 – 1941年)は、20世紀の最も重要な作家の1人と評される作家です。『ユリシーズ』(1922年)、『ダブリン市民』(1914年)、『フィネガンズ・ウェイク』(1939年)などが有名です。

 『ユリシーズ』の主人公の一人であるスティーヴン・ディーダラスが主人公です。アイルランドの首都ダブリンに生まれたスティーヴン・ディーダラスは厳格なカトリックの教育を受けていました。そんな彼が大学へと進み、閉塞からの脱却、そしてヨーロッパへ旅立ちます。

 教養小説とも芸術小説ともとれる小説です。

16位 ミュリエル・スパーク『ミス・ブロウディの青春』(1961年)

 『ミス・ブロウディの青春』は、ミュリエル・スパーク(1918年 – 2006年)の代表作です。『メメント・モリ(死を忘れるな)』(1959年)も有名です。

 舞台は1930年代のエディンバラ。教師ジーン・ブロウディはお気に入りの生徒を集めて特別な教育を授け、生徒と先生の六人が団結した「ブロウディ組」ができます。先生を辞めさせようとする校長に六人は反抗しますが、その中から裏切り者が現れて……。

 個性的な教師、魅了されていく生徒、そして支配からの脱却を描いた傑作です。

17位 トマス・ハーディ『ダーヴァビル家のテス』(1891年)

 最後はトマス・ハーディです。ハーディはノーブル文学賞に11回もノミネートされた自然主義文学者であり詩人です。

 そんなハーディの代表作が『ダーヴァビル家のテス』で、日本では『テス』として一般に知れ渡っています。

 舞台は19世紀末のイギリス南西部で、マーロット村に住む美貌の少女テスが主人公です。一家はとても貧乏でしたが、父のある言葉から運命が狂い始めます。テスの奉奉公先でのアレックとの出会い。父の病死。そしてアレックとの間に事件が起きて……。

 偶然の恐ろしさや運命の皮肉さを描き、20世紀文学の幕開けを告げた記念碑的作品です。

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