フランス文学の古典から現代までおすすめ人気ランキングを紹介!読みやすく面白い名作を揃えました

フランス文学の古典から現代までおすすめ人気ランキングを紹介!読みやすく面白い名作を揃えました
目次

おすすめフランス小説を選んだ基準は?

おすすめ小説の順位は、面白さと読みやすさと評価の高さに注目

 フランス文学は「人間」を描く名作がたくさんあります。

 例えば、サン=テグジュペリ『星の王子さま』やアルベール・カミュ『異邦人』といった超有名な小説もじつはフランス文学なのです。

 フランス文学を読んでみたい。でも何から読めばいいかわからない!というに、傑作といわれなおかつおもしろいおすすめ小説をご紹介します。

 そこで、読みやすい面白い読み応え教養の4つの基準でおすすめ小説を選びました。この機会に一読してみてはいかがでしょうか?

 古典小説から現代小説まで、純文学から大衆小説まで、多くの作品に触れられることを願っています!

【1位〜5位】誰もが目にしたことのある傑作です!

1位 ギュスターヴ・フロベール『ボヴァリー夫人』(1857年)

 サマセット・モームの『世界の十大小説』に選ばれたうちの一つです。

 心理小説の傑作ですね。日本でもかなり人気が高い小説です。恋愛小説に憧れ、優しい夫シャルルとの日常が退屈で仕方ないエンマが、アレコレの恋をすると言った話です。最後には悲しいことが……。

 この小説で、文学上の写実主義を確立しました。

>>関連記事はこちら:フロベール『ボヴァリー夫人』実現しえない理想と不自由な言葉

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2位 オノレ・ド・バルザック『ゴリオ爺さん』(1835年)

 スタンダール『赤と黒』やフロベールの『ボヴァリー夫人』と同様、サマセット・モームの『世界の十大小説』で取り上げられています。

 『人間喜劇』の一部です。舞台は下宿屋のヴォケ館。青年ウージェーヌ・ド・ラスティニャックと、娘らに搾取されまくるゴリオ爺さんの交流が描かれます。

 悪役ヴォートランがとにかくかっこいい!

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3位 ラブレー『ガルガンチュアとパンタグリュエル』(1532年 – 1552年)

 フランソワ・ラブレー( 1483年? – 1553年)はフランス・ルネサンスを代表する作家、医師です。

 今回紹介する中では最も古い小説です。この作品が如何に古いかは、イギリスの戯曲家ウィリアム・シェイクピアの『ハムレット』が1601年に刊行されたことからも分かります。

 風刺小説でパリ大学では禁書扱いになりました。大食いと大笑いが重要で、注目すると面白いでしょう。

4位 アルベール・カミュ『異邦人』(1942年)

 アルベール・カミュ(1913年 – 1960年)は、サルトルと同時代人でノーベル賞作家です。

 彼の小説のなかでも『異邦人』が最も有名で、不条理文学の最高峰です。日本でも絶大な人気をほこります。

 人生は不条理なことが多いです。不条理のことを知りたい、理解したいという方はぜひ一度読んでみてください。

 内容を大雑把にいえば、太陽が眩しくて人を殺す、ということになります。

5位 マルセル・プルースト『失われた時を求めて』(1913 -1927年)

 とにかく長大です。そもそも完結まで、1913年から1927年まで14年も要しています。「最も長い小説」としてギネス世界記録に認定されています。

 これを読み通せばあなたも仏文マスターになれます!

 口に含んだ瞬間に記憶が蘇るマドレーヌの場面が有名です。これは冒頭100ページくらいで出会えるので、そこまでは読んでみるのをおすすめします。

 通読は人生の目標にしましょう。死ぬまでには読みましょう。

【6位〜10位】読んだことがない本があればぜひこの機会に読むべき!

6位 スタンダール『赤と黒』(1830年)

 『赤と黒』はスタンダール(1783年- 1842年)の身に起きた事件を題材にした恋愛小説です。

 サマセット・モームの『世界の十大小説』でも選ばれている、非常に有名な傑作です。

 田舎から出てきた青年ジュリアン・ソレルとレナール夫人、マチルドの恋愛を描いています。感情の浮き沈みが尋常でなく激しいジェットコースター恋愛小説です。最後は驚きの展開になります。

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7位 ギ・ド・モーパッサン『女の一生』 (1883年)

 ギ・ド・モーパッサン(1850年 – 1893年)は、自然主義の作家で、劇作家、詩人でもあります。日本にも大きな影響を与えました。

 主人公は少女ジャンヌ。彼女は様々な困難に立ち向かいながら、人生をかけて成長をしていきます。

 モーパッサンには珍しく長編です。短編では『脂肪の塊』がおすすめです。

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8位 ヴォルテール『カンディード』(1759年)

 フランスの啓蒙思想家ヴォルテールの悪漢小説(ピカレスク小説)です。啓蒙思想家にはジョン・ロックとかカントもその仲間になります。

 1755年に発生したリスボン大地震に基づく場面が登場します。地震や疫病によって創作意欲が掻き立てるというのは古くからあるのです。

 「この最善なる可能世界においては、あらゆる物事はみな最善である」という格言が重要になってきます。この格言は真なのか偽なのか。その答えを知りたければぜひご一読を!

9位 サン=テグジュペリ『星の王子さま』(1943年)

 「大切なものは、目に見えない (Le plus important est invisible)」という名言が超有名です。

 機械化されて人間性が失われていく当時の人々を風刺的に描いています。それと対照的に、子どもの想像力が称揚されます。

 結末は知っているはずなのに、何度読んでも泣けますね。

>>関連記事はこちら:サン=テグジュペリ『星の王子さま』大切なものは目に見えない

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10位 ジャン=ポール・サルトル『嘔吐』(1938年)

 哲学者でもあり作家でもあるサルトル。彼はノーベル文学賞を辞退したことでも有名です。

 サルトルは実存主義者で、その思想が小説に反映されています。哲学書のほうはめっぽう難しいので、『嘔吐』がおすすめですね。実存とは何かが、違う角度から多角的に理解できます。

 内容を大雑把にいえば、現実が辛すぎて吐く、ということになります。

【11位〜15位】どれも絶対に面白い歴史的な名作です。

11位 マルグリット・デュラス『愛人』(1984年)

 マルグリット・デュラス(1914年 – 1996年)は、小説家であり映画監督でもあります。ロブ=グリエと同じく「ヌーヴォー・ロマン」の代表的作家の一人です。

 自伝的小説であり、恋愛小説でもあります。世界的なベストセラーになりました。

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12位 アラン・ロブ=グリエ『嫉妬』(1957年)

 アラン・ロブ=グリエ(1922年 – 2008年)は、小説家であるだけでなく映画監督でもあります。

 第二次世界大戦後にフランスで発表された前衛的な小説作品群を「ヌーヴォー・ロマン」といい、ロブ=グリエはその代表的作家になります。

 主人公が女性に嫉妬する話です。嫉妬に狂い女のアパートを覗くだけで300ページもあります。

13位 ヴィクトル・ユーゴー『レ・ミゼラブル』(1862年)

 ヴィクトル=マリー・ユーゴー(1802年 – 1885年)は、フランス・ロマン主義の詩人、小説家です。『レ・ミゼラブル』は「惨めなものたち」の意味になります。

 1830年の七月革命を描く革命小説です。物語が始まるまでがとにかく長いです。

 ミュージカルでお馴染み。トム・フーパー監督、ヒュー・ジャックマン主演で映画化もされました。「民衆の歌」に心躍ります。

14位 アベ・プレヴォ『マノン・レスコー』(1731年)

 アベ・プレヴォ(1697年 – 1763年)は、国外逃亡などいろいろと大変な人生を送った人物で、その経験が小説にも反映されているのかもしれません。

 『マノン・レスコー』は、騎士デ・グリューは美少女マノンの物語で、繊細な心理描写からロマン主義文学の始まりともいわれます。

 そしてなんといっても男たちを破滅させる女、別名ファム・ファタールが登場する最初の文学作品です。美少女マノンのために騎士グリューは次々と罪を重ねていきます。オペラ・バレエにもなっています。

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15位 サガン『悲しみよこんにちは』(1954年)

 主人公は17歳の少女セシル。コート・ダジュールの別荘で過ごす彼女の一夏を描きます。

 世界的なベストセラーとなりました。1957年に公開された同名の映画も有名で、セシルを演じたジーン・セバーグの髪型が「セシルカット」と呼ばれ世界的にブームになりました。

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【16位〜20位】有名なものから本当は面白い小説まで。

16位 バンジャマン・コンスタン『アドルフ』(1816年)

 バンジャマン・コンスタン(1767年 – 1830年)は多才な人物で、小説家である一方で思想家であり政治家でもあります。

 『アドルフ』は恋愛と倦怠を描いた恋愛小説です。心理主義小説の先駆けをなす小説です!

 短かくて、読みやすいです。

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17位 エミール・ゾラ『居酒屋』(1877年)

 エミール・ゾラ(1840年 – 1902年)は、自然主義文学を定義した人物でその代表的な存在でもありました。

 『居酒屋』はゾラの代表作と同時に、自然主義文学の代表作でもあります。

18位 アンドレ・ジッド『贋金つくり』(1925年)

 アンドレ・ジッド(1869年 – 1951年)は、1947年のノベール賞作家です。『狭き門』や『贋金つくり』が有名です。かつては必読書だったのですが、今はそうでもない的な立ち位置の作家です。

 『贋金つくり』は「純粋小説」を志向して作られていて、小説を小説たらしめている要素以外を取り除いています。複雑なプロット、視点の複数化など、奇抜な感じの小説です。

19位 セリーヌ『夜の果ての旅』(1932年)

 戦争小説です。放浪者のバルダミュの旅を描いた半自伝的な小説です。

 セリーヌ自身(1894年 – 1961年)が色々と大変な人生を歩んできた人でした。実存主義者の大家であるサルトルは、若いときにセリーヌにのめり込みんだようで、実存主義はセリーヌの影響を受けているようです。

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20位 アンドレ・ブルトン『ナジャ』(1928年)

 アンドレ・ブルトン(1896年 – 1966年)といえば、シュルレアリスムです。

 シュルレアリスム文学の代表的小説が、紹介する『ナジャ』 です。シュルレアリスムというのは文学・芸術運動の一つで、『シュルレアリスム宣言』で書かれた自動記述の手法で書き綴られたのが『ナジャ』になります。

 ナジャという謎の女を描かれます。写真とかが入っていて、実験的な小説です。

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