世界の文学の最新おすすめ有名海外小説20選!【古典・名作】

世界の文学の最新おすすめ有名海外小説20選!【古典・名作】
目次

世界のおすすめ小説を選んだ基準は?

おすすめ小説の順位は、面白さと読みやすさと重厚さに注目

 文学は詩や戯曲も含めれば2000年以上の歴史があります。その歴史の中で数々の名作が誕生し、多くの人に親しまれてきました。文学の創作意欲はいまだに衰えておらず、今日でも傑作が誕生し続けているのです。傑作と呼ばれるような文学は、人生について何かしらの示唆を与えてくれます。読書を介して、世界の見え方が変化する、そんな素晴らしい経験が得られるのも文学の魅力の一つです。

 とはいえ何から読めばいいかわからないという方も多いと思います。本記事では世界の文学に焦点を当て、古典的名作から最新の文学まで、網羅的に紹介します。

 そこでこの記事では、読みやすい面白い読み応え、の3つの要件にあうおすすめの小説を選びました。ぜひ参考にしてみてください!!

 古典小説から現代小説まで、純文学から大衆小説まで、多くの作品に触れられることを願っています!

【1位〜5位】誰もが目にしたことのある傑作です!

1位 フョードル・ドストエフスキー『罪と罰』(1866年)

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 ドストエフスキーの5大長編『罪と罰』『カラマーゾフの兄弟』『白痴』『悪霊』『未成年』のなかで最初に書かれた傑作です。

 非凡な人物は世のためなら人を殺しても構わない、と主張するラスコーリニコフが老母を殺害。しかし不幸にもその場に居合わせた妹まで殺害してしまって……。

 ドストエフスキーの実存観や、人間の回復に向けたヒューマニズムが描かれています。ドストエフスキーはほかに『死の家の記録』『地下室の手記』『貧しき人びと』などがある。

2位 ウィリアム・シェイクピア『マクベス』(1606年)

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 ハムレットの四大悲劇『マクベス』『ハムレット』『オセロー』『リア王』のなかで最も短く最後に書かれた戯曲です。

 将軍マクベスが妻と共に主君を裏切る王位に就きますが、精神的不安から錯乱し暴政を奮い、最後は復讐されます。

 魔女が登場するのが個人的にお気に入りです。同様に『ハムレット』で亡霊がでてくるのも面白いですね。

3位 アルベール・カミュ『異邦人』(1942年)

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 日本では特に大人気の作品。カミューはノーベル文学賞を受賞しています。

 「ママンが死んだ」という冒頭の訳文が超有名で、不条理文学の最高峰です。

 大雑把に内容をいうと、太陽が眩しいので人を殺しました、という物語です。これだけでも『異邦人』が如何に不条理な内容かがわかります。

>>関連記事:カミュ『異邦人』考察|不条理文学の傑作、それは太陽のせいだ

4位 アントニオ・タブッキ『供述によるとペレイラは』(1994年)

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 「供述によるとペレイラは」という名訳が印象的。数々の賞を受賞したタブッキの代表作です。

 舞台はファシズムが侵攻するポルトガル。新聞社に勤める中年の文芸主任が、政治運動をする男女二人に出会い、思わぬ方向に人生が進み出します。

 20世紀文学の最高傑作のうちの一つです。「そのことを、私は後悔したい気持ちなのです」(須賀敦子訳、p.108)はあまりにも有名。

5位 カズオ・イシグロ『日の名残り』(1989年)

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 最近ではノーベル文学賞も受賞し、日本でも大人気のイギリス作家です。カズオ・イシグロの『日の名残り』や『私を離さないで』は映画化もされています。

 高貴な家に仕えた中年男性の執事スティーブンスが、昔の同僚ミス・ケントンに会いに7日間の旅をしながら過去を回想します。

 記憶が曖昧な「信用できない語り手」が過去を語る非常に技巧に凝った作品です。ミス・ケントンと出会った後の会話に涙が止まりません。

>>関連記事はこちら:カズオ・イシグロ『日の名残り』考察|信用できない語り手はそれでも語る

【6位〜10位】おすすめできる古典的名著で一読の価値ありです!

6位 ポー『黒猫』(1839年)

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 平凡であったはずの人が黒猫に取り憑かれ、いつしか殺人まで犯してしまい……。

 徐々に精神が蝕まれていく様子や、死んだはずの黒猫が再び現れるなどの不気味さが癖になります。また最後の場面の描写が巧みで、「赤」の鮮やかさが目の裏に鮮明に浮かびます。

 ポーはほかに『ウィリアム・ウィルソン』や『モルグ街の殺人』などの名作があります。

>>関連記事:ポー『黒猫』考察|黒猫の正体

7位 アーシュラ・K・ル=グウィン『オメラスから歩みさる人々』(1973年)

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 オメラスは自然と物に恵まれ、住人は誰もが幸福に包まれていました。しかしオメラスという理想郷には一つの秘密がありました。それは男性が一人、地下に監禁されているというのです。それを知らされた住人はどのような行動をとるのか!!?

 『ゲド戦記』などで有名なSF作家アーシュラ・K・ル=グウィンの傑作短編です。犠牲と理想、正義と悪という人間の根本を問いかける哲学的な作品です。

 約10ページと短いですが、大変考えさせられます。ぜひこの機会にご一読を!

>>関連記事:アーシュラ・K・ル=グウィン『オメラスから歩み去る人々』オメラスの犠牲者と天皇

8位 ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』(1984年)

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 チェコの作家ミラン・クンデラの代表作です。まずもって題名がかっこいいです。

 舞台は1968年のチェコスロヴァキアです。冷戦下に起きた「プラハの春」を題材に、男女四人の愛と生活を描いています。

 愛は人生は、軽いのか、あるいは、重いのか。フィリップ・カウフマン監督による映画化もされていて、そちらも素晴らしい出来栄えです。

>>関連記事:ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』考察|一度は数のうちに入らない

9位 フランツ・カフカ『変身』(1915年)

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 フランツ・カフカの代表作の一つで、カミュの『ペスト』と並び、不条理文学の最高峰でもあります。

 目覚めると毒虫になっていた男性の、その後の生活と家族との関わりの変遷を描いた物語です。

 世の中にこれほど不条理なこともないと思います。実存主義文学でもあります。カフカは『城』や『審判』などの他の作品もほとんど全部面白く、特に短編は素晴らしいです。

>>関連記事:フランツ・カフカ『変身』考察|不条理の先にあるもの

10位 イタロ・カルヴィーノ『木のぼり男爵』(1957年)

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 「我々の祖先」三部作『まっぷたつの子爵』『木のぼり男爵』『不在の騎士』の二作目であり、カルヴィーノの代表作の一つです。

 父への反抗から木の上に登った少年が、木の上で生涯を過ごす物語です。

 不思議な物語ですね。「逃げるのか?」「いや、抵抗するのだ」という問答に胸が熱くなります。

>>関連記事:イタロ・カルヴィーノ『木のぼり男爵』いや、抵抗するのだ

【11位〜15位】どれも絶対に面白い教養として読む歴史的な名作です。

11位 サミュエル・ベケット『ゴドーを待ちながら』(1952年)

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 アイルランドの劇作家サミュエル・ベケットの代表作です。不条理演劇の傑作の一つで、後世に多くの影響を与えました。

 主人公のウラディミールとエストラゴンが一本の木の近くで、ゴドーを待つ二日間を描いています。二人は待ち続ける。しかし何も起こらない。果たしてゴドーは現れるのか?

 ウラディミールとエストラゴンの会話、途中に現れるポッツォーやラッキーとの交流。なんとも言えない素晴らしい雰囲気が漂います。

12位 イアン・マキューアン『初夜』(2007年)

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 イアン・マキューアンはイギリスを代表する現代作家です。『初夜』は『追想』という題名で映画化されました。

 性の解放の前夜、結婚をした二人の男女が迎えた初夜。うまくいくかに見えたその時、事件が起きて……。

 あの日、あの夜、あの一瞬が克明に描かれます。あの時、声をかけていれば……と思い悩む全ての人に贈ります。

13位 ソポクレス『オイディプス』(紀元前427年)

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 古代ギリシャ三大悲劇詩人であるソポクレスの戯曲で、ギリシャ悲劇の最高傑作です。後世の影響は計り知れず、精神分析家フロイトが「オイディプスコンプレックス」という理論を組み立てたほどです。

 父を殺し、母を犯すという予言。不運なことに予言の通りに行動してしまったオイディプスが、自らの目をつぶし王位を退くまでを描きます。

 2000年以上も前の戯曲ですが、想像力も展開も唖然とします。これほど影響力のある戯曲は他にありません。

14位 ジョージ・オーウェル『一九八四年』(1949年)

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 イギリスの小説家ジョージ・オーウェルのSF小説であり、ディストピア文学の最高峰です。

 ビッグ・ブラザーを頂点にした全体主義国家。そこで行われる完璧な恐怖政治において、革命は可能か?あまりに無残な結末に驚きを隠せません。

 ディストピア文学はほかに、オルダス・ハクスリーの『すばらしい新世界』やオーウェルの『動物農場』などがあります。

15位 サン=テグジュペリ『星の王子さま』(1943年)

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 270カ国に翻訳され、世界各国で1億冊以上も読まれている、世界で最も有名な小説の一つです。

「大切なものは、目に見えない (Le plus important est invisible)」という名言は、知らない人はいないほどです。

 世界大戦や機械化による人間性の剥奪に対抗し、子どもの想像力を称揚し人間性の回復を願います。 星の王子さまは、ぼくに何を伝え何を残したのか。涙無くしては読めません。

>>関連記事:サン=テグジュペリ『星の王子さま』考察|大切なものは目に見えない

【16位〜20位】有名なものから本当は面白い小説まで。

16位 オスカー・ワイルド『ドリアン・グレイの肖像』(1890年)

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 アイルランドの作家オスカー・ワイルドの唯一の長編小説です。ワイルドと言えば『幸福な王子』や『サロメ』が有名ですね。

 美少年な少年ドリアン・グレイ、悪徳を教えるヘンリー・ウォットン、さらに画家バジル・ホールウォードの奇妙な物語です。バジルの描いたドリアン・グレイの肖像は、ドリアン・グレイから年齢を吸い取りはじめて……。

 純粋な少年を悪に染め上げるヘンリー・ウォットンというキャラクターがとても魅力的です。

17位 アントン・チェーホフ『ワーニャ伯父さん』(1897年)

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 ロシアの作家チェーホフの代表作です。

 若いソーニャとワーニャ伯父さんを中心に、ひとときを描きます。「中年文学」の傑作です。

 「六十まで生きるとして、まだ十三年ある。長いなあ!」という名言に全てが現れています。最後にあるソーニャのセリフは感動します。

18位 ギュスターヴ・フロベール『ボヴァリー夫人』(1857年)

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 サマセット・モームの『世界の十大小説』に選ばれた、心理小説の傑作です。

 優しい夫シャルルとの日常が退屈で仕方ないエンマが、恋愛小説に憧れ恋をする物語です。順風満帆にいくかと思いきや、最後には悲しいことがおこってしまい……。

 『ボヴァリー夫人』は文学史としても意義深い作品で、文学における写実主義を確立しました。

>>関連記事:フロベール『ボヴァリー夫人』考察|実現しえない理想と不自由な言葉

19位 ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』(1865年)

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 ノンセンス文学の傑作であり、後世に多大な影響を与えた作品です。

 チェシャ猫やドードー鳥、芋虫など、個性的で忘れがたいキャラクターが魅力的です。

 意味不明なセリフや、面白可笑しい会話など、読んでいると思わず笑ってしまいます。

>>関連記事:ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』考察|ノンセンスと成長の物語

20位 ホルヘ・ルイス・ボルヘス『バベルの図書館』(1941年)

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 ボルヘスのテーマは、夢や無限、想像や神などで、幻想的な短編傑作を描いています。

 そんなボルヘスの代表作が短編「バベルの図書館」です。無限の本が置かれた図書館、その数は宇宙に存在する原子の数よりも多いのです。

 「バベルの図書館」は短編集『伝奇集』に収めれています。これに収録されている短編がどれも面白い。特に「隠れた奇跡」「死とコンパス」「八岐の園」「円鐶の廃墟」がおすすめです。

ほかの小説や批評にも挑戦してみよう

 本記事では世界のおすすめ文学を、古典から現代まで紹介しました。紹介した本の中にどれか一つでもハマる小説があり、楽しんでいただけたら嬉しいです。

 ここで紹介したのは全作品からみたらほんのわずかです。ほかに各国ごとに名作といわれる文学を紹介しています。フランス文学や日本近代文学についても紹介しているので、興味があるかたはこちらもお楽しみください。

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