クリストファー・ノーラン監督のおすすめ映画ランキング11選

クリストファー・ノーラン監督のおすすめ映画ランキング11選

世界的映画監督クリストファー・ノーランのかんたんな経歴

 複雑で重厚なストーリー、時間の複層的なズレ、因果律などをSF要素や迫力のアクションで描くクリストファー・ノーラン監督。1998年から活動を開始し、『インセプション』や『ダークナイト』など数々の名作を世に送り出してきました。

 二作目『メメント』で高い評価を得てからは、公開される映画は大ヒットを飛ばし、アカデミー賞や数々の賞を受賞・ノミーネートしています。いまや世界的な映画監督と言っても過言ではありません。

 また因果律や時間などの哲学的な洞察にくわえ、映像美のこだわりも忘れてはなりません。 CGを嫌い極力実際の撮影を用いるノーラン監督の映画は、ほかでは味わえない圧倒的な臨場感と美しさがあります。

 さらに『ダークナイト』以降は善悪の問題にも深い洞察を示し、『ダンケルク』では戦争を主題にし、ますます幅広くそして深く対象を描いています。ノーラン監督に期待が膨らみこれからも目が離せません。

クリストファー・ノーラン監督のおすすめアニメ映画全作

1位 『インセプション』(2010年)

 主演はレオナルド・ディカプリオ。ほかに渡辺謙やジョセフ・ゴードン=レヴィットが出演しています。アカデミー賞の8部門にノミネート、4部門で受賞しました。

 潜在意識が顕在化する夢の中で、サイトーの敵会社の社長の息子にアイデアを植え付ける「インセプション 」を行う話。コブの亡き妻モルの妨害がありながら、最終的にはモルと和解する愛の物語です。

 夢の中は想像力で自由自在で、それを表現する映像が素晴らしいです。また四階層の夢や曖昧になる夢と現実の境界、コブとモルの愛憎などが過不足なく見事に混ぜ合わされています。

>>関連記事はこちら:クリストファー・ノーラン『インセプション』考察|二つの愛の物語

2位 『メメント』(2000年)

 ノーラン監督の二作目でありながら、で出世作であり代表作の一つです。原作はノーランの弟・ジョナサン・ノーランの短編『Memento Mori』です。

 現在から過去へと向かう特殊なストーリー構成です。記憶を無くす男性の妻を殺した犯人はだれか!?記憶が消える前に記したメモから容疑者が浮かび上がります。しかしそれは本当なのか、始まりを求めて物語は過去へと向かいます。

 アカデミー賞で脚本賞、編集賞にノミネートされました。複雑な内容ですが、原因と結果、必然と偶然をテーマにした哲学的な映画です。

3位 『ダークナイト』(2008年)

 「ダークナイト・トリロジー」の第2作目。アカデミー賞で8部門にノミネート、2部門を受賞しました。

 ノーラン監督の最高傑作との呼び声もある作品。前作で予告されたジョーカーが登場します。単純な善悪の物語に回収されない本作が描くジョーカーは、単なる悪役の域を超え人間本質に迫る深い洞察のもとに演出されています。

 ジョーカー役として最高と評されたヒース・レジャーは亡くなってしまいました。彼の怪物的な名演技をぜひ一度ご覧ください。

 ちなちみ2019年にトッド・フィリップス監督の『ジョーカー』でホアキン・フェニックスがジョーカーを演じ高い評価を受けました。あわせて観ると違いが明瞭になりより楽しめるでしょう。

4位 『インターステラー』(2014年)

 娘と父親の愛を描く、ノーラン監督の新境地です。『秒速5センチメートル』や『君の名は。』で有名なアニメ監督である新海誠の『ほしのこえ』にも影響を受けたと公言しています。

 地球の存続をかけて旅立つ父、時空を超えた交信、信頼と愛、機械と人間の信頼関係などが織り込まれたヒューマン映画です。

 ノーベル物理学賞を受賞したキップ・ソーンに監修してもらっているため、重力が強い空間の光の動きや時間の流れなどは物理学的に正しく作られています。映像が壮大で、それだけでも一見の価値ありです。

5位 『ダンケルク』(2017年)

 第二次世界大戦のダンケルク大撤退を描いた戦争映画です。アカデミー賞で8部門にノミネート、3部門を受賞しました。

 空、陸、海の3つの視点からダンケルク大撤退を描いています。撤退する兵士たち、救出に向かう住民たち、撃退に向かう飛行士たちの三者の緊迫に手に汗握るほど緊張します。

 ここで特徴的なのは、3つの視点の流れる時間がそれぞれ異なることです。『インセプション』でも使われた手法ですが、それがより効果的に使われています。

6位 『ダークナイト ライジング』(2012年)

 「ダークナイト・トリロジー」の第3作目にして最後の作品です。興行的にも前作に匹敵するほど成功しました。

 本作の舞台は「ダークナイト」から8年後。残虐な殺し屋ベイン、謎に包まれたキャット・ウーマン、そしてベインを阻止しキャット・ウーマンの真相を暴こうとするバッドマンの物語です。

 アカデミー賞は逃しましたが評価の高い作品です。「ダークナイト・トリロジー」シリーズのラストを見逃すな!

7位 『TENET テネット』(2020年)

 コロナ禍で公開された壮大な物語で、前作の『ダンケルク』に続きある種の戦争が描かれています。

 第三次世界大戦を阻止する為の謎の存在「TENET」に勧誘される主人公。時間を逆行する銃弾と装置、暗躍する敵、信頼する相棒とともに世界を危機から救出します。

 終盤の「挟撃作戦」と呼ばれる、時間逆行と時間順行が同時に進行する集団戦闘シーンが圧巻です。これはすごいです。あと過去の名作をパロった名言がかっこいいです。ラストに明かされる黒幕にも注目です。

8位 『バットマン ビギンズ』(2005年)

 「ダークナイト・トリロジー」の第1作目。アカデミー賞の撮影賞でノミネートされました。

 DCコミックスの『バットマン』を原作とした実写映画です。ダークヒーローのイメージを刷新し、スーパーヒーローの本質を描き出した作品として評価されました。

 「ダークナイト・トリロジー」の2作目、3作目に比べると少し評価は劣ってしまうかもしれませんが、「ダークナイト・トリロジー」の幕開けを告げる重要な作品です。

9位 『プレステージ』(2006年)

 主演はヒュー・ジャックマン。1995年に出版されたクリストファー・プリーストの小説『奇術師』が原作です。アカデミー賞で撮影賞と美術賞にノミネートされました。

 過去に因縁を持ち二人のマジシャンが互いに競い合う物語です。

 普通のマジシャンの対決映画ではなく、サスペンスや因縁などが渦巻く物語なのです。殺人事件のトリックやラストのどんでん返しなどドキドキが止まりません。

10位 『フォロウィング』(1998年)

 記念すべきノーランのデビュー作です。低予算で作られた作品でありながら完成度は高く、英国インディペンデント映画賞のプロダクション賞にノミネートしています。

 主人公で小説家を目座すビルは街で目に付く人を観察する癖がありました。ある時、観察相手に気づかれてしまい物語が動きます。

 時系列がごちゃ混ぜになっている点など、代表作である次作『メメント』に繋がる作品です。ノーランを語るうえで重要な作品であることは間違いありません。

11位 『オッペンハイマー』(2023年)

 ノーラン監督の最新作です。主演はキリアン・マーフィー。原作はカイ・バードとマーティン・J・シャーウィンの『オッペンハイマー「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇』です。

 前作で『TENET』で複雑怪奇なストーリーと圧倒的な映像美をみせつけたノーラン監督。一体どのような作品になるのか予測がつきません。期待が高まります。

ほかの映画やアニメにも挑戦してみよう

 世界的な映像作家であるクリストファー・ノーラン監督。今後はどのような作品が制作されるのか、目が離せません。

 ノーラン監督は新海誠の『ほしのこえ』に影響を受けたことを公言しています。ノーラン監督に興味をもたれた方は、今度は新海や、さらにほかの世界的な映画監督の作品を観るのもいいかもしれません。

 新海は「新海誠監督のおすすめアニメ映画ランキング9選」、また『セブン』で有名なデヴィッド・フィンチャーは「デヴィッド・フィンチャー監督のおすすめ映画ランキング11選」で紹介しています。

 ぜひこちらも参考にしてください。

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