フロイトを学ぶためにおすすめの本
ジークムント・フロイトの思想を学ぶといってもいろいろな段階があるので、入門編から上級編まで難易度別に厳選して人気おすすめ著作を紹介することにした。
フロイト哲学を楽しみながら知りたいという人は入門編、フロイト哲学を深く知りたいという人は上級編の著作から読むべしだ。自分のレベルに合わせて読んでみることをお勧めする。
また、ニーチェの入門書は「ニーチェのおすすめ入門書・解説書」、マルクスの入門書は「マルクスのおすすめ入門書・解説書」、ユングの入門書は「ユングのおすすめ入門書・解説書」、ラカンの入門書は「ラカンのおすすめ入門書・解説書」、世界のおすすめ哲学書は「本格的な人向けおすすめ世界の哲学書」で紹介している。ぜひこちらもご覧ください。
超入門編
『図解 ヒトのココロがわかるフロイトの話』
図解が沢山あり、文字も少ないので、初心者にはおすすめの入門書。とにかく図がたくさんあるので分かりやすい。教養としてフロイト理論を学ぶことができる。
『マンガ フロイトの「心の神秘」入門』
フロイトが解き明かした精神の構造をマンガで解説する。精神分析を確立したフロイトの生涯と「エディプス・コンプレックス」「夢判断」「無意識」などの、フロイトを知る上でのキーワードもわかりやすく解説してくれるので、最初の一歩におすすめのフロイト入門となっている。
入門編
中山元『フロイト入門』
フロイトによる精神分析の誕生からフロイトの思想の軌跡を丁寧に追っていく。無意識をキーワードに、フロイトが哲学や心理学の領域で起こした変革と課題が明らかとなる。この一冊で大体フロイトの思想が掴めるというような入門書となっている。
鈴村金彌『人と思想24 フロイト』
第一章ではフロイトの生涯が、第二章ではフロイトの思想が解説される。平易な文体で分かりやすい。一般的な形式のフロイトの入門書。
上級編
妙木 浩之『フロイト入門』
ちくま新書の入門シリーズフロイト編。どちらかというと、フロイトの人生の記述に焦点が当てられており、理論の方はそれほどでもない。面白いが入門書にしてはかなり斬新な入門書となっており難しいと評判の書。