ラカン精神分析のおすすめ入門書・解説書を5冊紹介。難易度別に解説

ラカン精神分析のおすすめ入門書・解説書を5冊紹介。難易度別に解説

ラカン精神分析を学ぶのにおすすめの本

 ジャック・ラカンの精神分析の思想を学ぶといってもいろいろな段階があるので、入門編から上級編まで難易度別に人気おすすめ著作を紹介することにした。

 ラカンを楽しみながら知りたいという人は入門編、ラカンを深く知りたいという人は上級編の著作から読むべしだ。自分のレベルに合わせて読んでみることをお勧めする。

 また、フロイトの入門書は「フロイトのおすすめ入門書・解説書」、ユングの入門書は「ユングのおすすめ入門書・解説書」、メルロ=ポンティの入門書は「メルロ=ポンティのおすすめ入門書・解説書」、レヴィ=ストロースの入門書は「レヴィ=ストロースのおすすめ入門書・解説書」、世界のおすすめ哲学書は「本格的な人向けおすすめ世界の哲学書」で紹介している。ぜひこちらもご覧ください。

入門編

片岡一竹『疾風怒濤精神分析入門:ジャック・ラカン的生き方のススメ』

 ラカン特有の用語である「想像界・象徴界・現実界」「鏡像段階」「エディプス・コンプレクス」「対象a」などをわかりやすく解説。ラカンの入門書としてはベストとして名高い一冊。

 序文は『ラカン入門』の著者である向井雅明。

片岡一竹『ゼロから始めるジャック・ラカンーー疾風怒濤精神分析入門増補改訂版』

 『疾風怒濤精神分析入門』の増補改訂版。第5章のエディプス・コンプレックスの章などが大幅に書き換えられている。より分かりやすくなっているので、文庫で買いたい場合はこちらがおすすめだ。

向井雅明『ラカン入門』

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 精神分析家によるラカン入門。三部構成でラカンの思想を前期・中期・後期に分けて解説している。ラカンの思想は時代によって変化していくが、その変化を時系列に沿って辿れるような構成となっている。思想の全体像を把握するのにおすすめである。

斎藤環『生き延びるためのラカン』

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 ラカンの思想を19の講義に分けて解説。Lecture1「なぜ「ラカン」なのか」から始まり、ラカンの独特な用語である「象徴界」や「対象a」などにも踏み込んでいく。現実を生き延び理解するためにラカンはどのようなことを教えてくれるのか。具体例が豊富なラカン入門。

上級編

松本卓也『人はみな妄想するーージャック・ラカンと鑑別診断の思想』

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 博士(医学)であり精神病理学が専門の松本卓也氏によるラカン思想の手引き書。

 濃密な一冊で、精神病か神経症かを判断する「鑑別診断」を軸にしてラカンの思想を読み解いていく。他の入門書よりは難しいが、本書を読むとよりラカン思想の理解が進むはずである。他の入門書と併読したい一冊。

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