ウィトゲンシュタインのおすすめ入門書・解説書を8冊紹介|ヴィトゲンシュタインを読もう!

ウィトゲンシュタインのおすすめ入門書・解説書を8冊紹介|ヴィトゲンシュタインを読もう!

ウィトゲンシュタインの哲学を学ぶためにおすすめの本

 ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタインを学ぶといってもいろいろな段階があるので、入門編から探究編まで難易度別に厳選して人気おすすめ著作を紹介することにした。

 ヴィトゲンシュタイン哲学を楽しみながら知りたいという人は入門編、ウィトゲンシュタイン哲学を深く知りたいという人は発展編の著作から読むべしだ。自分のレベルに合わせて読んでみることをお勧めする。

 また、プラトンの入門書は「プラトン哲学のおすすめ入門書・解説書」、スピノザの入門書に関しては「スピノザ哲学のおすすめ入門書・解説書」、ソシュールの入門書は「ソシュールのおすすめ入門書・解説書」、論理学・分析哲学の入門書は「論理学・分析哲学のおすすめ入門書」、世界のおすすめ哲学書は「本格的な人向けおすすめ世界の哲学書」で紹介している。ぜひこちらもご覧ください。

入門編

中村昇『ウィトゲンシュタイン、最初の一歩』

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 本書は予備知識のない中学生や高校生にも分かるように書かれた入門書である。とにかく「最初の一歩」である。ウィトゲンシュタインの哲学って難しいなあと諦めていた人にも、初歩から分かるように書かれているなかなかない一冊。

入不二 基義『ウィトゲンシュタイン「私」は消去できるか」

 『相対主義の極北』『時間は実在するか』などの哲学書を出版している著者によるウィトゲンシュタイン入門兼自我論。手軽な薄さでウィトゲンシュタインの「私」をめぐる思考を追うことができる。最初の一冊として非常におすすめ。

古田徹也『はじめてのウィトゲンシュタイン』

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 「像」概念をキーワードにウィトゲンシュタインの前期と後期思想の対比に焦点を当て、その思想の根幹となる部分を追跡していく。ウィトゲンシュタインの生涯や思考の変遷を辿るのでその全体像を掴むことができる。著者は英語圏の現代哲学に精通している古田徹也氏。

岡田雅勝『人と思想 ウィトゲンシュタイン』

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 「人と思想」シリーズのウィトゲンシュタイン編。ウィトゲンシュタインの生い立ちを時代背景も含みながら見ていき、そのあとウィトゲンシュタインの思想を前期、過渡期、後期に分けて追っていく。生まれから晩年までを扱い入門書としては一般的な分全体像を掴みやすい。

発展編

古田徹也『シリーズ世界の思想 ウィトゲンシュタイン 論理哲学論考』

 ウィトゲンシュタインの生前の唯一の著作『論理哲学論考』を分かりやすく解説する入門書。セクションを35に分けて、『論理哲学論考』の内容に特化して解説してくれるので、『論考』を読み解きたい人にはぜひとも読んでもらいたい入門書である。

永井均『ウィトゲンシュタイン入門』

 哲学者永井均によるウィトゲンシュタイン入門。この場合入門というのは「ウィトゲンシュタイン哲学入門」のことであり、ウィトゲンシュタインの哲学を通じて、永井均が哲学とはどのようなものか、その入り口を示してくれる本となっている。簡単な生い立ちの紹介もあり、ウィトゲンシュタインの哲学を通じて哲学をしたい人への入門書となっている。

大谷弘『入門講義 ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』』

 ウィトゲンシュタインの『論理哲学論考』に関する解説書。難解な『論考』の議論であるが、それを分かりやすく読み解き、さらにウィトゲンシュタインの後期哲学への連続性も視野に入れながら解説してくれる。『論考』について理解したい人にはおすすめの一冊である。

探究編

『現代思想 総特集=ウィトゲンシュタインーー『論理哲学論考』100年』

 『論理哲学論考』100年という節目に出された現代思想のウィトゲンシュタイン総特集。ウィトゲンシュタイン研究の最前線に迫る。ウィトゲンシュタインを探究したい方におすすめ。

著作(文庫)

 ヴィトゲンシュタインの哲学は前期と後期に分けられることが多い。前期の代表的な著作が『論理哲学論考』でそこでは写像理論という考え方を採用していた。それを自己批判して言語ゲームという考え方に行き着くのが後期ヴィトゲンシュタインで、代表作が『哲学探究』だということに一般的にはなっている。

 また生前に刊行された著作としては『論理哲学論考』しかなく、それだけに『論理哲学論考』は重要視されている。

 さて、ここでは日本語で文庫化されている著作を紹介しよう。

『論理哲学論考』

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 1918年執筆、1921年出版。彼の生前の唯一の著作である。いわゆる写像理論の立場から言語と世界の関係を明らかにし、語りうることの限界を示した著作である。

『青色本』

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 1933年から1934年にかけてケンブリッジ大学で行った講義を書き留めたノートをまとめて、出版したもの。表紙の色が青色だったことから「青色本」と呼ばれ、他に『茶色本』(1934–35年の講義)というのもある。

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