ベンヤミンの哲学を学ぶのにおすすめの本
フランクフルト学派の一人であったヴァルター・ベンヤミンの哲学を学ぶといってもいろいろな段階があるので、入門編から上級編まで難易度別に人気おすすめ著作を紹介することにした。
ベンヤミンを楽しみながら知りたいという人は入門編、ベンヤミンを深く知りたいという人は上級編の著作から読むべしだ。自分のレベルに合わせて読んでみることをお勧めする。
また、他のおすすめ書物は「スピノザのおすすめ入門書・解説書」「ハイデガーのおすすめ入門書・解説書」「カール・シュミットのおすすめ入門書・解説書」「アーレントのおすすめ入門書・解説書」「本格的な人向けおすすめ世界の哲学書」で紹介している。
ぜひこちらもご覧ください。
入門編
村上隆夫『人と思想 ベンヤミン』
第一部でベンヤミンの生涯を、第二部でベンヤミンの思想を分けて解説する。
分かりやすく明快に書かれているのでベンヤミンの入門書の一発目としておすすめの本である。
仲正昌樹『ヴァルター・ベンヤミン――「危機」の時代の思想家を読む』
ベンヤミンの主要著作『翻訳者の課題』『歴史の概念について』『暴力批判論』『複製技術時代における芸術作品』を読み込んでいく公開講義形式の入門書。
ベンヤミンの生涯は軽く流されるが、著作の理解は深まる。ベンヤミン思想を深く理解したい人におすすめである。
また著者がアーレントや現代哲学の入門書を書いている仲正氏であるので信頼も厚い。
柿木伸之『ヴァルター・ベンヤミンーー闇を歩く批評』
ベンヤミンの思想をその思想形成の時代から入り、「言語哲学」「美学」「歴史哲学」など語られた領域ごとに解説するベンヤミンの入門書。
コンパクトにベンヤミン思想がまとめられている。
上級編
細見和之『フランクフルト学派 ホルクハイマー、アドルノから21世紀の「批判理論」へ』
本書はフランクフルト学派の流れを現代の「批判理論」まで解説したもの。フランクフルト学派の一人であったベンヤミンは第三章で解説される。
フランクフルト学派の歴史の中でベンヤミンの思想を捉えたい人にはおすすめの一冊である。
三島憲一『ベンヤミン:破壊・収集・記憶』
長年フランクルフルト学派を研究してきた著者が書いたベンヤミン思想の解説書。
ベンヤミン思想を生涯とともに解説。
著作
『ベンヤミン メディア・芸術論集』(山口裕之訳、河出文庫、2021年)
ベンヤミンの芸術・メディア論の重要テクストを集めた論集である。






