ホッブズの哲学を学ぶのにおすすめの本
トマス・ホッブズの哲学を学ぶといってもいろいろな段階があるので、入門編から発展編まで人気おすすめ著作を紹介することにした。
ホッブズの哲学を楽しみながら知りたいという人は入門編、ホッブズの哲学を深く知りたいという人は発展編の著作から読むべしだ。自分のレベルに合わせて読んでみることをお勧めする。
また他に、マキャヴェッリ、フランシス・ベーコン、ロック、ルソー、アダム・スミス、ロールズのおすすめ入門書・解説本・著作を紹介している。
倫理学(功利主義)の入門書は「倫理学のおすすめ入門書・解説書」、世界のおすすめ哲学書は「本格的な人向けおすすめ世界の哲学書」で紹介している。
ぜひそちらもご覧ください。
入門編
梅田小百合『ホッブズ リヴァイアサン シリーズ世界の思想』
「シリーズ世界の思想」シリーズのホッブズ『リヴァイアサン』編。ホッブズの主著『リヴァイアサン』を解説する。
本書の発刊は2022年。最新の研究の成果を踏まえた解説によって、『リヴァイアサン』の概要が非常によくわかる仕組みとなっている。『リヴァイアサン』の原典がよくわからない人に必見である。
田中浩『ホッブズ――リヴァイアサンの哲学者 』
ホッブズの生涯と思想についてまとめた良書。ホッブズの『法の原理』『市民論』『リヴァイアサン』など著作が解説される。
第五章ではホッブズの歴史的意義などについて語っており、ホッブズを全体から眺めてみるならこの一冊で十分である。
田中浩『人と思想 ホッブズ』
人と思想シリーズのホッブズ編。第二部でホッブズの生涯を、第三部でホッブズの思想を解説する。ホッブズの生涯から思想を学びたい人におすすめの一冊である。
著書の『ホッブズ――リヴァイアサンの哲学者 』とは内容が被っている部分も多いので、どちらか一冊を読んでみるのが良いだろう。
発展編
重田園江『社会契約論』
社会契約論の思想家であるホッブズが第一章で登場。そこからルソー、ヒューム、ロールズ(ロックではなくヒュームの解説となっているのが特徴)と解説が進んでいく。
社会契約論の枠組みでホッブズを知りたい人におすすめの一冊である。
著者はフーコーの入門書『ミシェル・フーコー:近代を裏から読む』も執筆している重田園江氏。
著作
『リヴァイアサン』 加藤節訳(2022年)
ホッブズといえば『リヴァイアサン』である。1651年出版。
正式な題名は『リヴァイアサン、あるいは教会的及び市民的なコモンウェルスの素材、形体、及び権力』である。
翻訳は他に、光文社古典新訳文庫版(角田安正訳、2014/2018年(一部訳))や岩波文庫版(水田洋訳、1954年)がある。





