ショーペンハウアーの哲学を学ぶのにおすすめの本
ショーペンハウアー思想を学ぶといってもいろいろな段階があるので、入門編から上級編まで難易度別に人気おすすめ著作を紹介することにした。
ショーペンハウアーを楽しみながら知りたいという人は入門編、ショーペンハウアーを深く知りたいという人は上級編の著作から読むべしだ。自分のレベルに合わせて読んでみることをお勧めする。
また、他のおすすめ書物は「カントのおすすめ入門書・解説書」「ヘーゲルのおすすめ入門書・解説書」「ニーチェのおすすめ入門書・解説書」「キルケゴールのおすすめ入門書・解説書」「ウィトゲンシュタインのおすすめ入門書・解説書」「本格的な人向けおすすめ世界の哲学書」で紹介している。
ぜひそちらもご覧ください。
超入門編
『自殺について』
「自殺について」を元にショーペンハウアーの思想を漫画にしたもの。ショーペンハウアーの自殺論を学ぶことができる。
なお、この『自殺について』は岩波文庫から2025年に待望の新訳が出版されている。
『幸福について』
「幸福について」を元にショーペンハウアーの思想を漫画にしたもの。ショーペンハウアーの幸福論を学ぶことができる。
一体幸福とはなんだろうか? そして、どうしたら幸福になれるだろうか? ショーペンハウアーと共に考えてみるのはいかがだろうか。
入門編
梅田孝太『今を生きる思想 ショーペンハウアー 欲望にまみれた世界を生き抜く』
100ページほどの短いショーペンハウアー入門書。ショーペンハウアーの思想や生涯、その思想が生まれた時代背景や現代的な意義などが説かれる。
ペシミズムの思想家ショーペンハウアー、彼は生きることは苦しみに満ちていると言った。であればどのように生きたら良いのか。その「ヒント」が本書に描かれている。
遠山 義孝『人と思想 ショーペンハウアー』
「人と思想」シリーズのショーペンハウアー編。第一部でショーペンハウアーの「生涯」が、第二部でショーペンハウアーの「思想」が概説される。
ショーペンハウアーの思想の全体像が分かりやすく示されるので、入門書の一冊目として最適な入門書。
上級編
『ショーペンハウアー読本』
表象、意志、倫理、芸術、宗教などのテーマからショーペンハウアーの思想に切り込む。
新たなショーペンハウアー像を獲得するのにおすすめ。
著作
ここからは著作の最新翻訳状況を紹介していきたい。興味のあるものから手に取って読んでみることをお勧めする。
藤野 寛訳『自殺について 他四篇』(2025年)(New!)
岩波文庫から40年ぶりの待望の新訳。人生について、自殺について、ショーペンハウアーの人生観察による深い洞察が味わえる。
翻訳者は『キルケゴール――美と倫理のはざまに立つ哲学』などの解説書を執筆している藤野寛氏。
他にも様々な翻訳が存在し、角川ソフィア文庫版(石井立訳、2012年)や光文社古典新訳文庫版(鈴木芳子訳、2013年)などがある。好みのものを選んでみてほしい。






