ウィトゲンシュタインがわかる!最新おすすめ入門書・解説本・著作を紹介

ウィトゲンシュタインがわかる!最新おすすめ入門書・解説本・著作を紹介

ウィトゲンシュタインの哲学を学ぶためにおすすめの本

ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタインを学ぶといってもいろいろな段階があるので、入門編から探究編まで難易度別に厳選して人気おすすめ著作を紹介することにした。

ヴィトゲンシュタイン哲学を楽しみながら知りたいという人は入門編、ウィトゲンシュタイン哲学を深く知りたいという人は発展編の著作から読むべしだ。自分のレベルに合わせて読んでみることをお勧めする。

また、他のおすすめ書物は「プラトン哲学のおすすめ入門書・解説書」「スピノザ哲学のおすすめ入門書・解説書」「ソシュールのおすすめ入門書・解説書」「論理学・分析哲学のおすすめ入門書」「本格的な人向けおすすめ世界の哲学書」で紹介している。

ぜひそちらもご覧ください。

入門編

中村昇『ウィトゲンシュタイン、最初の一歩』

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本書は予備知識のない中学生や高校生にも分かるように書かれた入門書である。

とにかく「最初の一歩」である。ウィトゲンシュタインの哲学って難しいなあと諦めていた人にも、初歩から分かるように書かれているなかなかない一冊。

古田徹也『ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』の基本-言語化できないことに意味はないの?」(New!)

2026年から刊行され始めた「すごい古典入門」シリーズのウィトゲンシュタイン編。

おおよそ100ページで思想家の主著が解説される「入門書の入門」といった読み物となっている。

ウィトゲンシュタインの場合は『論理哲学論考』が扱われる。著者はウィトゲンシュタイン研究でお馴染みの古田徹也氏。

目次や「はじめに」を見た感じ、とても読みやすく仕上がっている。さらに古田氏の作品ということもあって信頼度も厚い。良書の可能性は高い。

古田徹也『はじめてのウィトゲンシュタイン』

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「像」概念をキーワードにウィトゲンシュタインの前期と後期思想の対比に焦点を当て、その思想の根幹となる部分を追跡していく。

ウィトゲンシュタインの生涯や思考の変遷を辿るのでその全体像を掴むことができる。

著者は英語圏の現代哲学に精通している古田徹也氏。

岡田雅勝『人と思想 ウィトゲンシュタイン』

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「人と思想」シリーズのウィトゲンシュタイン編。ウィトゲンシュタインの生い立ちを時代背景も含みながら見ていき、そのあとウィトゲンシュタインの思想を前期、過渡期、後期に分けて追っていく。

生まれから晩年までを扱い入門書としては一般的な分全体像を掴みやすい。

発展編

古田徹也『シリーズ世界の思想 ウィトゲンシュタイン 論理哲学論考』

ウィトゲンシュタインの生前の唯一の著作『論理哲学論考』を分かりやすく解説する入門書。

セクションを35に分けて、『論理哲学論考』の内容に特化して解説してくれるので、『論考』を読み解きたい人にはぜひとも読んでもらいたい入門書である。

永井均『ウィトゲンシュタイン入門』

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哲学者永井均によるウィトゲンシュタイン入門。

この場合の「入門」というのは、思想の概要のようなものではなく、「ウィトゲンシュタインの哲学」への入門のことであり、ウィトゲンシュタインの哲学を通じて、永井均が哲学とはどのようなものか、その入り口を示してくれる本となっている。

簡単な生い立ちの紹介もあり、ウィトゲンシュタインの哲学を通じて哲学をしたい人への入門書である。

永井は他にカントニーチェに関する入門書や研究書も執筆しており、この本が面白かったらそちらも読んでみると良いかもしれない。

大谷弘『入門講義 ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』』

ウィトゲンシュタインの『論理哲学論考』に関する解説書。難解な『論考』の議論であるが、それを分かりやすく読み解き、さらにウィトゲンシュタインの後期哲学への連続性も視野に入れながら解説してくれる。

『論考』について理解したい人にはおすすめの一冊である。

探究編

『現代思想 総特集=ウィトゲンシュタインーー『論理哲学論考』100年』

『論理哲学論考』100年という節目に出された『現代思想』のウィトゲンシュタイン総特集。

ウィトゲンシュタイン研究の最前線に迫る。ウィトゲンシュタインを探究したい方におすすめ。

著作(文庫)

ヴィトゲンシュタインの哲学は前期と後期に分けられることが多い。

前期の代表的な著作が『論理哲学論考』でそこでは写像理論という考え方を採用していた。それを自己批判して言語ゲームという考え方に行き着くのが後期ヴィトゲンシュタインで、代表作が『哲学探究』だということに一般的にはなっている。

また生前に刊行された著作としては『論理哲学論考』しかなく、それだけに『論理哲学論考』は重要視されている。読めそうなものから手に取って読んでいただきたい。

 丘沢静也訳『論理哲学論考』(2014年)

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1918年執筆、1921年出版。彼の生前の唯一の著作である。いわゆる写像理論の立場から言語と世界の関係を明らかにし、語りうることの限界を示した著作である。

文庫では岩波文庫(野矢茂樹訳、2003年)からも出ているので、比べてみて好みの方を読んでもらいたい。

大森荘蔵訳『青色本』

1933年から1934年にかけてケンブリッジ大学で行った講義を書き留めたノートをまとめて、出版したもの。

表紙の色が青色だったことから「青色本」と呼ばれ、他に『茶色本』(1934–35年の講義)というのもある。

中村・瀬嶋訳『色彩について』(2025年)(New!)

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ゲーテの著作に『色彩論』というものがあるが、それに触発されて書いた本。

主に、1950年や1951年にケンブリッジで書かれた原稿を収録している。最晩年の思想である。

2025年にちくま学芸文庫から新たに出版。

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