デリダ哲学がわかる!最新おすすめ入門書・解説本・著作を紹介

デリダ哲学がわかる!最新おすすめ入門書・解説本・著作を紹介

ジャック・デリダを学ぶのにおすすめの本

デリダ哲学を学ぶといってもいろいろな段階があるので、入門編から上級編まで人気おすすめ著作を紹介することにした。

デリダ哲学を楽しみながら知りたいという人は入門編、デリダ哲学を深く知りたいという人は上級編の著作から読むべしだ。

自分のレベルに合わせて読んでみることをお勧めする。

他に、プラトンフッサールハイデガーベンヤミンレヴィナスドゥルーズフーコーのおすすめ入門書・解説本・著作を紹介している。

また「現代思想のおすすめ入門書・解説書」「本格的な人向けおすすめ世界の哲学書」も紹介している。

ぜひそちらもご覧ください。

入門編

高橋哲哉『デリダ 脱構築と正義』

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政治哲学や現象学言語哲学にまで詳しい高橋哲哉氏によるデリダの入門書。

難解なデリダ哲学を読み解き、彼の生い立ちから主要概念(主に脱構築)の解説まで展開している。

デリダの思想の要点がまとめられているので、デリダ思想の全体像を知りたい人にはこの一冊である。

上利博規『人と思想 デリダ』

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デリダの生涯からデリダの思想形成を紐解き、デリダの基本概念「脱構築」や「差延」なども解説してくれるデリダ思想の概説書。

デリダの入門書の類では最もとっつきやすい一冊である。

仲正 昌樹『〈ジャック・デリダ〉入門講義』

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アーレントや「現代哲学」の入門書でお馴染みの仲正氏によるデリダの入門書。

デリダの著作を読解し、「脱構築」「差延」「代補現前の形而上学」「エクリチュール/パロール」といった独自のデリダ概念を丁寧に解説してくれる。

デリダ思想の核心を捉えるのに便利な一冊となっている。

斎藤慶典『デリダ なぜ「脱ー構築」は正義なのか』

「シリーズ・哲学のエッセンス」のデリダ編。

約120ページの軽いデリダ入門書なので、とりあえずデリダに触れてみたいという人におすすめの一冊。

デリダの根本概念「脱構築」について解説をしている。

発展編

森脇透青/西山雄二他『ジャック・デリダ「差延」を読む』

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デリダが38歳の時に発表した「差延」論文を講演の場で解説したものを本にしたのが本書である。

本書はさらにその講演に対する研究者の応答も大幅な加筆を加えて収録されている。

ある程度デリダの思想を知っておいた方が良いが、「差延」概念いついて知りたい人やデリダ研究を始めたい人にはうってつけの入門書となる。

著作

ここからは最新の著作刊行状況をその著作の執筆背景とともに紹介していきたい。

デリダ哲学に挑戦しようとするなら、初期の代表作と呼ばれる『エクリチュールと差異』『グラマトロジーについて』などが良いだろう。ただし難解である。

なんにせよ、興味のあるものから手に取って読んでみることをお勧めする。

林好雄訳『声と現象』

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1962年、フッサール『幾何学の起源』のフランス語訳に長い序論を付けて出版したデリダは、すでにフッサールの言語理論や意識の時間性の問題に注目していた。

そして1967年、フッサール現象学の『論理学研究』や『イデーン』における「表現」(Ausdruck)と「意味」の概念を批判的に検討し『声と現象』を発表。

「差異」(différance)や「痕跡」(trace)の概念を導入し、新たな言語理論を展開する。

翻訳はこの文庫版があるので、非常にありがたい。

関連記事:『声と現象』第五章における『内的時間意識の現象学』批判の検証
     『声と現象』における時間論について

足立和浩訳『グラマトロジーについて』

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『声と現象』で言語理論の新たな可能性を描いたデリダであるが、1967年、今度はテクスト解釈の理論として『グラマトロジーについて』を発表する。

新たにソシュールの思想から影響を受けていたデリダは、西洋の形而上学を「ロゴス中心主義」として批判。

さらに、レヴィ=ストロースルソーの言語論にも批判の矛先を向け、その「ロゴス中心主義」を露わにし、他方で自らの「脱構築」の思想を言語論の基礎に据えていく。

デリダの著作の中でも特に難解とされる著作である。

谷口 博史訳『エクリチュールと差異』

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『声と現象』『グラマトロジーについて』と同じく、1967年出版。

痕跡、差延、脱構築などのデリダ的概念を展開し、フーコーレヴィナス、アルトー、フロイトバタイユ、レヴィ=ストロースらを読解していく。

関連記事:フーコー=デリダ論争とは何か|意味をわかりやすく解説

藤本一勇訳『アデュー エマニュエル・レヴィナスへ』(2025年)(New!)

「暴力と形而上学」(『エクリチュールと差異』)でレヴィナスを批判したデリダだったが、のちにレヴィナス哲学から大きな影響を受けるようになる。お互い友人関係でもあり、哲学的に刺激し合う仲だった。そんななかレヴィナスの訃報が届く。

1995年のパンタン墓地にて読み上げられたレヴィナスへの弔辞「アデュー」。1996年「エマニュエル・レヴィナスへのオマージュ」で講演「迎え入れの言葉」の二つを収録。

主著というわけではないが、文庫なので安く手に入る。

他に文学や映画・偉人作品にも挑戦してみよう

本記事ではデリダの入門書・解説書・著作を紹介しましたが、他に文学や映画作品、偉人の生涯などを嗜むと、より一層哲学を楽しめると思います。

夏目漱石は「夏目漱石のおすすめ作品」、芥川龍之介は「芥川龍之介のおすすめ作品」、ル=グウィンは「ル=グウィンのおすすめ作品」、ヘッセは「ヘルマン・ヘッセのおすすめ作品」、新海誠は「新海誠のおすすめ人気映画作品」スティーブ・ジョブズは「ジョブズを知るためのおすすめ本」、アインシュタインは「アインシュタインのおすすめ入門書・解説書」で紹介しています。

ぜひそちらもご覧ください。

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