- 2022.05.10
霊魂不死説と魂の個別性について
はじめに これより『パイドン』における霊魂不死説について論じる。ソクラテス[1]によると、魂は死に […]
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はじめに これより『パイドン』における霊魂不死説について論じる。ソクラテス[1]によると、魂は死に […]
先行研究 – E・イェンチュの場合 暗い夜道を歩いていてふいに立っている人が視界に入る […]
デリダ時間論の概要 山形(1984)は『声と現象』第五章をうけてデリダの時間論を批判している。今回 […]
大澤真幸の概念ー第三者の審級 大澤真幸の議論でお馴染みの「第三者の審級」という概念は、大澤の議論だ […]
理想の時代、虚構の時代 私たちが生きているこの時代は、他の時代と比較して一体どのような特徴を持つと […]
二つの無意味 一方の〈意味がある無意味〉とは、無限の多義性としての無意味である。 「無限に多義的」 […]
はじめに デリダは『声と現象』第五章「記号と瞬き」においてフッサール『内的時間意識の現象学』(の要 […]
ハイデガーにおける存在するもの(Seiende)の種類 『存在と時間』でハイデガーが行った分析は存 […]
意味 私たちは日常的に不安を覚えたりする。明日の約束事とかこれからの人生のこととか。こういった日常 […]
意味:昔は能動態ー中動態だった? 中動態とは何か。 中動態の字面だけみると能動態と受動態の中間だ […]
はじめに 今回の主題は「時間」である。現象学にとって時間はもっとも重要でありかつ難解なテーマの一つ […]
フーコーの生権力 1976年にフランスの思想家ミシェル・フーコーの『性の歴史』第1巻『知への意志』 […]
啓蒙の前提条件 : 未成年状態とは 啓蒙思想とは一般的に理性を偏重する思想であり、理性によって世界 […]
ハイデガーとキルケゴールとヘーゲル ハイデガーの『存在と時間』には「不安」という気分に関する記述が […]
まえおき 哲学とは何か: 知を愛すること まず「哲学= φιλοσοφία 」という言葉から見てい […]
思弁的実在論の発端 ゴールドスミスでのワークショップ 思弁的実在論という名称は、2007年にロンド […]
レヴィナスの問題設定 エマニュエル・レヴィナスという哲学者をご存じでしょうか。 彼は、リトアニア […]
ところで、その人と作品に慣れ親しんだすべての人たちと同じように、私はこの哲学者が実践する思索の二つ […]
いざ、懐疑の底なし沼に沈みゆかん 私は3年ほど前まで大学院でヒュームについて研究していた。今回は、 […]
ヒュームを学ぶ人のために ヒュームとはどんな人物か デイヴィッド・ヒューム(David Hume 1 […]
『知覚の現象学』の訳者竹内芳郎の訳注について。『第六デカルト的省察』は存在しない? 「竹内の訳注」 […]
人物 マルク・リシール(Marc Richir, 1943-2015)。ベルギー・シャルルロワ出身 […]
メルロ=ポンティを学ぶ人のために 経歴 モーリス・メルロ=ポンティ(Maurice Merleau […]
序文 この論文では主に大乗仏教において重要とされる資料、『根本中頌』(通称『中論』)、『歎異抄』を […]
概要 現存在〔Dasein〕とは、『存在と時間』で分析の主題となる「現というあり方をもった存在」の […]
『パルメニデス』九つの仮定? まず『現象学研究(I, II, III)』の一文を見てみよう。 事実、 […]
意味 フッサールが編み出した現象学的概念。現象学では、正しく事象を捉えるために、まず普段暗黙のうち […]
意味 フッサールの哲学の方法的概念。フッサールの『イデーン I』という著作では「自然的態度の一般定 […]
意味 アンチノミー(Antinomie)は、ドイツの哲学者イマニュエル・カントが有名にした哲学的概 […]
現象学運動史 連綿と(一応現代まで)続いてきた現象学だが、その歴史は一般に現象学運動史と呼ばれてい […]